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2018年2月12日 (月)

オリンピックが始まりました。

皆さん、こんにちは。相変わらず寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。今、インフルが猛威をふるっており、広島でも学級閉鎖が相次いでいます。その子供達からインフルをもらった大人たちも増え、家族全員がダウンという家庭もあるようです。インフルは手からうつると言われており、うがいもさることながら、手洗いがとても重要なようです。人混みから帰ったら、手洗い、うがいをしっかりおこなってください。また、ウイルス感染症は特に免疫力の低下で発症しやすいので、疲れ、睡眠不足、栄養不良、ストレスにはくれぐれも気をつけてください。私も、20年くらい前の勤務医時代に家族皆でインフルにかかり、家族で川の字で寝ていたことがあります。妻と娘はワクチンを打っていたので、38度くらいの発熱でとどまり比較的元気だったのですが、私は油断していて、ワクチンを打っておらず、40度の発熱が出ました。当初は解熱剤は使うと治りにくくなる(高熱の方が、ウイルスにダメージを与えやすい)ので頑張って耐えていましたが、吐く息がゴジラの炎かと思うくらい熱かったので、耐えきれず座薬を入れました。すると、すぐ38.5度となり、とても楽になったという記憶があります。38.5度は、普段からすると高熱ですが、40度からすると、かなりの解熱ですね。皆さん本当に気をつけてください。

先週末についに平昌オリンピックが始まりました。ただ、今年は因縁のある韓国での開催なのかどうか、自分でもわからないのですが、今までのオリンピックと比べて、全く興味が湧きません。いつもは、日本人選手が出る時間になると、テレビの前にかじりついていたのですが、今は新聞で結果を見る程度で、あ〜そうなのか、という感じです。今のところ、決勝に進んだ選手もいますが、メダルは0個ですね。金メダル候補も複数いますが、4年に1度の開催ということで、その時にたまたまうまくいってメダルをもらえる人もいれば、平常心が保てなかったり、天候に影響されたりで実力が十分出せないで終わってしまう人もいて、本当難しいと思います。それより、ジャンプなどだったら、1年間通して競技があるW杯の方が、実力がわかりやすいと思います。しかし、それはそれで、多くの人の心に残るのはオリンピックメダリストですので、やはりオリンピックというのは特別なのでしょうね。今から出てくるであろう、小平奈緒さん、高木美帆さん、羽生結弦さん、宇野昌磨さん、高梨沙羅さん、平野歩夢さん、渡部暁斗さんなど、メダルが期待される選手も多くおられます。本当に平常心で、普段通りの力を出して欲しいと願っています。行け行け日本!!

夜になり、ネットを見ていますとなんと、2名の選手がメダルを獲得しているではないですか。メダル第1号はフリースタイルスキー 男子モーグルの原大智さん、この種目日本人男子初のメダルです。1回目1位だった遠藤尚さんは、2回目途中でコースアウトして3回目の決勝に進めませんでした。原さんは、2回目は1位通過だったようですが、3回目の決勝では、1位に届きませんでした。しかし3回とも81~82点台の安定した滑りを見せてくれました。まだ20歳ですが、中学校卒業後よりカナダで練習を積み重ねてきたという経歴で、外国人に対する特別な感情や、外国だからという緊張はないのだと思います。まだ若いので、これからも期待のできるスキーヤーだと思います。

もう一人は高木美帆さんが、1500mで銀メダルでした。彼女は今シーズンW杯で4勝をあげており、優勝候補の一人でしたが、惜しくも銀メダルでした。しかし、1〜4位までの中で、高木さん以外はオランダの選手という、スケート王国のオランダの一角を破ってのメダル、やはりすごいと思いました。短距離が得意な小平奈緒さんは、6位入賞と、まずまずの滑りだったと思います。なんせ、1100mまでは、1位のラップでしたので。今回のオリンピックでは、2本滑っての合計タイムではなく、1回の滑りのタイムで競うことになりましたので、一発勝負的な要素が大きくなりました。本数を重ねることで、実力がわかると思う私は、本当の実力もさることながら、運も味方するような仕組みを採用したのはどうなのかなって、思っています。

お二人ともお疲れ様でした。そしておめでとうございます。

追加です。今日は最後に女子ノーマルヒルのジャンプがあり、1回目3位につけていた高梨沙羅さんが、2回目もきちっと飛んで、銅メダルを獲得しました。前回のソチオリンピックでは、絶好調の中、プレッシャーに負けて4位だった高梨選手、4年間で技術も心も成長しました。特に今シーズンはW杯でもほとんど勝てずこのオリンピックに乗り込んできましたが、最後にきちっと合わせてくるところはさすがです。表彰台の3名は、今期のランキング上位3位そのままであり、実力通りの結果となりました。こんなのを見ていると、実力通りと思えて、納得できます。高梨さん金メダルではなかったけど、前回の忘れ物を少しは取り戻せたのではないかなと思います。おめでとうございます。