サンフレッチェJリーグYBCルヴァンカップ初優勝!
皆さん、こんにちは。今日は蒸し暑い日ですね。帰宅時でも24度くらいありました。朝晩の冷え込みが見られる日もあるし、今日のように暖かな日もあるし、本当に体調を整えるのが難しいです。重ね着を基本として、気温の変化に対応できるようにしてください。
さて、今日は本当にうれしいニュースが飛び込んできました。そうです、サンフレッチェがルヴァンカップ初優勝です。Jリーグでは2012,13,15年と総合優勝3回の実績のあるチームなのに、このルヴァンカップの決勝に2010年、2014年の2度出場していますが、いずれも敗退。天皇杯に至っては、過去に5回決勝に出てすべて負けています。この計7回いずれも無得点でしたので、まあ負けるしかないのですが・・・。それで先週の天皇杯では、相手はJ2の下位チームの甲府でしたので、圧倒的に有利なはずが、先制されてしまいました。それでも自力に勝るサンフレは追いつき、逆転のチャンスのPKを得たのに、それを決めきれず、結局PK戦の末負けてしまいました。これで6回目の決勝敗退です。それを聞いたときには本当にショックでした。ただ、唯一よかった点は、今回は過去と違って1点とったことでしょうか。
そして今日となります。相手は昨年もルヴァンカップ決勝に進んで負けてしまったセレッソ大阪、J1リーグ戦ではサンフレに次いで4位と強豪です。今年のセレッソとの3試合はいずれもサンフレが勝っているとはいえ、強い相手には間違いありません。試合の経過ですが、前半は0-0で折り返しましたが、後半8分、佐々木翔選手が不用意なバックパスを行ったところ、相手フォワードの加藤 陸次樹選手にパスカットされ、そのままゴールを喫してしまいました。なんたる油断か気の緩みか、佐々木選手はキャプテンとは思えないつまらんミスでした。このシュートを決めた加藤選手、かつてサンフレユースに所属していましたので、なんだか複雑な気持ちでした(その後、加藤選手は足を痛めて清武選手と交代してしまいました。たいした怪我でないことを祈ります)。サンフレも後半18分に松本選手に変えて、8月に広島に加入したキプロス出身、キプロス代表経験のあるピエロス・ソティリウ選手が入りました(彼はブルガリアの1部リーグのルドゴレツでプレーしており今年の契約がまだ残っていたようですが、移籍金200万ユーロ(約2億7000万円)を払っての完全移籍、ならびに3年総額270万ユーロ(約3億7000万円)の長期契約を結んだと報じられている、肝いりの外国人選手です)。そして試合が動いたのは後半32分でした。セレッソのマテイヨニッチとサンフレのNベンカリファが競り合った際に、マテイヨニッチ選手の手がNベンカリファ選手の顔に当たってしまい、このプレーに対してVARが入り、なんと一発退場となってしまいました。ビデオで見たら、確かに手が顔に当たっていますが、故意ではなかったようにも見えました。そこから一人少ないセレッソにサンフレが襲いかかります。それでもしたたかなセレッソはボールをゆっくり回したり、守備を固めたりして、サンフレにチャンスを作らせません。そして後半45分終わったところで出されたアディショナルタイムはなんと9分と結構長くありました。VARや倒れた選手の看病などがありなど、結構時間をロスをしたからなのですが、この9分がサンフレにとっては本日の大切なカギでありました。45分に塩谷選手を柴崎選手に交代、野上選手を茶島選手に交代と、元気印を2名同時にかえました。そしてアディショナルタイム3分、コーナーキックからのヘディングがC大阪の鳥海選手の腕にあたりハンドの判定で、PKを獲得しました。そしてそれをきちっと決めたのが、前述のソティリウ選手でした。右端に低い弾道で確実にゴールをきめ、1-1に戻しました。天皇杯でのPKの失敗がありましたので、心配された方も多かったのではないかと思いますが、さすがキプレス代表経験者、外しませんね。その後は人数が多い上に追いついたサンフレのほうがイケイケとなり、攻めまくります。そしてついに運命の時がやってきました。アディショナルタイム11分、満田選手がコーナーキックで鋭いクロスを入れると、荒木選手の後ろに入り込んだソティリウ選手がゴール前で右足でボールときちんと捉えてゴール左側にシュートを決め、ついに逆転に成功しました。その後、2分が経過し遂に終了の笛が鳴ったのでした。
長年の夢が叶えられて本当によかったです。ガッツポーズがでまくりでした。残りのJ1も2試合があるのかな、すべて勝って、花を添えて欲しいと思います。
その陰で悲しい出来事がありました。過去にサンフレで選手として活躍して日本代表にも選ばれたことがある、現J3宮崎のFW工藤壮人が水頭症で32歳の若さでお亡くなりになりました。DFの塩谷選手、荒木選手、MFの野津田選手、キーパーの大迫選手は一緒にプレーしたことがあったようで、今回の優勝は彼へのはなむけとも言っていました。工藤選手、安らかにお休みください。