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2020年3月18日

2020年3月18日 (水)

コロナウイルス-2-

皆さん、こんにちは。今日はとても暖かかったですね。今週は、日曜日は暖か、月曜日、火曜日は特に朝方の冷え込みが半端なかったです。月曜日は、朝と昼にみぞれ交じりの雨が降りましたし、可部のあたりの山は真っ白になっていました。県北のほうでは大雪だったところもあったようです。火曜日は最低気温は広島市でも1.9度とこの時期にしてはかなり寒かったです。そして今日は、ポカポカ陽気。春物の綿のニットと薄いジャケットで外出できました。明日も日中は5月下旬並みの気温になりそうとのこと。本当に春が来たといっていいかもしれません。その反面、花粉が多くなると考えられますので、花粉症の方々は大変な時期がきました。私も花粉症ですので、結構つらいです。今年はスギ花粉の量は少ないと言われていたのに、あまりそんな気がしません。ただ、今年はいい点眼薬が発売され、それを使用すると調子がいいです。それはアレジオンLX🄬です。今までは1日4回の点眼が必要だったアレジオン点眼液🄬ですが、その濃度を2倍にすることで、1日2回の点眼で済むようになりました。また、この点眼液は防腐剤に工夫がされており、コンタクトをつけたまま使用しても、コンタクトが傷まないようです。ただ、だからと言ってコンタクトを入れたまま点眼するより、外した状態で点眼する方が良く効くので、その点はご注意を。一つの欠点?は金額が高いということです。3割負担の方は1本1000円になります。ほかのジェネリック品の場合、1日4回入れないといけませんが、同じように3割負担の方で、1本100円のもあります。効果は普通にありますので、きちんと点眼されれば全く問題はありません。ちなみに私の花粉症に対する薬は、アレグラ🄬のジェネリックのフェキソフェナジン🄬、小青竜湯🄬と、前述のアレジオンLX🄬です。内服薬にて眠気の起こりやすい体質の私は、ほかの抗ヒスタミン剤では眠気が来るので飲めないのでした。

コロナウイルスが相変わらず猛威を振るっています。中国ではピークを過ぎたと言っていますが、イタリアをはじめとするヨーロッパ各国で感染が拡大しています。更に感染はアメリカ、アフリカまで広がっています。一方日本はそれほど患者数が多くない状況で頑張っています。確かに検査をする実数が少ないから患者数が少ないのだという意見もあります。しかし、検査をして陽性であったらすぐ入院隔離という体制で管理しようとしている現在、検査で疑陽性も多いと言われていますし、検査をむやみに増やすと軽症の人(もしかしたら疑陽性の人)が病室を占拠してしまい、本当に入院が必要な重症者が入院できなくなる恐れがあります。さらに、ちょっと熱が出るだけで皆が不安になり、こぞって検査をしてほしさに病院に押し掛けると、例えば普通の肺炎の治療(それでも十分命に影響があります。細菌性の肺炎でしたら、きちんと抗生物質を使用したら助かったのに、入院できる部屋がないから点滴されず、それで命を落としたとなったら、悔やみきれません)やがんの治療ができなくなってしまうなど、通常の医療が行えなくなってしまい、医療が滞ってしまうこともあり得ますし、実際そうなっている国も多数あります。そういう観点からは、日本の姿勢は間違っていないと思っています。検査が陽性となって入院している人の治療は、特効薬がないのですから、おとなしく寝ていて熱が高くなった時に解熱剤を飲むだけ、と言われています。それなら自宅で寝ていても一緒です。特に熱が高くなく、食欲もあり比較的元気で、呼吸困難がなければ自宅での安静で十分対応できるものだと思います。2月1日のブログに書いたように、治療薬がまだ見つかっていない現在、新型コロナには、各自の持つ自然免疫の力で打ち勝つことでしか対抗できないのです。安静、栄養、免疫の落ちないような生活(ストレス、アルコールを避けるなど)を行い、ウイルスが通り過ぎるのを耐えるしかありません。正しいたとえかどうかはわかりませんが、台風がやってきた時に過ぎ去るのをじっと耐えて待つのと似ているかもしれません。

いろんな国では外出禁止令などが発令されています。そのため、市民はスーパーに買い出しに出かけていますが、そこで品薄になったり、物の取り合いでけんかになったりと一種のパニック状態に近い状況にも思えます。その点、日本では、先日はトイレットペーパーが品薄になりましたが、それも解消されてきていますし、普通にスーパーでは買い物ができます。しいて言えば除菌クリーナーや消毒用のアルコール類とマスクがないくらいでしょうか。あまりパニックになった感じがありません。手洗いうがいの励行や、マスク着用も普通に行われているし、みんな冷静に過ごしているように思います。その理由については文化人類学者ではない私にははっきりわかりませんが、阪神淡路大震災や東日本大震災のときにも強奪、略奪やパニックがほとんど見られなかったことから、国民性なのかなと思っています。あるいは、自然災害が世界一多い国(と自分では思っています。冬の大雪、寒冷があるかと思えば、夏の猛暑、ひでりもあります。梅雨の頃には水害があり、台風もたくさん来るし、地震も多い)に数千年生きてきた国民として、今回のウイルスの発生も自然が作り給うたものと考えれば、自然災害の一つともいえます(今回の場合、遺伝子改ざんといううわさもありますが、あくまでうわさです)ので、そういう意味では自然災害には慣れっこになっている、あるいは達観しているのかなと感じています。”人間は自然をコントロールすることはできない、過ぎ去るのを待つしかない”、当たり前のことだけど、それを心の底からわかっているのが昔からの日本人なのかも、だからいざというときに強いのかも、と思っています。

この状況では、たとえ日本の感染がコントロールできたとしても、海外でまだ多数の患者が発生していら、東京オリンピックは中止になるかもしれません。その時には、これまでかけてきた努力、費用、時間などがすべて無駄になってしまうけれど、”自然の前では人間はちっぽけで無力な存在なのだ”、とわかっている我々日本人はその状態を乗り越えていけると信じています。そしてもし本当にそうなって、来年か再来年に開催されたとしたら、それを大成功に導き、オリンピック史上初の快挙として歴史に刻まれることになろうと妄想しています。大好きですニッポン。