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2019年3月20日 (水)

新井さんの引退セレモニー

皆さん、こんにちは。お久しぶりです。3月も半ばを過ぎました。今月は娘の引越しの手伝いや、学会の準備、クリニックのスタッフのことなどでバタバタしており、更新が遅くなりました。そうこうしているうちに、明日は春分の日ですね。以前も何回もお話していますが、この時期が一番紫外線に当たる時期ですので、お出かけの際は日焼け止めをしっかり使用してください。春分の日と秋分の日はいずれも太陽が真東から出て、真西に沈み、昼が12時間、夜が12時間と同じ条件となります。すなわち、降り注いでくる紫外線の量も同じとなります。ところが、気温がまったく異なりますね。3月は寒い、9月は暑い。ですから、昼間外に出ると、3月はお日様を求めてつい日なたに出てしまうのです。しかも、日に当たると気持ちいいので、何時間でも日を浴びることができます。一方9月は暑いので日陰を求めてしまい、木陰に逃げます。以上のように、3月は日光を浴びようとする、9月は日光を避けようとする、と体が勝手に動いてしまうのです。加えて、3月は冬が終わったばかりですので、昨年の日焼けによって黒くなっていた皮膚が白くなっています。その状態で日に当たるので、ますますダメージが強くなります。9月は、夏を超えていますので、それなりに黒くなっていますから、紫外線によるダメージも軽減されます。3月、危ない季節です。シミ、そばかす、しわが気になる方はくれぐれも油断なくお過ごしください。

先日、新井さんの引退セレモニーが行われましたね。オープン戦の前に始球式が行われ、25番のユニホームを着た新井さんが登場、二人の息子さんたちが左右のバッターボックスに立ち、彼らに向けて投球しました。さすがこの前まで現役だっただけあり、緩い球でしたが、ストライクでした。本当にお疲れ様でした。山本浩二さんやサプライズの黒田さんの登場もあり、心に残るセレモニーでした。現役時代、新井さんの笑顔、ハッスルプレーで勇気づけられた人は数知れないと思います。彼のキャラは余人をもって代えがたいですが、アンパンマンこと松山選手や、菊池選手、あるいは、長野選手らが彼ら自身のキャラを確立し、カープを引っ張ってくれるといいなと思っています。ありがとう新井さん。これからもカープの発展のために力を貸してくださいね。

サンフレッチェに関しては、昨年9月から半年にわたり勝ちがなく、3月9日にようやく勝ちをつかみ取りました。勝つということが、これほど難しいものかとつくづく思いました。今年の開幕、対清水戦は1点先制されるも、後半、新加入の元スウェーデン代表のエミル・サロモンソン選手が同点ゴールと、引き分けでスタート。第2戦は磐田とホームで0-0のスコアレスドロー。また勝てませんでした。しかし、3節のセレッソ大阪戦では、開始早々またエミル・サロモンソン選手が相手のバックパスを素早く奪い、無人のゴールにシュート!!相手のミスを見逃さない熱心なプレーが今季Jリーグ初勝利につながりました。ここから調子を上げてきたサンフレッチェ、次のACLでは、本田圭介選手所属のメルボルンVとホームで戦いました。開始早々東選手の先取点で勢いが生まれました。その後本田選手の倒れこみながらの技ありシュートで同点に追いつかれましたが、後半試合終了間際に渡選手のヘディングで勝ち越し、そのまま勝ち切りました。やりました~~。そしてJ1第4節、対松本戦では、後半に柏選手がドリブルで持ち込んで、右足でゴール右隅に狙い澄ました素晴らしいシュート。そしてこの1点を守りきり1-0で勝利。結局、なんだかんだと言っても今シーズンサンフレは無敗で、いつの間にか4位に浮上していました。そして、この勝利でホームでのリーグ戦通算200勝を達成しました。おめでとう!!現時点で負けていないチームは1位のFC東京とサンフレだけです。また総得点3は下から5位で、本当に点が取れません。しかし失点もわずか1でこれは1位です。しっかりした守備力があり、最少得点で勝ってきているということですね。その立役者はGKの大迫選手でしょう。今までの正GKの林選手が怪我で出られない中、代わりで出場していますが、グングン成長しています。もともとU16からずっと日本代表にも選ばれて来ており、逸材ではありましたが、今回もU20日本代表にも選ばれ、若手No1キーパーとなってきています。これからは連係プレーをしっかり行い、攻撃力に磨きをかけ更なる上位を狙えるように頑張ってほしいと思います。

今週の日曜日、将棋NHK杯の決勝が行われました。決勝にコマを進めたのは、羽生善治九段と、郷田真隆九段と、超重量級の戦い(すなわち、元タイトルホルダー、A級棋士同士の戦い)となりました。現在八つのタイトルがありますが、タイトルホルダーの最年長は渡辺明二冠の34歳であり、広瀬章人竜王が32歳、佐藤天彦名人が31歳、後は20代が3名となっており、若手が強いということになっています。しかも、NHK杯は考慮時間が5分+10分の早差し棋戦であり、反射神経が要求されるため、若手有利とされています。その中で、決勝戦が48歳の羽生九段と、47歳の郷田九段でしたので、まだまだ若いもんには負けんという、中年棋士の意地が見えたような気がしました。ちなみにベスト4は上記二人以外には森内九段、丸山九段という、これまた元タイトルホルダー、A級棋士ばかりで、これも強いから上まで来るわけですので、当たり前でもありますが、4人全員1970年生まれ(郷田九段は1971年3月生まれですので、全員同級生)という珍しい状況にびっくりしました。結局羽生九段が歩打ちから手を作ってそのわずかな手がかりから郷田九段に襲い掛かり、きれいに勝ちまでつなげたのでした。これでNHK杯は11回目の優勝となりました。1回でもすごいのに、11回ですよ。本当に神といわれるだけの人ですね。タイトルも99個とあとひとつ取れば区切りの100個となります。まだまだ強い羽生九段、100個目のタイトルはどの棋戦でしょうか。楽しみは尽きません。