院長のひとりごと

2024年7月15日 (月)

カープ打てん (+_+)

皆さん、こんにちは。今は梅雨なので、雨が降るのは当たり前ですが、今年はなんだか、降っている時間が短い気がします。ただ、降り出したらひどいので、トータルの降水量としては例年並みになるのかもしれませんが・・・。現在は九州の方で線状降水帯が発生している様子。いつどこに発生するかなかなか予測も立ちにくいみたいですので、我々も注意して生活していきましょう。ちなみに私の自宅には、口に入れるものはローリングストックをするようにしています。一応スマホ充電や少しの電気製品は使えるようにバッテリーは置いてあり、年に1回は充電状況を確認しています。

14日にトランプ前大統領が狙撃されました。日本では安倍晋三元首相が、狙撃されお亡くなりになりましたが、それを彷彿させる大事件でした。といっても、トランプさんは現役の大統領ではないので、安倍元首相の時とは少し異なってはいますが。トランプさんは銃規制反対派ですので、銃が使用されることについてはどうのこうの言える立場ではないですが、誤った使い方ができないようにはすべきかと考えます。ただ、日常的にすべてボディーチェックをするわけにも行かず、銃が日常にあるということは、こういう予期せぬ事が起こるリスクが決して低くならないということだと思います。日本では銃規制があるにもかかわらず、銃を用いた事件が時々起こるのですからなおさらです。巻き添えになった方は本当にお気の毒です。アメリカも銃規制をすべきだけどなぁと個人的には思っています。

今日のカープはDeNAとでしたが、1-6で負けてしまいました。7月に入って3勝7敗と大きく負け越しています。首位だったのに、あっという間に4位に落ちてしまいました。ヤクルトに連勝して、ちょっと戻して、でも今は3位ですね。しかし打線がカスですね。10試合の得点を並べてみると

対阪神 0、1、7 で1勝2敗  安打数 5,3,10

対中日 0、1。1 で3連敗  安打数 4,4、3

対巨人 3 で1敗  安打数 5

対ヤクルト 4、1 で2連勝  安打数 10、9

対DeNA 1 で1敗 安打数 4

なんと5安打以下の日が7回もあり、全部負けています。こんな状況で、打率10傑に小園、野間、秋山と3人も入っているのが超不思議です。首位の巨人は1人、2位のDeNAは3人、阪神は0です。本当に彼らは打っているのか?と思ってしまいます。一方投手陣はすごいですね。よく頑張っています。防御率10傑に4人も入っています。その中でも圧巻は大瀬良投手。打線がこんな状況なので、勝ててないためたった4勝ですが、防御率は驚異の0.88。もし10勝もできずに、でも防御率1点未満だったら、ほんと打線が「どカス」だったということの証明ですね。おっと言葉が悪くなってしまいました。ただ、それだけ投手陣の頑張りに打線が応えていない、もう悔しい思いがいっぱいなのでした。

サンフレッチェ広島は昨日は大橋選手の技ありの値千金のヘッドで1-0で福岡に勝利。5位に浮上しました。大橋選手は今年、湘南から広島に来ましたが、今シーズンオフ、慰留に努めた湘南に加え、広島、福岡、C大阪、鹿島、G大阪など6クラブ以上が獲得に名乗りを上げていたという注目されるFWの選手でした。その獲得競争の中で昨年3位の広島に興味を持ってくれ、縁もない広島の仲間になってくれました。新しくできたピースウイングスタジアムもよかったのかもしれません。その実力に違わず今年はすでに10得点。日本人ではトップです。サンフレでも10点を超えたのは2020年のレアンドロペレイラ選手以来、日本人としては2015年の佐藤寿人選手以来の快挙です。大橋選手は昨年は湘南で自己最多の13得点していますが、今年はそれを上回る自己最多を更新してほしいです。

守備の方ではGK大迫選手の好セーブが光りました。相手の佐藤選手のシュートを左足一本ではじき出しましたし、彼の力が無くては勝てなかったかもと思いました。しかし心配はFWのソティリウ選手とMFの満田選手が負傷退場したことです。結構多くの選手が負傷で出られない状況です。先発と控えに少し実力差があるとも言われていますが、天皇杯ベスト16に入っており、控え選手も含めてとても頑張っていると思います。力を合わせて勝っていけ!

ゴルフでビッグニュースが飛び込んで来ました。女子のメジャー大会エビアン選手権で身長153センチの小柄な古江彩佳選手が初制覇しました。先月だったかな、笹生選手が全米女子オープンで2回目のメジャー制覇をしていますが、それに続けと古江選手も日本人通算5人目となる快挙達成です。今回の古江選手は2日目まで首位でしたが、3日目にスコアが伸ばせず13アンダーと2位に後退。最終日も前半を終わって3位になり、12番でボギーをたたいてしましたが、ここからがすごかった。14、15,16番と連続バーディー。しかも14,15番はいずれも10mを超す長さを一発で入れてバーディーを奪いました。恐らくゾーンに入っていたのではないかと推測します。そして3人が並んで17アンダーで迎えた18番で、一人はすでにホールアウト、もう一人はバーディーで18アンダーにしましたが、古江選手はなんとイーグルで19アンダーとなり、逆転優勝となりました。彼女は前回の東京オリンピックも出場を逃し、今回のパリ大会も出場を逃しましたが、メジャー制覇で新たな勲章を手に入れました。おめでとう、古江選手。

2024年6月20日 (木)

色んな事が起こっています。

皆さん、こんにちは。今日は少し涼しかったですね。梅雨は入りそうで入らないという、6月の下旬だというのに、一体どうなっているのでしょうか。予想では少雨ではないとのことですので、短い梅雨に大量の雨が降るというと言うことでしょうか。現在は南九州で梅雨前線が停滞しているため、大雨になっています。線状降水帯になる予想も出ているようでとても怖いですね。大きな災害にならないことを祈ります。

6月は、色んな出来事がありました。私がカラスにアタックされたのはまあいいとして、7日には大瀬良投手がマツダスタジアムでロッテを相手にノーヒットノーランを達成しました。マツダスタジアムでは初の快挙、カープでも五人目という快挙でした。ちなみにカープでは外木場投手が2回のノーヒットノーラン、1回の完全試合を達成しており、ぶっちぎりのすごさですが、次いで藤本投手(正直、名前も聞いたことがありませんでした)、前監督の佐々岡投手、そしてマエケンこと前田投手、そして今回の大瀬良投手となります。三振はたったの2個、これはかなり少ない記録で、残りの25アウトはゴロやフライでアウトということになります。完全試合ではないので、エラーは大丈夫としても、きわどい当たりだとヒットになることもあるので、野手の皆さんも大変だったでしょうね。ちなみに大瀬良投手も外木場投手も奇しくも背番号14でした。いい番号かもしれません。また、防御率も両リーグを通じて1位で、なんと1点以下と驚異の記録です。去年は負けの方が多かった大瀬良投手が、本当に復調してきました。もう終わったと言われたこともあったようですが、今の状態だと、まだまだ大丈夫そうです。カープは交流戦2つの勝ち越しで、負け越した阪神、巨人を抜いてなんと首位になっています。これもとてもうれしいニュースです。カープ優勝まで、全員で頑張ってほしいです。

バスケではドラゴンフライズはBリーグで優勝したため、日本代表としてバスケットボールチャンピオンズリーグアジアに参加し、3位とこれまた大健闘でした。そして、悲しいお知らせとしてカイル・ミリング ヘッドコーチの退団、そしてうれしいこととして、後任として朝山選手の監督就任がありました。バスケットは野球とは違って、リーグ終盤にさしかかることなく、来季の編成を行うようです。シーズン途中まであまり調子が良くなかったので、ミリング監督の今シーズン限りの退団が決まっていたようです。ただ、そこから怒濤の追い上げで西地区3位に滑り込み、さらに下剋上で、並み居る上位陣をうち破って、ワイルドカードからの逆転優勝という快挙を成し遂げたのでした。ミリング監督はこれだけの敏腕監督ですので、さっそく来季は群馬クレインサンダーズで指揮を執ることが決まりました。さすがです。来季は広島は追われる立場となります。朝山監督の下、一致団結していい試合をしてほしいです。

バレーではバレーボールの世界最強国決定戦・ネーションズリーグ準々決勝で、女子日本代表(世界ランク7位)は中国(同6位)と対戦し、セットカウント3-0(25‐21、25‐21、25‐22)のストレート勝ちで3大会ぶりの準決勝進出を決めました。これで初のメダル獲得へ王手をかけたこととなりますが、どうやら中国はパリ五輪をにらんでいて、2軍級の選手がメインだった様子。22日の準決勝で日本は、ブラジルとタイの勝者と対戦しますが、ここで頑張りすぎてパリで失速するのも面白くないし、かといってここまで来て手を抜くのも日本らしくないし、で難しいところですね。できる範囲でベストを尽くしてほしいとは思います。男子もパリ五輪出場は決めており、ネーションズリーグでは現在6位です。美男子揃いのようですが、実力もあり、人気上昇中。頑張れ日本。

ゴルフでは女子の笹生優花選手が全米女子オープン(5月30日~6月2日)で3年ぶり2度目の優勝を果たしました。2度のメジャー制覇は日本人初です。その他1度でもメジャーに勝った選手は、

女子では
・樋口久子 1977年「全米女子プロゴルフ選手権」
・渋野日向子 2019年「AIG全英女子オープン」
・笹生優花 2021年&24年「全米女子オープン」

男子(レギュラー)
・松山英樹 2021年「マスターズ」

男子(シニア)
・井戸木鴻樹 2013年「全米シニアプロ選手権」

で笹生選手以外はたったの4人しかいません。松山選手がメジャーを取った時に丁度テレビの中継を見ていましたが、解説のまるちゃんこと丸山選手は、「生きているうちに日本男子がメジャーを制するところを見られるなんて嬉しすぎる」とか言って、泣いていました。日本男子ゴルファーの悲願だったようです。他の有名なゴルファーたちも泣いていたので、それだけすごいことをしたんだなと思ったことを覚えています。

渋野選手も2位となり、日本人がワンツーフィニッシュとなりました。ほんとすごいですね。男子も松山選手をはじめパリ五輪にも出場するようですので、全力を出し切って欲しいです。

そして、今日、私の趣味の将棋界で、激震が走りました。8冠だった藤井聡太叡王が、伊藤匠7段との5番勝負最終戦で、伊藤匠7段に敗れ、2勝3敗で叡王のタイトルを失ってしまいました。伊藤7段とは同じ学年(2002年生まれ)ということで、小学校時代からライバルとしてよく戦っていたようですが、伊藤7段は藤井8冠に3回目の挑戦でようやくタイトル奪取となりました。羽生さんが7冠全タイトル制覇していたときは、当時5段だった三浦さんと棋聖戦を戦い、1996年(平8)7月30日の第5局、2勝3敗となり棋聖を失い、6冠に後退しています。7冠全制覇は同年2月14日からでしたので「168日天下」で終わっています。藤井7冠は今回の敗戦で「254日天下」となりました。羽生さんは以後7冠完全制覇は成し遂げられておらず、藤井7冠が8冠に返り咲くかが新たな興味になりました。しかしそのためには、7冠すべて防衛する必要があります。名人戦は豊島9段相手に防衛、棋聖戦も山﨑8段に2連勝と防衛にあと1勝としています。王位戦では渡辺9段が挑戦者に決まりましたし、王座戦では広瀬、羽生、鈴木大介、永瀬九段と大物がベスト4に残っています。挑戦者は準備万端で藤井7冠に挑んできますが、タイトル戦が続く7冠は、そこまでの対戦者を絞っての研究は時間がなく、キチンとはできないでしょう。その状態で、挑戦者に勝っていかないといけないので、それはそれは大変なことと思います。また、来季叡王戦では本戦からの出場ですが、そのトーナメントでは4連勝が必要となります。持ち時間は3時間ですので、そこまで長くはなく、ちょっとしたミスが出る可能性もあり、挑戦者には簡単にはなれないかもしれません。

色んな出来事があり、わくわく楽しみですね。今度はパリ五輪ですか。いや、やはりサンフレ、加えてどうしてもカープは外せませんね。

2024年6月 5日 (水)

カラスの攻撃にあいました

皆さん、こんにちは。今日はすごく天気が良く、暖かい日でした、と言うかちょっと日向は暑いくらいでした。しかし、湿度は少なめでしたので、木陰は気持ちが良かったですね。ただ紫外線はそれはそれは強くて、油断していると真っ赤になります。私は自転車で少し出かけたのですが、防止、サングラス、長袖を着ていました。気温のピークと紫外線のピークは一致せず、6月が(7月という意見もありますが)紫外線が最も強い月ですので、本当に気を付けてください。

今朝11時頃、自転車に乗って公園の近くを通っていたときのことです。頭上に「カーカー」とカラスが激しく鳴いていました。3羽くらいいたでしょうか。その下を取った時に、なんだか追いかけてくる気配がしました。とその瞬間、かぶっていた帽子が吹き飛ばされました。そうです、上空のカラスが私の帽子を足でつかんで奪ったのでした。一瞬上空を見てみましたが、帽子を持ったカラスはおらず、振り返ると路上に帽子が落ちていました。爪を鋭く立てたりはしていなかったので、私の帽子も、もちろん頭も無傷でした。幸い車も通っておらず、帽子を拾ってその場を去りましたが、遅れてからじわじわと恐怖を感じてしまいました。とにかく何事もなかったので、良かったのですが、皆さんも気を付けてください。

このことを妻に報告しますと、どうやらこの時期はカラスが子育てをする時期のようで、警戒意識が高まっており、攻撃的になるようよ、と教えてくれました。カラスを見つけたら、近づかないのが賢明でしょう。ネットで調べてみると、もし近づいてきたら腕を真っ直ぐ上に上げる万歳をするのがいいとのこと。どうやら二本の腕の間を翼を広げたカラスは通ることができないので、その下の頭を攻撃できないと言うわけです。

今日のカープは良かった。オリックスに2連勝し、首位になったと思ったら、その後オリックスに1勝を返され、ソフトバンクには三連敗、そして昨日も日ハムの負けての5連敗をしており、どうなるかと思っていたら、今日はうちのできる子の森下君がやってくれました。8回5安打無失点。さすがでした。これで森下投手は5勝目。自身19イニング連続無失点で防御率1・16となり、リーグトップに浮上しました。今回同学年の日本ハム・伊藤との投げ合いを制し、交流戦は昨年から4戦負けなしの3連勝と実力を見せつけています。攻撃陣も、初回初球を秋山選手がセンターバックスクリーンにホームラン。相手のエースの伊藤投手の出鼻をくじく一発。これが大きかったですね。6回には2連打に小園選手のバントを伊藤投手がエラーし、得点した後、今日5番に入っている田中広輔選手がレフトに犠牲フライで、1点追加。8回にも四球とヒットで得たチャンスにまたまた田中広輔選手が今度はライトに犠牲フライを打って、もう1点。その後も押し出し四球などもあり、終わってみれば6-0の快勝でした。面白い記録としては、今季最多14得点した5月30日のオリックス戦の8回から続く`適時打なし`は55イニングとなった事です。今日の6点は、誰かがヒットを打って点が入ったというわけではないと言うことです。ホームランは、自分で打って自分がホームに帰しているので、タイムリーヒットとは言わないようです。本当に効果的に得点を奪いました。そして今日負けた首位・巨人に0.5ゲーム差に接近したのでした。ちなみに阪神は守護神の岩崎投手がサヨナラホームランを打たれ逆転負けし、3位のままです。

一方サッカーはルヴァンカップで、FC東京との戦いでした。開始10分に右サイドからの折り返しにFW加藤陸次樹選手がヘッドで合わせて先制ゴール!さらに1分後、FC東京のキックオフ直後にボールを奪い返し、中央でFWピエロス・ソティリウ選手が右斜めに絶妙のグラウンドのパスをだし、それを右側を上がっていたMF松本泰志選手がゴールネットを揺らして、リードを一気に2点としました。1点は返されましたが、最終的に2-1でサンフレッチェ広島の勝利でした。

2チームとも勝つと、やはりテンションアゲアゲです。カープは明日は九里投手の様ですね。明日も勝ってほしいです。

2024年5月28日 (火)

ドラゴンフライズ よくやった!おめでとう!

皆さん、こんにちは。広島は今日は結構涼しかったですね。特に夕方などは18度くらいしかなくて、肌寒いほどでした。寒暖差が激しいので、体調管理には気を付けて下さい。現在、インフルはほぼ0になってきていましたが、安佐地区では数人ですが出てきています。コロナも少なくはなってきていますが、まだ週に50人以上発生してきています。その他手足口病、プール熱、RSウイルスなど夏に見られる感染症も増えてきていますし、よく冬に見られる感染性胃腸炎も増加傾向です。いずれも手洗いがとても大切です。マスクの着用も有用ですが、暑くなってきましたので、体調と相談しながら、マスクの着用も考えてみられるといいかもしれません。ちなみに私は、人混みに出る時はマスクを付けています。

今日は、広島のバスケット界の記念日に認定されるのではないかというくらいの、快挙達成の日でした。そうです、我らのドラゴンフライズが、横浜アリーナで行なわれたBリーグファイナル2024第3戦、琉球ゴールデンキングスとの決勝を戦い、65-50で勝ち、決勝戦を2勝1敗として優勝を決めました。

ドラゴンフライズは16年のBリーグ創設から4シーズンはB2に所属。B1に昇格した20ー21年シーズンから4シーズン目で初の頂点に立った事になります。B2から上がってきたチームが優勝したのは初めてと、広島の底力を見せつけた形となりました。18年12月に英会話スクール大手NOVAの傘下に入ったことでクラブ経営が安定し、充実した戦力が整い始めて徐々に強くなっていった感じでしょうか。


今回の琉球は広島と同じ西地区で2位のチームですが、この2位と3位はゲーム差が大きく、単なる1位の差というものではありませんでした。広島は3位でしたので、ワイルドカードを勝ち抜かないといけませんでしたが、それを見事に突破して、この決勝の舞台にやってきました。琉球は得点力がとても高く、点の取り合いだと勝機が薄いと考えられていました。そこで、ディフェンスをしっかり行うことで、チャンスを見いだそうとしていましたが、決勝戦の3試合は62-74(負け)、72-63(勝ち)、そして今日が65-50(勝ち)と相手の得点を本当に低く抑えこみ、広島にもチャンスがある展開としました。この辺り、すごく戦術的に優れていたと思います。試合は第1Qから広島が前回ゲームの外角シュートの好調さを継続する形で山崎稜、中村拓人選手らの3ポイントシュートで得点を積み重ねました。一方の琉球も”ミスター・キングス”岸本隆一選手が個人技で得点を重ね同点になったりと、両チーム一進一退の攻防を繰り広げました。それでも最終的には35―29で前半を終了しました。第3クオーターに一時2点差まで詰め寄られましたが、山崎稜選手の3点シュートやドウェイン・エバンス選手の連続得点などで突き放し、激しい守備も最後まで貫き、得点力に勝る琉球を50点に抑えて反撃を許しませんでした。

選手兼監督も経験し、42歳の主将・朝山正悟選手が今季限りで引退するという年でしたが、朝山選手に花を持たせようと選手たちが一丸となって全力を出し切ったのだと思います。本当におめでとう、すごいぞ、ドラゴンフライズ。これをきっかけに、新しいスタジアムができればいいなと思います。サンフレのピースウイングのように。そうしたら、もっと最も盛り上がっていくと思います。

今日は脇役に回ったカープですが、こちらもすごいです。今日から交流戦ですが、オリックスとホームでの試合でした。床田投手が、今季カープから移籍した西川選手の2安打を含む8安打を打たれるも、要所を締め、わずか1点に抑える力投でした。打っては1回のチャンスに外角の落ちるボール球のナックルカーブをうまくすくい上げた末包選手の技ありの一打で2点を取りました。この2点守って勝ったのでした。8回は島内投手、そして9回は栗林投手がいずれも3人でぴしゃりと押え、4安打のカープが勝ち、なんと首位となりました。昨年の交流戦は五分で突破しました。それまでは前半好調でも交流戦で最下位で後半戦も伸び悩んでいたのですが、新井監督になって調子がいいですね。このまま突っ走れカープ!!

2024年5月 1日 (水)

筆作りに行ってきました

皆さん、こんにちは。今日は5月の初日の1日でしたが、雨降りで、結構寒かったですね。ここ最近は最高気温が20~25度くらいで暑いくらいでしたが、今日は18度でした。しかも小雨が降っていたため、体感も寒く感じました。従来の5月上旬くらいの温度だったかもしれませんが、温かいのになれると、ちょっとでも寒いのは若くない私には堪えますね。明日からはまた暑くなるようですし、GW後半、天気も良さそうです。フラワーフェスティバルも5月の3~5日に久しぶりに開催されるようです。参加される方、見に行かれる方も多いのではないでしょうか。患者さんの中にも参加される方が結構おられます。良い思い出になるよう、今までの練習の成果を出し切って下さいね。

今日は熊野に筆作りの体験に行ってきました。GW何もしないのも退屈なので、何か体験できることがないかなと探していて見つけました。熊野の晃祐堂さんです。市内から30分くらいで到着しました。今日は私たち夫婦だけの貸し切りでした。最初にお店の人から、熊野筆の歴史についての説明がありました。その後、筆の作り方を実際にやって見せてもらいながら、自分たちでも筆の作成を行いました。底が丸くなった枠に穂の塊を入れて、トントンとたたくことで毛先が丸く整えられます。そして根元を縛って終了です。あとは職人さんが、ワイヤーで留めたり、軸に入れたりして完成品にしてくれます。それを待つまでの時間で、お店の歴史、筆作りの工程などの説明がありました。熊野には30社くらいの筆を作る業者がいて、70社くらいの筆の販売業者がいるとのこと。また、熊野の人口23000人のうち、1割が筆作りに関連する仕事に就いていて、日本の筆の90%を熊野で作っているとのことで、本当に筆の町だなと思いました。私たちの町にこんなところがあることが分かり、ちょっとうれしくなりました。最後に商品の販売ブースも見せてもらいました。すごく素敵でした。

筆の作成は簡単ですし、とてもかわいいものもありましたよ。皆さんも行ってみてください。

Img_7571作成した部屋です。

Img_7572カラフルな色もあり、好きなのが選べます。

Img_7566底の丸い筒に入れて丸く作っていきます。できた筆の裏側です。

Img_7569できあがりです。きれいにできたかな。

2024年3月31日 (日)

カープ初勝利!

皆さん、こんにちは。今日は晴れ間とはいきませんでしたが、暖かい日でした。昨日から暖かい日が続いています。関東では25度を超えたところもあるようで、3月だというのにもう夏日とは。広島も負けじと今日は20度は超えたみたいです。街中に出ましたが、薄着の人も多数いましたし、アイス屋さんも長蛇の列でした。私も、今年初のかき氷をを食べました。超久しぶりでしたが、おいしかったです。ただ、最後の方はちょっと冷えました(^_^;)。天気予報を見ると、5日は最高気温が18度くらいですが、それ以外は20度を超えるようで春が本当にくるようです。それに合わせて最近は花粉も多い日が続いています。花粉症持ちの私も、目の痒み、くしゃみ、咳に悩まされていますが、温かくなる前の試練といつも思うようにしています。

我らがカープは開幕3連戦は強敵DeNAと、なんと敵地での開幕でした。初戦は九里投手が3失点と頑張りましたが、島内投手が決勝点を取られて3-4の僅差で負けてしまいました。2戦目は森下投手の予定がちょっと体調不良とのことで、2021年ドラフト1位の黒原投手が先発で登場しました。なんと3球目に相手打者の頭部に当たる暴投をして、危険球退場となってしまいました。チャンスをもらっても生かせない、残念な投手です。オープン戦は結構良かったのに、力んでしまったのでしょう。その後は、2番手の投手が必要ですが、まだ1回ですので、中継ぎの準備はできていません。急遽肩を作って出てきた河野投手もかわいそうなもんです。3回を投げて4失点。これはしょうがないですね。結局1-6で2連敗でした。しかもルーキーのDeNA1番バッターの渡会選手に2試合連続ホームランを浴びて、気を良くさせてしまいました。これはセリーグでは初という記録のようで、このままカープに対する自信を付けさせるとまずいことになります。そして今日を迎えました。先発はアドゥア投手、2018年は53試合に投げていましたが、2019年は先発に回るも、3勝5敗、2020~22年は1軍登板無し、昨年はリリーフとして14試合に投げただけでした。今日は本当に久しぶりの先発登板でした。この2試合当たりまくっている渡会投手から初回に三振を奪うと、1回に1点は取られましたが、あとは菊池選手、小園選手のファインプレーなどもあり、結局1失点で試合を作りました。打っては、今日2番で先発出場の田中広輔選手が、ライトにホームラン!!彼らしい、軽く振っても芯に当たったらスタンドまで持っていくという、素晴らしいホームランで、アドゥア投手に勝利をプレゼントしました。8回には相手の2つのミスに乗じて3点を奪い、投げては、6回から益田、矢崎、初日のリベンジで島内、そして最後は栗林投手がそれぞれ無失点でつないで、5-1で今シーズンの初勝利を得ました。島内投手はこれで負け投手の気分が抜けるのではと思いますし、栗林投手も初登板が無事にこなせて、安心していることでしょう。そして渡会選手を今日は5タコに抑えることができて、今後につながりますね。個人的には、出番が少なかったときでも腐らず努力してきているベテランが頑張るとなんだかうれしくて、特に田中広輔選手、堂林選手が活躍するとうれしさが強いのです。とにかく本当に良かった。まだ、ペナントレースは始まったばかり、頑張れカープ!

サンフレッチェ広島の方は、昨日ピースウイングでガンバ大阪と戦いました。ここ3試合ホームでは2万人超えという、過去にほとんどないほどの多くのサポーターが応援に来ています。サンフレは何度もチャンスは作るもゴールポストによくもまあこんだけ当てるな~という状況で得点できず、昨年同様の決定力不足を露呈していました。このままか、と思っていたところ、最近新潟から加入してきたディフェンダーの新井選手が左足で地を這うようなシュートをたたき込み同点ゴール。このおかげで、開幕5連戦とりあえず無敗と言うことにはなりましたが、昨日は、3-1位では勝っていた試合だったと思います。ここ数年、ストライカーを増やしていますね。川村選手、加藤選手、そしてブラジル出身の選手たち。とにかく得点をお願いします。

今日は、ピースウイングでレッジーナがジェフ千葉レディースを迎えて戦いました。前半22分、古賀選手がパスをダイレクトで浮かせる柔らかいシュートで技ありのゴール!このまま勝ちきるかと思っていましたが、後半終了間際、混戦から相手に押し込まれて1-1で終了。現在3勝6敗4分けで8位です。今日は勝ち点3が取れたかもと言う試合かな。新しいグランドで頑張って、レッジーナ。

バスケはドラゴンフライズは群馬との戦いでした。昨年まで広島にいた辻選手に3ポイントを沢山入れられ、23得点もとられてしまいましたが、最終的には92-86で勝利。西地区4位をキープです。逆に群馬から広島に加入してきた山﨑選手も6ポイントと頑張りました。バスケは野球などと違って、よくチームを変わる感じがしています。それはそれで移ったところで頑張るだけでしょうから、我々も仲間になった選手の活躍を応援したいところです。

2024年3月20日 (水)

花粉症・感染症に注意!

皆さん、こんにちは。3月も中旬になりましたので、ある程度暖かい日もありますが、今日からまた寒くなって来ました。上空に-30度の寒気団が降りて来るみたいです。春分の日だというのにこの寒さ、ちょっと辛いですね。それに加え、最近は花粉の飛散量が多く、花粉症の私は、目の痒み、鼻水、咳が出ています。それぞれ点眼や内服でしのいでいますが、それなりに辛いものです。ご存じの方もおられると思いますが、花粉症には、

1)目(痒み、涙、充血)、

2)鼻(鼻水、くしゃみ、鼻づまり)、

だけではなく、

3)のど(咳、のどの痛み、喘息)、

4)皮膚(特に目の周り、額、頬、首、顎などの赤み、腫れ、痒み)、

の4つの症状があります。年によって、1)2)だけだったり、2)3)だったり、1~4)全部だったり、同じ人でも症状の出る場所が違うことがあります。当院は皮ふ科ですので、最近は目の周りの皮膚の痒みを訴える患者さんが多く来られます。2)3)は内服で対応ができますが、1)4)は局所薬(目薬や塗り薬)でないと効きませんので、症状に併せてお薬をもらってください。

花粉症の薬では1つ注意点があります。それは市販の点鼻薬です。市販薬には、1剤で複数の効果を求めるために、複数の有効成分を含んでいるものが多くあります。市販の点鼻薬には血管収縮剤の配合されているものが結構あります。これがあると、鼻の粘膜の腫れが速やかに取れるので、鼻が詰まるたびに使用される方が多いのですが、この血管収縮剤は連日使っていると、反応しなくなるばかりか、薬剤性の鼻炎を発症し、これに対しては「治療薬がない」、という状況に陥る可能性がかなりあります。一方、病院でもらう薬には、ステロイドとこの血管収縮剤は別々で処方されますので、鼻が詰まってどうしようもないときだけ、短期間血管収縮薬を使用し、鼻が通ったら、ステロイドの噴霧で対応することで、副作用を気にせず鼻炎をコントロールできます。また、ステロイドの噴霧にはコツがあります。一つは向きです。垂直に立てることが大切で、それに合わせて少し頭を前に倒すといいでしょう。また、2回噴霧するときは、右左右左と交互に2回使用するのがいいと言われています。薬によっては、使用前にしっかり振らないといけないものもありますので、その辺りのことは、薬剤師さんに聞いてみて下さい。2つめはタイミングです。鼻が詰まっているときに噴霧しても、詰まっている鼻の粘膜の出口にだけ薬が付いて、効果が出にくくなります。そこで私は入浴直後など、比較的鼻の通っている時間帯に噴霧することをお勧めしています。数日そのタイミングで使用されると、長時間鼻の腫れがとれて、鼻づまりが解消してきますので、そのシーズンは継続して噴霧されるといいと思います。どうしても苦手な人は、内服でもいいので、何にせよ治療は継続が大切です。

最近は、コロナは収束してきていますが、インフルがまだ猛威を振るっています。それもA型はほぼなくて、今はほぼB型インフルばかりです。安佐地区の感染症情報がありますので、下に添付しておきます。ご覧下さい。寒いと空気の乾燥によって粘膜も乾きやすくなり、ウイルスが付きやすくなります。マスクをしますと、ウイルスの吸入量が減りますし、鼻の粘膜を乾燥から守る事ができるので、是非実行していただきたいと思います。

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2024年2月23日 (金)

サンフレッチェ快勝!

皆さん、こんにちは。今日は結構寒かったですね。と言っても平年並みなんでしょうが、この日曜日は19度、火曜日は20度近くまで気温が上がっていたので、今日の11度はとても寒く感じたのでしょうね。東京などは15度位差があったようで、こんなに温度差が日によってあると、本当に体調を崩しやすいです。くれぐれも体には気を付けてお過ごし下さい。

さて、今日はとてもうれしいニュースが入ってきました。そうです、サンフレッチェ広島の開幕戦が今日、新スタジアムである「エディオンピースウイング広島」で開催されました。先日のこけら落としではガンバ大阪と戦い1-2で負けてしまいましたが、あれはエキシビションマッチなので、ノーカウントとして、今日が最初のJ1の試合です。相手は「サンフレッズ」と言われるほど、サンフレから有力選手を次々と抜いていって強くなった、憎っくき浦和レッズです。序盤ピンチがありましたが、GK大迫選手のファインセーブで無得点に抑えました。そして前半終了間際、昨年まで湘南ベルマーレに所属し、昨年13得点を挙げて急成長した大橋選手、今年からサンフレのFWの一員になっていましたが、川村拓夢の強烈なミドルシュートをGK西川選手が弾いたこぼれ球を詰めて、先制弾、新スタジアムJ1初ゴーーーール。角度のないところからでしたが、横っ飛びの西川選手の手の届かない浮かしたシュート。感動的でした。そして後半、大橋選手が倒されPKを奪ったのですが、キッカーをピエロス・ソティリウ選手に譲り、それが失敗してちょっと沈んでいた1分後でした。左からドリブルで持ち上がっていった、昨年セレッソからサンフレッチェ広島に戻ってきた(彼はサンフレッチェ広島ユースの出身です)加藤陸次樹選手のクロスにドンピシャで、2列目から飛び出した大橋選手がヘッドでゴーーーール!加入1年目の1試合目で2得点。すごすぎます。サンフレOBのレジェンド佐藤寿人選手も、大橋選手は多くのチームからのオファーがあったようですが、サンフレッチェ広島のサッカーが合っていると言っていたようで、さすがプロは分かっているなと思わせる結果でした。と言ってもまだ1試合ですので、これからどれだけ活躍できるか、見守っていきたいと思います。昨年まで得点力不足だったサンフレですが、得点感覚に優れる外国人も4名いますし、2列目にも川村、満田選手と得点力のあるプレイヤーがいて、更に大橋選手が加入と何だが急に層が厚くなった感じもします。

また、守備の方では 特に際立っていたのはDF荒木選手の対応だったようです。浦和は前半、新戦力FWチアゴ・サンタナ選手にハイボールを蹴ってきましたが、荒木選手は空中戦でことごとく勝利し、相手はイライラ。それも単に高さや強さで競り勝つというだけでなく、クリアしたボールを味方につなげることまで意識をして、相手の二次攻撃のリスクも潰していたようです。サンタナ選手は一昨年の得点王ですので、それを完封するとは、荒木選手もすご過ぎですね。

このまますんなりといくとは思わないけど、皆がケガをせず頑張れたら、いい成績が残せると思います。ACL2にも出られるようになったことですし、控え選手もしっかり使って、皆のモチベーションを維持したまま突っ走ってほしいです。頑張って、サンフレッチェ広島!!

2024年2月14日 (水)

ゴールデンカムイ

皆さん、こんにちは。今日は暖かい日でした。昼には15度を超えてポカポカしていました。上着はいらないほどでしたね。花粉症の人々は(実はわたしもですが)、花粉量が多かったのではないでしょうか。実際私は、1月下旬から抗アレルギー剤を飲んでいますし、目薬も入れています。ご存じの方もおられるかと思いますが、花粉症状には、目、鼻のみならず、喉(咳や喘息症状が出ます)、皮膚(顔、特に目の周囲の痒み、赤みなど)と4種類あります。鼻、喉の症状には飲み薬が有効ですが、目と皮膚は塗り薬(目では目薬になりますね)が有効です。最近は、1日2回の点眼で効く薬、しみるのが苦手な人でも大丈夫な、しみない目薬、逆に少ししみるのが好きな人用の、しみる目薬、防腐剤が入っていないためコンタクトしてまま入れることができる(本当は外して入れる方がいいのですが)目薬など色んな物がありますので、ご希望を先生にお伝えしてみてください。

今日は、ゴールデンカムイを言う映画を見に行きました。原作は、野田サトルさんによる『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2014年38号から2022年22・23合併号まで連載された漫画です。アイヌの人が残した埋蔵金を求めて、独り占めにしたがる人たちが目の色を変えて奪い合うというものですが、埋蔵金の隠し場所は、24人の囚人の体に描かれた暗号の地図をすべて集めないと解読できないようになっています。その囚人たちを皆で血眼になって探しながら、ストーリーが展開していきます。北海道出身の野田さんが、アイヌのことをよく知るために相当の取材などをして、アイヌ文化にまつわる風習などもうまくストーリーに組み込んでいます。主演の杉元佐一は、キングダムでも主演である山﨑賢人さん、アイヌの少女、アシリパは山田杏奈さんが演じています。山﨑さん、2つの大作のいずれも主人公とは本当に大忙しで、すごいです。また女優の山田杏奈さんも色が白くて、アイヌの少女役にぴったりだと思いました。ヒグマが出てきたり、ちょっとエグい画像もありますが、笑わせるところもいくつもあり、楽しめました。原作の漫画の方は、キングダムと同様、線の太い男性の漫画、と言う感じですが、実写では山﨑さんのかっこよさが引き立っていました。今回は最初の5話くらいまでの様です。あと何年かけてエンディングに行くのでしょうか。これまた楽しみではあります。

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2024年1月14日 (日)

都道府県対抗女子駅伝

皆さん、こんにちは。今日も暖かい日でしたね。風は少し冷たかったけど、日差しがあり、日の差す室内にいるとポカポカしていました。いつまでもこんな日が続けばいいけれど、それはかないませんね。それより石川県の方では雪が降ったりしています。電気、水といった生活に必須な物が早く行き渡るよう、整備を急いでほしいです。もちろん担当部署では色々やっているとは思いますが、それぞれが縦割りで動くのではなく、より効率的に、総括的に考えてやって欲しいと思います。日本の力があれば、その辺りのマネージメントさえしっかりしていれば、早く解決していくことは間違いありません。

そんな中、本日京都で都道府県対抗女子駅伝が開催されました。42.195kmを9人でたすきをつないで走ります。1区はとても目立つところですが、なんと石川県代表の五島莉乃がトップでたすきを渡しました。ブダペスト世界選手権女子10000m日本代表の超有名な選手ですので、彼女が実力を出せば妥当な結果かも知れませんが、故郷の悲惨な状況を思うと平常心ではいられない中で、その思いを胸に走ったのだと思います。石川県の人々は、彼女の激走からすごく勇気をもらったのではないでしょうか。一方広島は沼田高校出身、京セラの兼友良夏選手が16位でまずまずのスタートでした。そして2区は東京五輪女子1500m8位入賞のあの有名な田中希実選手が20位の兵庫を異次元の走りで1位に押し上げました。たった4kmで2位とは20秒以上の差を付けるとはさすがです。広島はダイソーの竹原さくら選手が区間6位といい走りで8位に順位を上げました。そして3区は中学生区間ですが、東広島西条中の藤井柑奈選手が区間12位と頑張り、広島は6位まで順位を上げます。4区は八本松中出身、エディオンの江口美咲選手でした。今大会を最後に現役を退くとのことで、区間18位で9位にダウン。しかし今年はここからがすごかったです。5区の銀河学院高の森安桃風選手がなんと区間記録更新まであとわずかに迫る3位の激走で一気に3位まで順位を上げました。6区は世羅高の山田依茉選手、区間10位と粘り6位にまで落ちましたが、そこまでで耐えました。7区はこれまた銀河学院高の高橋美月が区間5位の激走でした。京都の太田選手が区間1位を取ったため、彼女に抜かれて順位を1つ下げ7位となってしまいましたが、大活躍でした。8区は中学生区間です。東広島西条中の三宅凜が区間7位のいい走りで、また京都をかわして6位といい位置に付けました。そしてアンカーですが、舟入高校から名城大に進んだ谷本七星選手が、区間6位の激走で順位を3つ上げ、3位でフィニッシュとなりました。私も舟入出身なので、彼女の活躍はとてもうれしかったです。広島県が3位になるのは過去最高タイで、それも31年ぶり。入賞するのも21年ぶりという大躍進でした。今回の躍進には、谷本選手の活躍もさることながら、銀河学園高校の二人の走りが大きく関わっています。広島チームの3位に貢献した銀河学院高校陸上部の指導者は、興譲館高校で2度の全国優勝を果たした森政芳寿監督で、教え子には、新谷仁美選手(全国高校駅伝1区で、3年連続区間賞)、高島由香選手(資生堂。リオデジャネイロオリンピック女子10000m日本代表)、重友梨佐選手(天満屋。ロンドンオリンピック女子マラソン日本代表)等がいて、高校女子駅伝で優勝もしています。4区の江口選手は興譲館高校出身で、そこで森政監督に習ったようです。銀河学院高校は、先日の高校駅伝で初出場ながら入賞を果たしましたので、この監督本当にすごい人ですね。銀河学園高校は今後も期待が持てます。

来年以降も安定して上位に入る条件として、広島県の岩本監督(ダイソー)は「中学生の強化」を挙げておられるようですが、今回の活躍で、陸上に興味を示す子が増えてくれるといいなと思っています。