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2021年10月10日 (日)

洗顔料について

皆さん、こんにちは。連日30度を超える日が続いています。10月というのにどういうことでしょうか。それでも朝夕はやはり冷えてきており、秋を感じさせますね。こういう時期は体調を崩しやすいので要注意です。風邪でもひいてしまうと皮膚のコンディションは一気に悪くなりますので、体調管理はしっかり行ってください。

さて、今回は洗顔料についてです。洗顔料で除去するものとしては、

1)汗や皮脂などの分泌物や老廃物などの生理的な汚れ

2)ほこりや雑菌など皮膚表面に付着した汚れ

3)洗い残ったクレンジング料、軽いメーク

などがあります。

剤型としては

1)固形の石鹸・・・・泡立ちがよく洗い上りがさっぱりしたものが多い

2)クリーム・・・・顔用スキンケア製品に多い。使いやすく泡立てしやすい

3)泡タイプ・・・・液状の洗顔料で、泡状に出てくるタイプ。手軽。

があり、1)2)3)の順で洗浄成分の量が多くなっています。

洗浄剤としては

1)脂肪酸石鹸・・・pHは弱アルカリ性なので、洗顔時には皮膚のpHはいったん中性に近づくが、その後1時間程度で元に戻る。皮膚表面に付着した石鹸は皮膚の上で中和されて脂肪酸となり、保湿効果をもたらす。

2)合成界面活性剤・・・pHは中性から弱酸性で、普通の肌の状態に近い。ただ、皮膚表面に吸着した界面活性剤は分解されず残ってしまう。

の2種類があります。

洗顔料の使用方法ですが、

1)ぬるま湯で手と顔を洗う

2)洗顔料をよく泡立てたら、泡で顔を包み込むように洗う。皮脂の多い額、小鼻などから洗いはじめ、乾燥しやすい頬、目元、口元は泡をやさしく伸ばしこすらずに洗う。耳の前や口の周り、あごの周りなども忘れずに。

3)洗い残しがないようにぬるま湯で(35度でしたね)ですすぐ。

4)清潔な柔らかいタオルで押さえるようにして水分をふき取る。ごしごし拭かないようように。

次回は泡立てる意味、すすぎのポイントについて解説します。