胃カメラしてきました
皆さん、こんにちは。今日は寒かったですね。太陽はさんさんと照っており、日なたで風のないところはぽかぽかなのに、実際の温度を測ってみると、市内の真昼間に0度とか-0.5度とか、信じられない低さでした。まるで、冬のソウルみたいに感じました(といっても、ソウルに行ったのは、20年前に一回だけなのですが・・・)。それでも当初は雪が降るのでは、という予想でしたので、晴れていてよかったと思ったのでした。
というのも、今日は胃カメラの検査の予約があったからなのです。1月の最初の水曜日、健診センターで1年半ぶりの人間ドックを受けました。例年胃カメラをお願いするのですが、それだと予約待ちが長いので、今回はバリウム検査にしてもらいました。すると、年末に予約をしたのですが、すぐ予約がとれたのでした。採血の結果などはその場ですぐ説明され、ほぼ問題ないということで、安心していたところ、先週正式な結果報告書が届いたので、鼻歌交じりで封を切ったところ、判定はE 要精査 になっているではないですか。何がどうなったのか、報告書をじっくり見てみると、胃のところで、胃潰瘍みたいな影があるので、内視鏡専門医に診てもらうこと、紹介状もあります、との記載あり。えっっっ、ちょっと衝撃でした。その後、なんだかみぞおちのあたりがチクチクするような気もするし、このまま置いていてもらちが明かないので、安佐市民病院時代に一緒に働いていた、辰上内科の辰上先生に電話して、今日の検査をお願いしていたのでした。
内視鏡は、以前よそでやってもらっていたのとは違い、超細いものでした。先生にお聞きすると最新のものとのこと。私は嘔吐の反射がきついので、やはりのどを通るときとか、押し込まれるときにおえおえなりましたが、先生の腕もいいですし、普段よりかなり楽で、10分くらいで終了しました。そして、結果は・・・じゃ~ん、異常なしでした。胃のヒダが潰瘍みたいに見えたのでしょう、粘膜はきれいですよ、と言われ、ほんと一安心でした。先生、スタッフのみなさん、ありがとうございました。それから、特に何事もなく、普通に車で帰宅しました。その後、妻とランチを食べに出かけたのでした。あーよかったよかった。そうそう、そういえば、スタッフの方の中に、見覚えのある方が何人もおられ、びっくりしましたし、少し恥ずかしい感じもしました。世間はせまいな~とつくづく思ったのでした。
ちょっと前、将棋の羽生善治さんと、以後の井山裕太さんが、国民栄誉賞に輝きました。本当におめでとうと言いたいです。お二人ともお若いですが、成し遂げたことと言ったら、前代未聞、誰も過去にしたことのない、永世7冠、あるいは2回目の全7冠制覇と、ぶっちぎりの強さを見せてくれています。将棋は以前から大好きで、よく知っていますし、囲碁は超初心者ですが、初めて買った本が井山さんの本ですので、なんだか嬉しくなってしまいました。
国民栄誉賞をちょっと調べてみますと、一番若いのは、柔道の山下康裕さんの27歳で、次いでQちゃんの愛称で有名な、マラソンの高橋尚子さんと今回の井山さんが28歳です。そして柔道の吉田沙保里さんの30歳、伊調馨さんの32歳とほとんどがオリンピックの金メダリスト、あるいは世界選手権優勝者などのスポーツ選手ですね。全体を見ても、全部で25人と1団体がもらっておられますが、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」と規定されていることから、国を背負って頑張っているスポーツ選手が多いのはある意味、当然かもしれません。その他、芸能、歌謡界からも多く選ばれていますが、こちらは没後だったり、ある程度ご高齢になってからですね。逆に、元阪急の福本豊さん、イチローさんなどは、受賞を辞退されています。特にイチローさんは2回も打診があったのに、「自分はまだ現役で、発展途上なので、もしいただけるなら引退したときに」と言われたとか。福本さんに至っては「そんなんもろたらタチションもでけへんようになる」と言われたということですが、実際は、その前にもらっておられた国民栄誉賞の第1号が王貞治さんだったので、福本さんは「王さんのような、広く国民に愛される人物ではないと受賞してはいけないと思った」と謙虚に語っておられたようです。それを聞いて、賞の重みを本気で感じておられたのだなぁと思いました。これは決して以後若くして受賞された人が賞を軽んじているという意味ではありません。物事の価値観は時代時代で変わってきますし、受賞された方々はみなさん後世に名を残されていくだろう人たちばかりですから。ただ、福本さんも盗塁の世界記録保持者でもあり、受賞されていてもおかしくはなかったかな、と思った次第です。