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2021年8月

2021年8月18日 (水)

緊急時の連絡について

皆さん、こんにちは。大雨が続いていますが、お変わりございませんか。安佐北区、安佐南区、西区など土砂崩れが起こっています。ただ、皆さんの危機意識が高く、適切に避難されていて、お亡くなりになった方はほぼいないようです。他の地域では、田んぼを見に行って行方不明になった方もおられるようですが、見に行っても何もできないわけですし、何かあったらその後の捜索にどれだけの人の労力がかかるかを考えたらわかると思います(ただ、行く、という本人はその意識がないから出かけるのでしょうが・・・)。「危うきに近寄らず」「転ばぬ先の杖」を実行していただきたいです。

一方コロナウイルス感染症は新型が全国的に蔓延しています。ワクチンの効果も下がっているようですが、感染を防ぐ率が下がっているだけで、重症化するのを防ぐのにはとても有用ですので、ワクチンを打てる人は打つのがいいと私は思います。大切なことは、とにかく不必要な外出、会合、外食を避けることと、手洗いをしっかり行うこと、睡眠、栄養を十分取って免疫力が下がるのを防ぐことです。各自が行うと、結局社会全体が行うことになり、感染の拡大は防げます。ただ、非常に残念なことに、国民から選ばれた人たちが料亭で会食をしているので、国民全体で頑張ろうと言っても、聞き入れない人がいるのはある意味致し方ないでしょうか。

最近、自然災害が増えています。それも以前より急激にやってきますしその威力も大変強いものです。そこで、当院におきましても、特別警報が発令された場合、皆さんやスタッフの安全確保のため、臨時休診、もし診療途中の場合は診療打ち切りとしております。せっかく待ったのに、と言われるかもしれませんが、生命の危機が迫っていることとの天秤にかけると、どちらが大切かはお判りいただけると思います。診療中止があらかじめわかっている場合は、ブログ(やホームページ)に掲載しますが、それ以外にラインやメールでの連絡も行っています。今日、あるいは明日は突然休診だとかがわかりますので、大変有用かと思います。ただ、そのためには当院にラインかメールアドレスの登録をしておいていただく必要があります。特に予約システムを使用している方は、登録しておいていただくと、診察の順番が近づくとお知らせライン、メールが届きますので、外出されている方には特に便利かと思います。当院では緊急事態(ほとんど休診のお知らせだと思います)を除いて商業メールをお送りする予定は全くありませんので、何かの機会がありましたら登録を検討していただければと思います。登録していると、せっかく来たのに閉まっていた、あるいは受付が一杯で断られた、ということは防げるとは思います。

2021年8月 2日 (月)

大村雪乃展

皆さん、こんにちは。今日も暑かったですね。局地的な雷雨などの恐れもありましたが、広島市近郊では結局は降らなかったのかなと思います。その一方で長野県飯田市付近では1時間に110mmの、福島県須賀川市付近では1時間に100mmの大雨が降ったようです。本当に最近の局地的豪雨は全く予想しづらく、一気に冠水したり、土砂崩れが起きたりと油断なりません。その結果、日常生活に大きな支障が出ますので、自治体や国には治山治水をきちんと行なっていただきたいものです。

今日はオリンピックは金メダルはありませんでした。合計17日間開催予定ですが、本日は10日目となります。そして金メダルなしの初めての日になりました。とはいえ、柔道を筆頭にスケボー、卓球などいろんな競技で金メダルを量産し、現時点ですでに過去最高の17個の金メダル数となっています。本当にすごいです。金以外のメダルでも、過去に獲ったことがない種目でのメダルもあり、選手の皆さんの頑張りには頭が下がります。そんな中、SNSで誹謗中傷をする人が少なからずいるようで、選手たちを傷つけています。以前から思っていることなのですが、よっぽど不満やストレスが溜まっているのでしょう、匿名であることをいいことに、有る事無い事、誤解偏見などぶちまける人がいます。SNSは全て本名を明かさないとできないようにしたらこんなことは起きないのでは、と個人的には思います。車のナンバープレートも、番号ではなく名前にしたら、違反が減るというのを以前何かで読んだことがあります。自分の名前が出ている状態で無謀な運転でもしたら、すぐばれて超恥ずかしいでしょうからやらなくなります。また通報も簡単です。例えば、白い軽自動車の山田太郎が逆走していますとか、覚えやすいですしね。でも実際はプライバシーのこともありますので、なかなかできないのでしょうが、SNSのあり方を考える時期に来ているように思います。

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さて、今日は超久しぶりに高速に乗って、大村雪乃さんの作品を見に吉和にあるウッドワン美術館に行って来ました。15時頃に着いたのですが、ほとんど貸切状態で、他のお客さんもおらず、ゆっくり自分のペースで鑑賞できました。彼女は市販の丸い色付きシールを貼ることで、夜景などを描きだすという芸術家です。作品の写真撮影がOKでしたので、たくさん撮影しました。一目で、「東京だ」「函館だ」「大阪だ」「香港だ」などとわかるすごく町の特徴をとらえた作品たちでした。それを丸いシールだけで表現できるなんてすごい技術です。

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その中でも、香港の夜景を映し出した作品が圧巻でした。とても大きな作品で彼女の作成した作品の中でも最も大きな部類に入るとのこと。しかもこれは香港の人に頼まれて作成されたようなのですが、コロナウイルス感染症の世界的蔓延のため、香港に発送することができず、その間だけ、展示会で見てもらうことが許可されたとのことです。その展示会は、このウッドワン美術館だけですので、この期間(9月26日まで)が終了するとこの作品は香港の個人のところへ行ってしまうようです。ということは、この作品を日本で(あるいは世界中で?)見ることができるのは、広島で、この期間だけという超貴重な作品ということになります。そんなこととは知らず出かけたわけですが、見ることができてとてもよかったなと思いました。皆さんも時間があれば見てください。時間を選べば、人も少なく感染症の心配も少ないですし、ゆっくり自分のペースで鑑賞することができると思います。他にも常設展だけでなく、いろんな絵やマイセンの陶器、ガレのガラス工芸品などを見ることができます。

美術館の外にでると気温は30度くらいで、日陰に入るとそんなに暑くはなく、そのまま読書もできそうなくらいでした。やはり高地にあるし、森の中ですので少し涼しいのでしょう。避暑にはもってこいの場所ですね。ただ、夕方になると蚊とかが出て来ますし、蛇やイノシシなども結構いそうですので、私はちょっと苦手ではあります。

コロナウイルスの感染者が爆発的に増えています。予期されていたこととはいえ、実際に増えると心配でもあるし、気持ち悪いです。若い人の中には、副作用を恐れてワクチン接種を行わないという意見の人が少なくないようですが、若い人であっても感染すると命に関わるし、後遺症で苦しめられる場合も結構あるようです。未知の副作用を恐れるより、既知の有効性、効果を信じる方が益が多いと私は思っています。