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2022年2月11日 (金)

平野歩夢選手、やってくれました!

皆さん、こんにちは。相変わらず寒いうえに、コロナが蔓延し、楽しいことが少ない状況ですが、ここ数日オリンピックでの日本人選手の活躍で、うれしい気持ちがわいてきます。昨日はフィギュアスケート男子フリーが行われ、オリンピック初出場の18歳の鍵山優真選手が310.05点で銀メダル、前回平昌大会銀メダリストの宇野昌磨選手が293.00点で銅メダルを獲得しました。二人とも銅メダルと取ったフィギュア団体戦にも出場していましたので、それぞれ2個目のメダルとなりました。期待の羽生結弦選手はショートプログラムでの不運なジャンプミスがたたり、点が伸びませんでした。それでもフリーでは有言実行、史上初の4回転半ジャンプに挑みました。おしくも転倒してしまい4位になりましたが、やり切った表情が印象的でした。

女子ではスノーボードハーフパイプの決勝には4人の選手中3人が残りました。その中で、冨田せな選手が3位に入り、この種目日本人初のメダリストとなりました。

そして今日ですが、金メダルの大本命と言われていた男子ハープパイプの平野歩夢選手が、予選を首位で通過して迎えた決勝で、見事金メダルを獲得しました。2回目の試技で大会初のトリプルコーク1440の大技を決めたものの、得点が意外に伸びず91.75と誰もが納得できなかった低い得点で2位。ただ、1位の選手の技も相当難易度が高いものだったようで、それを完璧に決められたので、後から解説を聞きながら画面を見たら、100%ミスジャッジというわけでもないのでしょう。別の意見では、トリプルコーク1440をほかの選手もやってくる可能性があり、今回あまりに高い点を出してしまうと、ほかの選手がもっといい演技をしたときに出す点数がなくなるから、辛目につけたというのもあり、それも採点型の競技ではありえそうでした。そして2位で迎えた最終演技の3回目、同じ演技で完成度を上げて完璧に演技を終えた平野選手。今後は誰にも文句のない96点の高得点をたたき出し、逆転し金メダルを手に入れました。出だしの最初の演技、今シーズン彼しか成功していないトリプルコーク1440を今日の決勝の試技の3回とも見事に決め、流れを作り、以後も様々な技を繰り出し、着地もスムーズに行い、ドキドキわくわくするような演技で滑り切りました。これで勝てなければどうしようもないというレベルでしたが、終わってみれば96点という圧巻の得点でした。決勝ラウンドには参加した4名すべての日本選手が進みましたが、弟の平野海祝選手は9位、2021年に賞金大会のXゲームズ、世界選手権でともに初優勝した20歳の戸塚優斗が10位、19年世界ジュニア選手権、20年冬季ユース五輪優勝の19歳の平野流佳選手は、決勝では3回の試技ともすべて失敗し、12位に終わりました。

06年トリノ五輪、10年バンクーバー五輪2連覇。14年ソチ五輪は4位に終わりましたが、18年平昌五輪で3個目の金メダルを手にした伝説のショーンホワイト選手は今回は4位でした。彼は平野選手に祝福に行っていましたが、世代交代を伝えに行ったのかな、と勝手に推測しているのでした。平野選手もホワイト選手を尊敬しているようなコメントを残していますし、王者から王者へと伝説は引き継がれていくのでしょう。夏のスケートボードやスノーボードなどボード系の選手はとてもお互いをたたえあっている感じがして、誰が成功しても、失敗しても一緒に喜んだり、悲しんだり慰めあったりと、まるで家族のような温かさを見せてくれるので、なんだか素敵な感じがしています。

今日は、感動で胸がいっぱいになった一日でした。明日からも頑張ろう、と思わせてくれる大きな力をくれました。平野選手、そして多くのオリンピアンの皆さん、ありがとう。