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2019年9月24日 (火)

CSまであと1つ

皆さん、こんにちは。昨夜の台風の影響はいかがだったでしょうか。広島は直撃を免れて、風は強かったものの、大雨ではなく、大きな被害はあまり出ていないようです。一方、九州の長崎では7万戸を超える家屋の停電が発生しましたし、宮崎の延岡では竜巻で5百棟近くの家屋が被害にあったようです。特に竜巻はいつどこで発生するか見当がつかないので、心の準備などもできず、あれよあれよという間にやってきて、気づいたらこんな風になっていたという感じでしょうか。一方台風のほうは、来るぞ来るぞとわかっているが故の恐怖があり、雨の量が多くなると、音もすごく大きくなりますし、一晩中寝られないという方も多いかと思います。近くに川や山があり、特に過去に被害が出たことがある地区では、浸水や土砂災害などの可能性も考えておかないといけませんし、とても不安だと思います。私も子供のころの実家は山のそばにありました。イノシシは稀にですがいましたし、蛇などはよく見かけました。ムカデには2回刺されたことがあります。また、一度山が崩れて被害にあったことがあります。幸いに土砂の量はわずかでしたので、建物には被害が少なく、トイレが埋まったくらいでしたが、それでも結構後始末が大変だったように思います(まだ小学生くらいだったかと思いますので、両親がどれくらい苦労したかは不明ですが・・・)。今は、実家の裏山は宅地の造成で山が切り崩され、団地の真ん中くらいになっているので、そういう心配もなくなっています。

台風15号による甚大な被害を受けた千葉県のほうは、1万戸以上の家屋の被害が出ており、今回の台風の影響で、かけていたブルーシートが飛ばされたところもあるようです。台風シーズンとはいえ、こう連続してくると、疲れも何倍にもなると思いますが、休めるときには休んで、体力を維持しつつ、復旧を頑張ってください。停電も2300戸まで減っていたのに、また5400戸にまで増えた様子です。その後、東京電力の必死の作業で1900戸まで減ったようです。だいぶ減ったとはいえ、台風が来てから2週間が経ちます。今の日本人の生活で、電気がないなんてことは、キャンプでもいかないとありえないわけで、一刻も早い復旧をしてほしいものです。

これを見ていて、東日本大震災の福島原発のことで、東京電力のトップの東京地方裁判所での19日の判決を思い出しました。福島第一原子力発電所の事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で起訴されていた東京電力の旧経営陣3人は無罪となったのでした。47万人が避難を余儀なくされた事故を引き起こした企業のトップが無罪なんて信じられません。確かに、彼ら3人に賠償しろと言ってできるわけでもないのはわかりますが、それだけの甚大な被害を与えうる、危険な原発を運営していて、そこでのトラブルがあってもまったくおとがめなしはありえないと思います。少なくとも、企業としての責任を取らないといけないと思いますし、経営陣トップとなると、退職金だって、給料だって、数千万、あるいは数億もらっているのでしょうから、全額受け取らないとかの誠意を見せる必要はあろうかと思います。もしすでにそんなことはしている、と言われるのでしたら、それを知らない私が悪いのですが。こちらは人災の側面は絶対あると思います。一方台風のほうは誰かのミスということではないので、文句を言っていくところもないのですが、過去に土砂崩れや河川の氾濫の歴史を持っている地域には特に、地方自治体~国を挙げてバックアップしてほしいと思います。そういう箇所に家を作るな、とも言えますが、町を形成していく上には家が必要なわけですし、繰り返すということは、過去の事柄を教訓にできなかったという意味もあるかと思うので・・・。

ちょっと暗い話題でしたが、ここから大好きなスポーツの話題です。まずはテニス。大坂なおみ選手が、今まで2度の準優勝で涙をのんでいた東レ・パンパシフィック・オープンで、大会初優勝を成し遂げました。日本女子の大会優勝は、95年伊達公子選手以来24年ぶり史上2人目ということで、偉大な記録ですね。現在世界ランキングが4位となっている大坂選手。全豪オープン優勝以来コーチも2人変わっていますが、彼女の力を伸ばしてくれるいいコーチを早く見つけてもらいたいです。辞めさせた理由はわかりませんが、自分のわがままを聞いてくれないとか、耳の痛いことを言うというので、辞めさせた、というわけではないと信じています。

次は女子ゴルフ。1年前まで無名で、AIG全英女子オープンで優勝し、一躍時の人となった渋野日向子選手が、デサントレディース東海クラシックで、最終日8打差を逆転し、奇跡の優勝を果たしました。最終日自己最高の8バーディー、ノーボギーの64で回り、通算13アンダーでした。まだ20歳なのに、すでに賞金を1億円も獲得しています。実際はこれにAIG全英女子オープンでの優勝賞金7200万円を加えるのでしょうから、本当にすごい額を手に入れていますね。まあ、プロの選手というのは、誰にでもできるわけではない、素晴らしいプレーを見せてくれて、その結果に順位や賞金が反映するので、その感動を与えてくれる代金だと思うと、決して高くはないのかなとも思います。サッカー選手、バスケットの選手、もちろん野球選手なども同じです。ただ、ゴルフは全くの個人競技ですので(まれに国別対抗などもありますが、それも誰かがカバーしてくれるわけではないので、やはり個人競技だと思います)メンタルがとても強くないと戦っていけない気がします。最近の若い選手たちは、われわれ世代とは違って、国を背負っているとか、勝ちたい勝ちたいというプレッシャーが少なく、もっとあっけらかんとしている気がしていますし、それがいい方向に向いているのではないかと感じています。来年は東京オリンピックも開催されますので、参加される選手には、自分の力を出し切る、ということだけに集中して頑張ってもらいたいと思います。それでだめなら、そういうもので、自分より優れた人が自分よりいい色のメダルを取ったんだと、納得できると思いますし。

最後にカープの話題ですが、ここ4試合、先制され、追いつききれず負けが2試合続き、その後、先制していて逆転負けが2試合と、投打の歯車があっていないチームに見える状況でしたが、今日はようやく勝ちました。今日も、先制し、追いつかれ、8回に2点突き放して、このままゲームセットかと思いきや、フランソア投手が2ランを打たれ、同点に。嫌な流れでしたが、10回裏、會澤選手のどん詰まりのセンター前ヒットがサヨナラ勝ちを呼び寄せてくれました。今年はあと1試合を残すのみとなりましたが、今年の優勝を逃した原因は、ピッチャーの不振に尽きると思います。もしかしたら3連覇したことによる、疲労の蓄積があったかもしれませんが、昨年も大した記録を残していない=それほど疲れていない薮田、岡田ら(あえて呼び捨て)がピリッとしませんでした。また、中継ぎ陣は本当に疲弊していたように思います。一岡投手、今村投手、中崎投手など、3連覇したときに大活躍だった投手が今年はほぼ活躍できませんでした。フランソア投手も頑張りはしましたが、昨年セットアッパーとして見せてくれていたほぼ完ぺきな投球が、今年はあまり見られなかったように思います。中崎投手が2軍落ちした後、クローザーとして出てきましたが、何度も失敗していましたので、やはりクローザーというのは本当に大変な仕事なんだな、と改めて痛感した1年でした。そうしてみると、今日引退試合で登板された永川投手などは、1年目からクローザーとして25セーブをあげ、2007~9年は3年連続で30セーブ以上あげるという大活躍でした。その頃は、まだ強いカープではなかったので、彼がいなかったら、とんでもないことになっていたでしょう。通算165セーブはカープ最多記録と聞いています。新庄高校から亜細亜大を卒業して、広島に入ってくれた広島愛の強い永川投手。お疲れ様でした。これからカープに残られるのか、解説者などをされるのかわかりませんが、これからのご活躍をお祈りしています。

最後にちょっとアナウンスがあります。昨年5月より、毎月第3金曜日を往診日として、一般診療は行っていませんでしたが、来月より外来を再開します。といっても、午前中は往診に出ますので、午後のみの診療となります。午後ですので、今までと同様、完全予約制となります。開始時間は普段とは少し異なり15時半からで、終了は18時までといつもと同じです。受診希望の方は予約システムを利用して受付をしてくださいね。