光線過敏症について
皆さん、こんにちは。先日も書いたのですが、春分の日を過ぎてしまっているこの頃が一年で最も紫外線を浴びる時期です。春分の日と秋分の日、いずれも太陽が真東から登って真西に沈む、昼と夜の時間が12時間ずつであると同じコンディションです。となると紫外線量も同じと考えてもらっていいのですが、9月はまだまだ暑く、35度とかにもなりますので、ひなたに出ない、たとえ出ても日陰で過ごす、日傘をさす、もちろん日焼け止めは塗る、と皆さん紫外線対策をしておられます。しかし春分の日のころは、適度な温かさ、日によっては寒い日もありますので、暖かさを求めてあえてひなたを選んで歩く人もちらほらいますし、暑くないので、外に2時間いても何ともありません。風が冷たいと紫外線でひりひりした感じがあるはずなのに、冷やされることで感じなくなり、日焼けに気づきにくくなります。さらに、冬の間、日に当たらなかったことで、前年の日焼けが薄くなっていて、紫外線に対して皮膚が敏感になっています。それに加え紫外線量が少ないと油断して日焼け止めをつけ忘れる人も結構いたりして、この時期が紫外線暴露に関しては最も要注意の時期になるのでした。
今回からしばらくは光線過敏症のお話です。上述したように、日光にある程度当たると赤くなったりひりひりしたりするのは誰でも起こりうるわけですが、普通なら問題ない量(時間)の紫外線に当たっただけなのに、皮膚に炎症が起きてしまうものを光線過敏症と言います。原因の分類としては、
1)体質によるもの
2)光線過敏を引き起こす何らかの物質の関与するもの
があります。ただ、原因不明のものも多くあります。
次回から、もう少し詳しく説明していきたいと思います。