大人ニキビの治療について
皆さん、こんにちは。3月に入った途端、日中の気温が上がり急に暖かくなりました。朝夕は相変わらず1度前後ですが、昼頃には15度くらいになったりして、気分がいいですね。ただ、花粉症の人(私もそうですが)にとっては花粉量が増えてきますので、つらい時期になりつつあります。症状がある程度強い人は、症状が出る前に内服薬を開始するといいと言われています(もちろん、最近の薬は即効性がありますので、症状が出てからスタートしても間に合わないわけではありませんが)。それでも落ち着かない、あるいは目に症状が出る方は、鼻スプレーや目薬も併用するといいでしょう。
大人ニキビの治療で大切なことは思春期のものとは少し異なります。
1)治療のゴールはニキビが全くでなくなること、ではなく、できにくくする、と頭を切り替えること
思春期のニキビは、脂の量と皮膚の完成度がマッチするとでにくくなりますので、おおむね高校卒業までには落ち着く人が多いです。一方、大人ニキビは、ベースに脂漏性素因を持っている人がなるので、いつ治るかはわからないですし、完治はかなりしにくいと言われています。
2)もう一つのゴールは、ニキビ跡(瘢痕)を残さないようにすること
こちらは思春期のものと同じです。一度できた跡は本当に治りにくいし、ある程度深くなってしまうと治らないものもあります。とにかく新しくニキビができるたびに、ニキビ跡になる恐れが増えますので、新しいニキビを出さないようにすることが一番大切です。
3)そのためには、思春期ニキビと比べて生活を整えることの比重が重くなります。避けるべきこととして、
*睡眠不足、*ストレスをためる、*バランスの良い食事ができていない、*触ってしまう などに注意しましょう。