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2018年2月14日 (水)

オリンピックー2-

皆さん、こんにちは。オリンピックに興味がないと言っていたのに、今日はなんだかそわそわして落ち着かなかった新見です。

お昼前にハーフパイプがあり、2回目の試技で平野歩夢さんがダブルコーク1440(すなわち4回転ですね)を2回連続で決めました。これはオリンピック史上初の快挙であり、これで金メダルか、と思っていましたが、絶対王者のショーンホワイトさんが、最後に同じ技をやり返した上に、さらなる異なった回転技を入れて逆転で金メダルに輝きました。この技は彼にしても今までできなかった技であったようですが、それを最後の最後に成功させるとは、やはり神と言われるだけのことはあります。彼ももう31歳、平野さんはまだ19歳、二人の天才が、ほかの選手の追随を許さぬぶっちぎりでワンツーとなりました。次回のオリンピック(気が早すぎるかもしれませんが)がますます楽しみになってきました。しかし、お互いとも、練習中に大けがをし、そのトラウマとも戦わなければならなかったところも共通しています。それを克服して立ち上がったのが、ホワイトさんで、それを見て背中を押されたのが平野さん。二人で選手として戻ってきたのでした。しばらくはこの2人でこの世界を支えていくのでしょう。おめでとう、平野さん。

午後は、実は今日は映画を見に行き、その後ストレッチに行ってきたので、リアルタイムでは見られなかったのですが、スキー複合個人ノーマルヒルでは渡部暁斗さんが銀メダルに輝きました。金メダルはドイツのライバル、前回大会も金メダルのエリック・フレンツェル選手で、結局2大会連続同じ選手のワンツーでした。ジャンプで3位につけた渡部さんが、後半の距離で2位に上がり、フエンツェルさんと一騎打ちとなり、最後の坂のところで一気に離されて、結局2位でフィニッシュでした。しかし、今回はやられた、完敗だとのコメントもあり、悔しいけれど、ある意味納得できる負けだったのでしょう。今度はラージヒルがありますので、また頑張ってほしいと思います。

そして、最後が女子1000mでした。世界記録保持者の小平奈緒さんの金メダルが有力視されていましたが、彼女のこの記録はソルトレークシティーで出されたもので、標高は約1300mあり、空気が薄い分、抵抗が少なくなるため、いいタイムが出るところです。今回は平地での大会であり、そのタイムを超えるのはかなり難しかったようです。今回の金メダリストはまたまたオランダのヨリン・テルモルスさんで、オリンピックレコードでの優勝でした。これで女子スケートは今大会は今まですべてオランダが金メダルを取っています。小さい国ですが、体はでっかく、写真撮影で3人が横に並んだら、一人台の上に載っているかのように頭一個分、大きかったですね。最終的には小平さんが銀、そして先日1500mで銀メダルを獲得した高木美帆さんが自己最高をマークして銅メダルを獲得しました。日本の女子が過去のすべてのオリンピックで、2人が同時に表彰台に上がることは初めてですし、冬のオリンピックで一人で2個のメダルを取るのも女子では初めてのことのようで、高木さんはその両方に関わっており、本当にすごい記録を打ち立てたと思います。小平さんも、平地での自己ベストだったようですし、負けて悔しいとは思いますが、ある程度割り切れているのではないかと思います。それより、小平さんは、今シーズン負けなしの500mが18日にありますので、それを期待したいと思いますし、それに出場する郷亜里砂さんも、今日は13位と振るわなかったけど、彼女の得意は500mですので、彼女にも注目です。また高木さんは、21日の団体追い抜きに参加されるようですので、もしかしたら、1大会3つのメダルも可能性があるかもしれません。これまた目が離せませんね。

皆さんお疲れ様でした。そしておめでとうございます。これからの競技もけがをしないように全力を出し切ってほしいと思います。