侍ジャパン、優勝おめでとう、そしてありがとう
皆さん、こんにちは。侍ジャパン、遂にやりました。2連覇を狙ったアメリカとの決勝での直接対決を制して、念願の世界一を獲得しました。僅差なら勝つチャンスがあると思っていましたが、今回は3-2での勝利でした。
2回、今回先発を任された今永投手が、ただいま絶好調のターナー選手にホームランを打たれて先制されましたが、昨日のさよなら2ベースを打った村”神”様が、その裏、初球をたたいてライトスタンド2階席に特大のホームランを放り込みました。打った直後から歩いていたという、完璧なホームランであっという間に同点となりました。その後も攻めて1アウト満塁になり、ヌートバー選手がボテボテの1塁ゴロを打ってその間に3塁から岡本選手がホームインしてあっという間に逆転です。そして4回、その岡本選手が、メキシコ戦ではレフトフライがギリギリの所をとられてしまいましたが、今回は十分な飛距離でレフトスタンドにホームランをうち、3-1とリードを広げました。その後はお互いにチャンスは作るものの、リリーフ投手の懸命な投球で追加点を許さず進みました。
日本は先発が今永投手でその後、戸郷投手→高橋宏斗投手→伊藤投手→大勢投手と世界一と称される豪華な継投で無失点でつないで8回からはダルビッシュ投手がリリーフとして登板しました。相手はMLBでダルビッシュ投手と対戦しているので、彼のには球には慣れているかも、と心配していましたが、不安が当たってしまいました。5番のシュワーバー選手に右中間にホームランを打たれて1点差となってしまいました。しかし、その後はなんとか抑えて、1点差で9回を迎えました。するとなんと大谷選手がクローザーとして登場するではないですか。ここまでDHで出場し、打って走って大活躍でしたが、疲れは大丈夫かなと多少心配になりました。ただ、大谷選手は28歳とまだ若いし、この戦いに向けて燃えたぎる魂が満ち満ちており、疲れなんて何のそのだったのでしょう。160kmを投げ込んでいきました。最初のバッターは四球で塁に出したものの、次の打者をゲッツーにうちとり、2アウトランナーなしでエンゼルスの同僚であり、アメリカのキャプテンでもあり、過去にメジャーリーグでMVPを3回も獲得したトラウト選手と対戦となりました。そしてフルカウントから伝家の宝刀のスライダーで三振に切って取りました。
本当にしびれる試合でした。その中で、世界一と称される相手に臆することなく自分たちの実力を出し切った選手たちは本当にすごいと思いました。お疲れ様、そしてありがとう、と伝えたいです。
来週から日本ではペナントレースが始まります。特にWBCに参加した選手たちは一回りも二回りも成長している可能性もあり、カープの相手になるので、その点は心配ですが、新井監督のもとで成長してきたカープの選手もきっとやってくれると思っています。