洗顔の際の泡立てについて
前回は洗顔料について説明しましたが、本日は泡立ての意味について述べたいと思います。泡を立てるために、洗顔料を手の上で混ぜ混ぜしますが、それをしすぎると、洗浄力がなくなってしまうのではと思われる方がいらっしゃるかもしれません。雰囲気としては私もよくわかります。濃い洗顔料を顔につけたほうがよく汚れが落ちそうと思えるからです。ただ、洗顔料、石鹸などは泡立てて使うように設計されていることを忘れてはいけません。泡立てずに使うと、濃すぎて肌に悪影響が出ます。よくたとえに出すのがカルピスですね。カルピスは5倍に薄めて飲むように設計されています。原液で飲んだらよりおいしいかと言えば、濃すぎておいしくないですよね。ですから、洗顔料も石鹸もしっかり泡立てて使用しましょう。
泡による洗浄のメリットしては
1)十分泡立てることで、洗浄剤の表面積がおおきくなり、汚れに接触する面積が増える。だから少ない洗浄剤の量で、効率的に洗浄ができる。
2)泡がクッションとなり手と顔の皮膚の摩擦を避けることができるため、皮膚を傷めない。
3)泡立てすることで、洗浄剤の濃度が下がり、皮膚への刺激性が低くなる。
ちなみに顔を洗う際に必要な泡の大きさとしては、自分のげんこつ一個分くらいが適当でしょう。