保湿剤の種類
皆さん、こんにちは。昨日の昼は暖かかったですね。皮膚科検診の結果を学校にお渡しするために昼に車で外出しましたが、エアコンは不要、むしろ少し暑いくらいの陽気でした。ただ、車外に出ると日差しは強いものの、暑いということはなかったです。来週は一気に寒くなるようですので、体調管理は気を付けて行ってください。
保湿に関してですが、わたしはつるつるの人には不要と思っています。ただ、少しでも乾燥がみられるときには、早めに保湿をしていただきたいと思います。乾燥があると、そこのバリア機能が低下していますので、いろんな物質が吸収される恐れがあります。そしてその吸収された物質が皮膚に炎症を起こす力があると、あっという間に皮膚が赤くなったりかゆくなったりします。
今日は保湿剤の種類といろんな作用の比較について表をお見せしたいと思います。
水分を保つ力 |
水分の蒸発を 防ぐ力 |
外からの刺激を はじく力 |
|
セラミド | ⇧ | ⇧ | ⇧ |
尿素 | ⇧ | ⇧ | ⇩ |
ヘパリン類似物質 | ⇧ | ⇨ | ⇨ |
ビタミンE | ⇧ | ⇨ | ⇨ |
ワセリン | ⇨ | ⇧ | ⇨ |
中山秀己:アレルギー 52:1101-1103,2003
その他、コラーゲンやヒアルロン酸なども保湿作用がありますが、含有する医薬品はないので、割愛しています。いずれも水分を保つ力はとても強いのは間違いありません。ただ、性能はピンキリで、人工のものか、天然のものかで変わってきます。やはりいいものは医薬品よりも保湿能力が高いものもありますし、値段もそれなりにしますので、お財布と相談しての購入になろうかと思います。