化粧品による保湿について
皆さん、こんにちは。先週は「暑いですね」、と言っていたのに、数日前から急に寒くなりました。と言っても、それは朝方だけで、今日もお昼は暑かったですね。ただ、朝夕の冷え込みが来ると、肌の乾燥が急激に進みます。最低気温20度の法則、と私が勝手に思っているのですが、最低気温が20度を切ると乾燥が始まります。ここ数日は、20度なんてもんじゃなく、16度~18度で推移していました。10月は2~6日は最低気温が20度を切っており、その後いったん20度以上に持ち直したものの、また15日から20度以下になっています。9月も23~25日は最低気温が20度を切っていましたので、9月も乾燥肌を気にする人が来院されていたことと矛盾はない気温の変化かなと考えています。
さて、乾燥し始めると、化粧品をつける量が増えますね。特に化粧水をたっぷりつけなきゃ、と思っている人も多いと思います。それはそれで正しい。しかし、実はそれだけではだめなのでした。化粧水は基本的には水分がメイン。保湿成分として多価アルコールのグリセリン、天然保湿因子のアミノ酸、水溶性高分子のヒアルロン酸などが入っているものもありますが、乾燥肌のひとにはそれでもまだ少し足りません。
その後、乳液をつけて終了という人も多いかと思います。乳液は油分が多いですので、化粧水で肌に吸収された水分の蒸発を抑えてくれます。それはそれでとても大切で欠かすことはできないものなのですが、乾燥肌で欠かせないのが、実は美容液です。美容液の中には美白とか、小じわの改善とかの機能があるものももちろんありますが、やはり大切な機能としては、保湿成分を潤沢に含んでいることから、水分がより保たれるというのが挙げられます。
ですから、乾燥肌が気になる方は、以前から述べているような点に気を付けながら、クレンジング→洗顔をした後、化粧水→美容液→乳液→クリーム と行くといいでしょう。
次回はそれらについてもう少し詳しく説明したいと思います。