化粧品に配合される保湿成分について ー2- エモリエント
皆さん、こんにちは。東京ドームでの巨人3連戦、すごかったですね。今年は巨人に全然勝てず、どうなるのかと思っていたら、15日は磯村捕手の延長での満塁ホームラン、翌16日は二軍から上がってきたばかりの長野選手の2打席連続、しかも2本目は満塁ホームランで大勝でした。そして昨日は野村投手が打たれて、0-4でありゃりゃこれは負けだね、と思っていたら、先発から中継ぎに回った九里投手が頑張り、それに触発されたのか、堂林選手の代打満塁ホームラン、さらには磯村捕手も2ランで今季初の4点差をひっくり返しての勝利!なんとこの二人は高校生のとき、中京大中京のバッテリーを組んでいたそうです。堂林選手はピッチャーから野手に転向していますが、本当に近しい仲だったんですね。それに今年のドラフト3位の中村健人選手もホームランを打ちましたが、彼も高校は中京大中京と、3人の同じ高校出身者が3発を打ちあげました。奇しくも、同じ日に中京大中京高校は甲子園予選で敗退したみたいです。残念でした。
借金はあと1つ。セリーグは首位のヤクルト以外は全部負け越しと、下がどんぐりの背比べになっていますが、早く抜け出していってほしいです。ヤクルトがもたもたしていたら、追いつけるかもしれないとひそかに希望の火をともしたのでした。
皮膚からの水分の蒸発を防ぐためのバリアを作ることにより、皮膚の潤いの維持にかかわる保湿成分をエモリエントといいます。
2)エモリエント
①セラミド
バリア機能を担っている細胞間脂質の主成分です。以前は作ることがむつかしく高価でしたので、化粧品に配合されることが少なかったのですが、近年、生産技術の発展などにより、以前より多くの化粧品に配合されるようになってきました。主なものとしては
a)ヒト細胞間脂質と同じタイプのもの
b)構造が類似する疑似セラミド
c)植物由来のグルコシルセラミド
などがあります。
②油剤
いわゆる油ですが、角層尿面に油の膜を形成することによりバリア機能を高めます。主なものとしては、
a)炭化水素油:
スクワラン・・・植物から抽出されたスクワレンに水素を添加したもの
流動パラフィン、ワセリン・・・石油から抽出、生成されたもの
ポリブテン・・・合成して得られる油 など
b)エステル油:
ラノリン・・・羊の皮脂腺から分泌される蝋
ミツロウ・・・蜜蝋(ミツロウ)は、ミツバチが六角形の巣を作る材料として、働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌するロウ(ワックス)
ミリスチン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル・・・ある種の脂肪酸とアルコールが化学反応を起こしてくっついた脂肪酸エステルの一種 など
c)油脂:
大豆油、ヤシ油、オリーブ油など。植物由来のものが多い。