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2021年2月12日

2021年2月12日 (金)

春を感じますね

皆さん、こんにちは。昨日、今日と朝晩は結構冷え込みましたが、日中はとても暖かく、冬用のコートでは汗ばむような陽気でした。街を見渡すと、パステル調の服を着ていたり、薄手のコートを着ていたりする人たちも結構いて、ポカポカしているのも相まって、なんだか春っぽい感じがしました。さらにスギ花粉も飛んでおり、目のかゆみ、鼻のムズムズを感じる私は、一層春を感じたのでした。

懸案のコロナウイルス感染症ですが、広島県では、県民の努力の甲斐があって、新規感染者数が1月30日を最後に連日20人以下を継続していますし、ここ1週間では平均10人を切っています。街中でも99%の人はマスクを着用していて、感染予防の意識が高いなと感じます。感染がなかなか減らないところでは、マスクをつけない人たちも相変わらず多いようです。確かに人口が増えると、いろんな人がいるわけなので、自分勝手な人が増えるのも致し方ない気もします。彼らの言い分は「今まで病気をしたことがないから、自分はかからないので問題ない」、というわけのわからない自信からのようですが、マスクは自分の予防の意味というよりは、人にうつさないためですし、今まで病気していないということと、今後病気にかからないは関係はないですよね。今まで死んだことがないから、今後も死なないのでしょうか。

感染者数が減ってくると、いずれ移動制限は解除になると思いますが、人の移動が多くなると、また感染者数は確実に増えてきます。今はまだ医療環境が回復してきていないので、緊急事態宣言は解除されていないですが、それは適切だと思います。解除されたのちに、税金を投入して遊びに行くのを補助するGOTOは、休みも取れず、身を粉にして働いている医療関係者に対して、どういう気持ちなのかな、と思います。遊びに行きたい人、飲食したい人は今まで通りの料金を払って行ってもらえばいいのではと思うのですが、皆さんはどうお考えですか。私なら、解除になっただけでうれしくて、今までできなかったことが今までと同じ料金でできるなら、喜んで払うと思いますけど。

今は、メジャーなプロスポーツはオフですが、バスケットは行われています。ドラゴンフライズ、なかなか勝てません。一時勝っていましたが、また連敗街道を走っています。惜しいところまで行くのに、最終クオーターで逆転されたりと、あとひと踏ん張りしてほしいです。一方海外では大坂なおみ選手は全豪オープンで調子を上げていますね。初戦はちょっと苦戦をしたみたいですが、2回戦は圧巻の試合運びで3回戦にコマを進めました。2度目の優勝なるでしょうか。楽しみです。

私の中の最近の嬉しいことは、将棋の山崎隆之8段がA級に上がったことです。広島市出身の山崎8段ですが、17歳で棋士になっていますので才能は十分あり、NHK杯での2度の優勝を含め、棋戦優勝8回と強いのは間違いありません。また、過去に王座戦のタイトルに挑戦しています(当時の羽生王座に敗れてしまいましたが)。さらに上から2番目のクラスのB級1組に13年も在籍しており、実力があるのにA級になれない、ちょっと不思議な感じでした。昨年度は降級ぎりぎりでとどまって、今年はどうなるかと思っていたら、順位戦を勝ちまくって、9勝1敗であと2試合というところになりました。それでも自分より上位にいる棋士2人が連勝し、自分が連敗すると、同率でも順位の差で昇級できないので、相当プレッシャーがあったと思います。先日の11回戦は、久保9段という振り飛車の名手との戦いでしたが、相手にうまく立ち回れて完敗でした。インターネットでそれを見ていた私はがっくり。同時に、競争相手の上位の2人の棋士の試合を見ていると、それぞれが優勢を築いています。今日は昇級が決まらないのかと思っていたら、一人が逆転負けをして、山崎8段のA級昇格が決まったのでした。本当にうれしかったです。山崎8段と直接話をしたことはないですが、毎年故村山聖9段をしのんで出身地の府中町で開催されている、怪童戦という子供たちの大会で、子供たちに指導対局をしているのを何度も見た事があります。教え方も優しく、イケメンでもありますし、NHKの将棋の時間の講師もしたことがあるのでご覧になったことがある人もいらっしゃると思いますが、話も上手で、とても魅力的な棋士です。広島出身で、広島将棋センター出身の棋士は故村山9段、山崎8段、糸谷8段、片上7段、竹内5段と5人いて、いずれも関西の森信雄門下です。糸谷8段は、竜王にもなったこともあるA級棋士ですが、今月から渡辺明棋王とタイトル戦が始まり、今戦いの真っ最中です。第1局は糸谷8段が勝っていますので、あと2勝でタイトル奪取となります。片上7段は東大出身の俊英で、この度王位戦にリーグ入りをしました。全棋士168人のうち12人しか入れないリーグですので、相当難関です。頑張れ~とみんなを応援しています。ただ、悲しい知らせが一つ。この広島将棋センターがこの3月で閉店となってしまうのです。私も行った事がありますが、子供たちから年配の方々まで、多くの人が将棋を指していました。ただこのコロナ禍でお客さんが集まれなくなり、経営難になってしまったようです。42年の長きにわたり広島の将棋界を盛り上げてくださっていたセンターの関係者の皆さん、ありがとうございました。いつかまた、どなたかが広島の将棋界を盛り上げるように、センターを開いてほしいと思います。