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2019年10月 8日 (火)

スポーツ盛り上がってます。

皆さん、こんにちは。10月に入り、朝夕がめっきり涼しくなりましたね。昼の気温も30度に届かない日も多くなり、過ごしやすい気候となっています。ただ、朝夕の気温の低さは予想外で、シャツ一枚だと肌寒く感じることがあります。学生時代、10月から衣替えで冬服になったことを思い出しました。当時は、その時期はまだ暑い記憶があり、なんでこんな暑い日に詰襟を着ないといけんのんかな、と思ったことを覚えています。

こんな時期には、風邪ひきとじんましん、多形紅斑(四肢を中心とした対称性の赤い膨れ、小さいぶつぶつなどがでる病気です)に注意です。以前のブログにも書いたのですが、こういう暑い寒いをまたぐような温度変化がある時期(朝は涼しい~寒い、昼は暖かい~暑い)は体温を一定に保とうする自律神経が、暑くなったり寒くなったりに対応するのに大変で、その結果、自律神経失調状態になり、めまい、耳鳴り、吐き気などが生じたり、そのストレスで、じんましん、多形紅斑などが生じたりしやすくなると言われています。当院でも、じんましんの患者さんは最近では一日に5人以上来られますし、多形紅斑の患者さんも多く来られます。早めの就寝などで体調を整えてください。

最近、日本のスポーツ界がにぎやかですね。まずラグビーワールドカップです。ホスト国としてちゃんとできるかなと心配していた向きもあるようですが、なんと、格上(一時世界ランキング1位)のアイルランドにも、結構強豪として知られるサモアにも、またロシアにも勝って、現在A組(プールA)で3連勝で1位です。本当にすごいです。次節のスコットランド戦、これまた強豪国ですが、に引き分けか勝ちで、初の決勝戦進出となります。たとえ負けたとしても、4トライを挙げ、7点差以内での負けなら、文句なし突破です。ここを突破したら、いきなりベスト8となりますが、何とかここまでたどり着いてほしいです。ラグビー選手を見ていますと、皆でっかいけれど走れるし、最強のスポーツマンだと思います。多くの選手は優しくて力持ちですので、世の中の女子を虜にしているのではないでしょうか。

ドーハの世界陸上も盛り上がっています。時差の関係で、なかなかリアルタイムでは見られませんが、競歩では、50kmでは鈴木雄介選手が、20kmでは山西利和選手が、2位以下を大きく離して優勝しました。2人は一緒に練習する仲間で、お互いを高めあってさらに進化しています。鈴木選手は20kmの世界記録保持者ですが、今回の選考では20km4位で代表になれなかったため、50kmにエントリーしたようです。お二人とも、すごい戦略家で、歩きながら自分の脈拍を測って体調の目印にしたり、どのタイミングで仕掛けるとか、どれくらいのスピードで行くとか、すべて計算しているようです。その歩きを行ったら、2位以下がついてこられず、自然に優勝となったとのことです。暑いドーハでの経験が来年の東京できっと生かされるはず。お二人に東京オリンピックでのメダルを期待したいと思います。

また、男子100mX4のリレーが偉業を達成しました。多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン・アブデル・ハキームの4選手がバトンをつないで、日本は37秒43のアジア新記録で銅メダルを獲得しました。2位のイングランドとはわずか0.07秒差でした。最終のサニブラウン選手が200mで世界ランキング15位のネサニエル・ミッチェルブレーク選手に交わされてしまいましたが、それでも日本記録更新、アジア記録更新でのタイムですので、とてもよい走りだったと思います。まだまだ早くなる予感のする日本男子リレー。来年の東京でもいい走りを期待したいです。

次いで女子テニスでは、中国オープンで大坂なおみ選手が、ジャパン女子オープンに次いで、2大会連続の優勝を飾りました。ジャパンオープンでは4試合戦い、すべてストレート勝ちでしたが、今回は6試合戦い、特に準々決勝と決勝では第一セットを取られる不利な状況から、第二第三セットを取り返し逆転で優勝しました。決勝は現在世界ランキング1位のアシュリー・バーティ選手に勝ったので、これは自信になると思います。この優勝で、大坂選手の世界ランキングが4位から3位にアップしました。もともと1位にいましたので、なんだかこの順位でも物足りなくなるのが不思議ですね。コーチを何人か交代してきていますが、彼女の場合メンタルが重要だと私は思っています。気持ちよくさせてくれ、かつ、伸ばしてくれるコーチが早く見つかってくれれば、一層の飛躍が期待できるでしょう。

広島のバスケットチーム、ドラゴンフライズが、新規加入メンバーを引っ提げて、現在B2リーグの西地区を5勝1敗の1位で快走中です。結構個性が強い選手が集まっているようで、攻撃力は半端ないです。あとはチームとしてまとまってプレーができるかがカギと言われています。ただ、それぞれの選手の能力が高いので、お互いにリスペクトできれば一気に念願のB1昇格が狙えると思います。頑張れ~ドラゴンフライズ!!

続いてはサンフレですね。先日は超高給取りのイニエスタを擁する神戸に対し、クラブ得点タイ記録に並ぶ6点を入れ、6-2で快勝しました。6月14日から続いていた負けなしが、9月14日の横浜Fマリノス戦で途切れていました。次の名古屋戦も、後半は相手のシュートを1本に抑えるなど、サンフレッチェが名古屋を押し込み続け、ほぼハーフコートゲームでした。何度も決定機つくりだし、結局10本のシュートを打つも、相手の粘り強い守りもあって最後までゴールを割ることはできず試合終了。結局前半に上げた1点と、相手に一瞬のすきを突かれて取られた1点とで1-1の引き分けで、今年の課題となっている決定機を逃すいつものサンフレであり、フラストレーションたまりまくりでした。神戸は強いだろうな、大丈夫かなと思っていたところ、予想だにしない展開で大満足。細かいパス回しで崩す展開あり、直接フリーキックあり、怒涛の波状攻撃からの追加点あり、とファンにとってはたまらない試合となりました。現在Jリーグ5位です。3位以内に入るとACLに出る権利もあり、賞金も多くなります。3位とは勝ち点で5つの差がありますが、勝ち続けるとチャンスはきっとあると思います。最後まで突っ走れサンフレッチェ!!

最後にカープですね。今年は最後に大失速している間、4位だった阪神が最後に6連勝と最終戦で順位が逆転し、CSを逃す4位となってしまいました。その阪神は終盤の好調を維持し、CS1stステージ、対DeNA戦を突破して、巨人との日本シリーズをかけた6試合に臨みます。DeNAとの初戦は圧倒的不利の1-7から逆転勝ち、第2試合は負けましたが、今日も2-1で僅差のゲームをものにして、勝ち上がりました。このまま巨人も撃破し、巨人に煮え湯を飲ましてやってほしいと思います。すると、ナベ恒さんがぶうぶう言い出して、1位のアドバンテージは今は1勝ですが、2位以下のチームは1敗でもしたらもう終わりとか、CSのあり方が希望する方向に変わるではないかなと勝手に妄想しています。やはり1位のチームに対する価値をしっかり理解して、2位以下は、ラッキーチャンスくらいと思ってほしいですね。

それと、来年のカープの監督は佐々岡真司さんになりました。久しぶりの投手出身の監督ですし、先発も押さえも経験し、あらゆる投手の気持ちのわかる人のようです。今年は投手陣がボロボロでしたので、何とか立て直して、来期は頑張ってほしいと思っています。また、投手コーチには広島一筋20年、横山竜二さんが就任しました。RCCで上手に解説をしていましたので、理論派かと思っています。監督と一緒に投手陣の立て直しをお願いしたいと思います。