休校の依頼
皆さん、こんにちは。今週の前半はとても暖かく、春が来たと思っていたら、昨日からまた寒くなりました。今朝などは2.5度まで下がって、まだ冬なんだと思わざるを得ない寒さでしたが、よく考えてみると当たり前、まだ2月ですから。ただ、体はもう春と思いこもうとしているのか、ちょっとした寒さがこたえますね。私は先週はちょっと風邪気味でしたが、ようやく治りました!花粉症もあるので、鼻水や咳が出るとどっちの症状かがわかりにくいですが、喉の痛みや粘っこい痰、黄色い鼻水がでると風邪かな、と思うのでした。朝は小青竜湯、昼夜は柴胡桂枝湯か小柴胡湯を飲んで、その他咳がひどいときには咳止めで何とか落ち着きました。風邪には明らかな細菌感染徴候がなければ、やはり漢方がいいと思っています。風邪のほとんどはウイルス感染ですから、それを殺す薬はないのです。自分の免疫力がウイルスを殺してくれるのを待つだけです。なので、免疫力にマイナスになる行為はやめないといけません。寝不足、ストレス、疲れ、大量のアルコールなどは避けるようにしています。おそらく、コロナウイルス対策にも同じことが言えると思っています。
コロナウイルスと言えば、北海道では学校の一斉休校が決まりました。それに後追いするように政府も全国の小中高校、特別支援学校に対して、休校を依頼しています。ただ、強制力はないようですので、地方自治体の中には、休校にしないところもあるようです。この措置に対しては賛否両論ありますが、人が多く集まり、長時間過ごす学校での生活を回避することで新たな感染者を減らすというのは意味があるように思いました。ただ、今回のコロナウイルスは、インフルエンザのように、学校で感染した生徒から家族にうつり拡大していくというパターンとは違うことから、休校はあまり意味がないのではという意見もあります。そうはいっても、皆が意識して手洗いうがいをするというのが大切であることは間違いありません。その証拠に、この2月はインフルエンザの患者さんが、例年の半分くらいしか来ないという小児科の先生の話があります。皆さん、意識して手洗いうがいを継続していきましょう。また、急ぎでない外出は控えられるのが賢明かと思います。
当院としても、拡大に関わらないように注意をしたいと思っています。手洗いうがいの励行もありますし、手すりなど、多くの人が触る場所の除菌も大切です。それと、昨日よりジアイーノを導入しました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この機械は食塩水を電気分解して、次亜塩素酸水を発生する機械です。インフルエンザはウイルス粒子の外に膜(エンベロープ)を持つウイルスであり、次亜塩素酸水はその膜にダメージを与える作用があるため、次亜塩素酸水はインフルエンザへの予防効果が認められています。コロナウイルスもインフルエンザと同じエンベロープを持つウイルスのですので、ジアイーノで作られた次亜塩素酸水が効いてくれるのではと思っています。ただ、この点についてはまだ研究がされていないようですので、誰かが早くしてくれることを祈っています。次亜塩素酸水は少しプールのようなにおいがしますので、鼻のよく効く方はにおいが気になることがあるかもしれませんが、感染予防で使用しているため、ご理解いただきますようお願いいたします。