2019年1月21日 (月)

スポーツは楽しい

皆さん、こんにちは。今日も大変暖かな日でしたね。朝早くは曇ったり、ちょっと晴れたりで、都道府県対抗男子駅伝が開催されるにあたり、少しでも回復してほしいな、と思っていたところ、午後からはうららかな陽気に包まれました。駅伝のほうは、広島県は今年は優勝を狙っていたようですが、途中2位まで行ったものの、最終的には4位となりました。第一回大会で優勝して以来、優勝はなく、2位は第3回、5回、21回大会と3回、3位も第16回大会と、あと少しのところまで行くのですが、一歩届かずです。それでも、若い子供たちが頑張りました。1区の高校生区間はは23位と出遅れましたが、それでもトップとは19秒差でした。2区の中学生が区間11位の走りで15位に上げて追撃態勢が整いました。3区の青山学院大学の吉田君が区間3位の走りで、一気に12人を抜いて3位に浮上。さすが青学の選手です。スゴイ。それでも首位の群馬県の選手は区間1位の記録で走ったため、27秒差と少し開いてしまいました。なおこの区間、青学の選手が5人も出ています。青学の選手層の厚さを感じさせますね。次いで4区ですが、世羅高校の倉本君が区間2位の記録で、ついに2位に浮上、イケイケでした。しかし、5区の高校生区間では、区間23位の走りで、4位に後退。もう20秒でも早く走っていれば2位をキープできていたのですが、選手の調子もありますので、なかなか思うようにはいきませんね。6区は中学生の区間ですが、区間17位で5位に後退、首位の群馬県とは37秒差でした。そして最終区は中国電力の藤川選手が区間7位と健闘し、一人かわして4位フィニッシュでした。優勝は今年の箱根優勝校の東洋大の相澤選手が、最終区2位の選手とは26秒差のぶっちぎりの区間1位で走り、福島県が逆転で、初優勝となりました。福島県の皆さんおめでとうございました。また、広島県の選手の皆さん、そして参加者の皆さん、大会運営に関わった皆さん、お疲れ様でした。来年も手に汗握るレースを見たいです。

全豪テニスは錦織圭選手、大坂なおみ選手とも、ベスト16に進出しました。錦織選手は昨年けがから復帰し、徐々に調子を上げてきており、前哨戦でも優勝しています。世界ランキングは9位、今回は第8シードでの出場です。大坂選手は昨年の全米オープンで日本人初となる4大大会優勝を決めており、一気にランクアップし、現在世界ランキング4位、全豪でも第4シードと絶好調。今日、4回戦が開催されます。お二人には頑張ってほしいです。同時優勝となったら、日本中がひっくり返るでしょうね。

卓球の全日本選手権では、昨年優勝した張本選手は準決勝でまさかの敗退となり、張本選手出現までは無敵だった水谷選手が優勝しV10を達成しました。おめでとうございます。ただ、来年の日本選手権には出場しないと言っているようで、引退?を思わせる言動には少し心配もあります。女子はほとんど無名だった14歳の木原美悠選手が、平野美宇選手、森選手を撃破して決勝に勝ち上がってきました。そして決勝の相手は、伊藤美誠選手。昨年の3冠王ですが、なんと今年も3冠を達成。もう手が付けられないという感じです。それでもまだ18歳というのですから、本当にびっくり。卓球、バドミントン、競泳、スピードスケート、フィギュアなど世界レベルにおいても日本が強い種目が増えてきています。それも若い選手たちがたくさん。来年の東京オリンピックが楽しみです。

2019年1月10日 (木)

今年の往診日について

近年、ご高齢で動きにくい患者さんや寝たきりの患者さんも増え、それに合わせて往診の依頼も増えてきています。今までも基本的に川内、緑井地区を中心に往診してきましたが、日常診療の合間に行くことが難しくなってきたため、原則第3金曜日を往診日としてを設定しております。

その日はクリニックに原則いませんし、いても往診カルテの整理、処方箋の作成を行わないといけませんので、一般診療は行いません。ただ、一般診療の代わりに予定が立つ手術をおこないます。しかし、これもあくまで予約手術専用ですので、当日突然来院されても手術はできませんので、ご了承ください。

今年の前半の予定は以下の通りです。

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2019年1月 9日 (水)

長野選手の移籍

皆さん、こんにちは。今日もいい天気でした。最近は晴れの日が多く、日中の気温も高いですね。昨日も午後の患者さんには汗をかいていらっしゃる方もいたほどでした。ただ、明日以降少し寒くなるようです。実際北陸から北は大雪が降っていますし、先日も広島ー札幌便の飛行機が欠航していました。これから本格的な冬がやって来そうです。寒さの苦手な私は、外に出るときには、腹巻、耳まで隠れる帽子、マフラー、手袋を使用することもあります。また、全国的にもインフルエンザの流行が宣言されました。マスク、手洗いの励行を行い、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい(ただ、科学的には、マスク、手洗いをしてもインフルの予防効果は期待できないようです。それでも、やはりきれいな手のほうがいいように思うのは私だけでしょうか)。

先日、オーストラリアのブリスベンで行われたブリスベン国際テニス大会で、男子では世界ランキング9位で第2シードの錦織圭(日清食品)選手が第4シードの同16位ダニル・メドベージェフ(ロシア)を6―4、3―6、6―2で退け、今季初戦を2016年2月のメンフィス・オープン以来、3年ぶりの優勝で飾りました。ツアー通算12勝目とのことです。おめでとうございます。

2007年にプロに転向した錦織選手ですが(286位)、2008年に初優勝(63位)、2009年には右肘の疲労骨折で長期離脱をし、ランキングは一時418位から、消滅、その後799位からの再スタートとなりました。2010年は優勝こそなかったものの98位まで巻き返し、2011年には世界の大会で準優勝2回で、25位まで上昇し、当時日本人男子世界ランキング最高位の松岡修造選手の持つ46位を超えるところまで行きました。2012年は全豪でベスト8で19位、楽天ジャパンオープン優勝、2013年はアメリカ国際インドアテニス優勝で17位までアップしました。さらに、2014年は4つの大会で優勝し、全米オープンは準優勝、ATPワールドツアーファナルズ初出場の快挙を達成し、一気に5位にまで行きました。2015年も活躍は続きます。3つの大会で優勝し、なんと4位。男女を通じて、伊達公子さんのもつ日本人最高位タイまできました。2016年も優勝は一回でしたが、準優勝4回、リオオリンピックは銅メダル、全米オープンはベスト4、と大活躍で、ATPツアーファイナルも3年連続の出場に加えベスト4の快挙です。2017年は準優勝2回、全豪ベスト16、全仏ベスト6とまずまずの活躍で、9位となっていました。2018年は手首を怪我し、試合に出なかったため3月には39位にまで落ちていますが、4月のマスターズで準優勝、5月のイタリア国際で準優勝、5月の全仏でベスト16となり21位にまで上がっています。そして7月のウインブルドンでベスト8と復調の兆しを見せ、8月の得意の全米でベスト4と活躍し、12位までアップ。10月の楽天ジャパンオープンとエルステバンク・マスターズでは準優勝しついに11位へ。そして最終的には9位で2018年を終わっています。2018年は、19大会中、ベスト8以上が11回、準優勝も4回とすごい復調を見せました。そしてついに今回、シングルス決勝9連敗中だった錦織選手は素晴らしいプレーを見せて、決勝10連敗には別れを告げ、ついに優勝を手にしたのでした。昨年は大坂なおみ選手も全米優勝と男女初の快挙を成し遂げています。テニス、いい流れが来てます来てます。お二人の更なる活躍とともに、彼らに続くほかのプレーヤーの爆発も見てみたいものです。

タイトルにある話をしましょう。丸選手の人的補償で巨人からだれが選ばれるのかと思っていたら、なんと長野選手でした。カープは若手を育てていくという先入観もあり、層の薄い左腕の、若い投手を取るものだと思っていましたが、今回は首脳陣、フロントとも、一致した見解だった様子。長野選手は巨人に入りたいがゆえに、ドラフトで指名されても2度も蹴って、社会人野球にとどまっていたほどの巨人ラブの選手です。そんな巨人大好き選手で、年齢も34歳と決して若くはない選手をよく指名したなとも思いますし、長野選手も巨人で働けないなら辞めるとよく言わなかったなとも思います。彼のコメントも素晴らしかった。この発言で、カープファンは結構長野選手のことを好きになったのではないかなと思います。

そうは言っても、実際はプロテクトから外れていたわけですが、そのショックも相当あろうかと思います。同じことが西部に炭谷選手の人的補償で移籍となった内海投手にも言えます。二人とも巨人生え抜きの、一時代を築いた選手。そんな彼らがプロテクトから外れているとは・・・。ただ、2人とも来年FA権を取得できるので、その気になればまた巨人に帰ることも可能のようです。でもそうなると、二人の選手はいずれも2018年度優勝チームに1年だけ参加し、選手の弱点その他を記憶し、それを巨人に持ち帰ることもできるわけで、そんなことをしていたら、なんだかスパイをしている感じすらします。こんなシステム、もうちょっと何とかしてほしいと思います。結局、金持ちが得するシステムであり、金持ち球団が勝ちやすくなるだけです。まあ、巨人ファンの中には、なぜ金持ちで悪い、貧乏チームのひがみだ、と開き直る輩もいるようですが、ペナントレースは競っているからこそ盛り上がるわけで、政治ではないですが、一強では多くのファンはつまんないと思うし、野球界にとってもいいことはないと思います。

まあ、丸選手の活躍は期待しませんが(心が狭くてすいません。かわいさ余って憎さ100倍というところでしょうか)、長野選手は人柄も素晴らしい方のようですので、ぜひカープに早く溶け込んで、実力を発揮してほしいと願っています。

最後になりましたが、2019年より、HPちょっとだけですがリニューアルしました。少しでもわかりやすくなったと感じていただければ嬉しいです。

2019年1月 2日 (水)

あけましておめでとうございます。

皆さん、あけましておめでとうございます。2018年が終わり、新たな2019年が始まりました。元旦は暖かい、柔らかな日差しが包み込むようなスタートでしたね。午後になると少し曇ってきましたが、今年は昨年のような「災」がない、平穏な一年になってほしいと思います。新たな年号も、4月か5月あたりで公表されるようですが、そこらへんも考慮されて決定されるのではないかな、と思ったりしています。

昨夜は久しぶりに紅白歌合戦を見ました。「平成最後の」というキャッチフレーズがいろんな番組で用いられていますが、ご多分に漏れず、NHKでもよくでていましたね。そのためか、今回の紅白は話題が満載でした。その中でも一番インパクトがあったのは「lemon」を歌った米津玄師さんが初めてテレビに出て生で歌っているところが放送されたということでしょうか。米津さんはもともとはボカロ(ボーカロイドという音楽ソフトを用いて音楽を作る)の作曲者で、ハチという名前で活動されていたようです。2012年ソロデビューし、その後、多くの楽曲がCMソングやTVのテーマ曲などに使われています。2017年発売のアルバム「BOOTLEG」は2年にわたるロングヒットを続け、第60回日本レコード大賞にて、最高賞を受賞されているようです(以上はwikipediaからの抜粋ですので、本当かどうかはよくわかりません)。TVには出ない主義だったようですが、NHKに「平成最後の」で口説かれたのかは知りませんが、ご出身が徳島県とのことで、徳島での中継ならとOKされたとのことでした。「lemom」を初めてフルコーラスで聞きましたが、出だしから心をつかまれるメロディー、歌詞でした。途中、有名なダンサー、菅原小春さんの鬼気迫る踊りも見られました。キレッキレの踊りで、歌よりそちらに目が奪われてしまうほどでした。すご~。また、多くのキャンドルがきれいに並んでいたので、どこかの教会でも貸してもらったのかな、と思っていたら、最後に天井の壁画みたいなのが映し出されたので、おそらく大塚国際美術館かな、と思い、ネットを見てみると、正解でした。ここは鳴門市にある、ポカリスエットで有名な大塚製薬にゆかりのある美術館で、世界中の有名な絵画の”陶板画”を用いた複製が多数展示されています。ヨーロッパの各国の有名な美術館を回らなくても、ここに来れば多くの名画に会えますよ。その他としては、ユーミンもリアルタイムでは超久しぶりに見ましたし、桑田さんが紅白に出るのもすごく久しぶりとのことで、平成を振り返るみたいなノリでもあり、懐かしく、楽しく過ごせました。

今年は皆さんにとってどのような年になるでしょうか。受験生の皆さんにとっては正念場が目の前に迫っていますし、卒業される方や異動が決まっている方、転職される方にとっては新たな世界に飛び込んでいく年になりますね。一方で、「今までと何も変わらないよ」と言われる方もおられるとは思いますが、私は、我々はみんな日々進歩、進化していると思っています。昨日できなかったこと、昨日まで知らなかったことができる、わかる、あるいは行うスピードが速くなっているなど、変化しているのではないでしょうか。それがたとえちっぽけなことであっても、自分が成長していることに間違いはありません。その反面、衰えているものがあるのも事実です。体の不調、痛み、記憶力や体力の低下など、私に当てはめてみると結構多くのことが該当します。しかしそれを嘆いてもしょうがない。時間は止まってくれませんから。衰えていくのは当然として、そんななかで、小さな進歩を見つけて、まだ伸びることができるんだということを心の支えとして、日々生活していきたいと思っています。

2018年12月21日 (金)

羽生さんが負けた

皆さん、こんにちは。今日の午前中はとても暖かったですね。今日は月一回の往診日で、朝から往診に出ていました。川内、八木、緑井の施設や個人宅を回りましたが、車を置いて外を歩くときに、上着がいらないほどでした。しかしそれも午前中までで、午後からは雨が降ってきましたね。それと同時に少しずつ寒さも戻ってきました。まあ、12月も終盤に差し掛かっていますので、寒いのは当然でしょう。それでも例年より、少しは暖かいのかなとは思います。今までにも12月に積雪が見られたことも結構ありましたが、今年はごくわずか雪が舞ったくらいで、積るということには程遠い感じでした。それも結果論。最悪のことを考えて、私もスタッドレスタイヤにはしています。

今日は将棋ファンにとっては(もちろん、そうでない人にも)大ニュースが出ました。そうです、あの羽生善治さんが広瀬章人8段との竜王戦7番勝負の最終局に負けてしまって、8大タイトルの1つも持っていない状態に27年ぶりになってしまいました。今期の竜王戦は1、2戦は羽生さんの完勝、3、4戦は広瀬さんの逆転勝ち、5戦はこれまた羽生さんの完勝、6戦は広瀬さんが綺麗に勝ちました。今日も途中で羽生さんのちょっとした銀打ちを咎めて、一気に勝勢に持って行き、そのまま勝ち切ってしまいました。この広瀬さんA級棋士でもあり、強いことには間違いはないのですが、今期絶好調で、棋王戦の挑戦者にもなっており、もう少しすると、渡辺棋王とタイトルをかけて5番勝負を戦います。王将戦でも、挑戦者になるためには、たった7人しか入れないリーグ戦に入り、その中で勝ち上がらないといけないのですが、そこでも4勝2敗と勝ち越すなど、手がつけられないほど乗っています。現在対局数は全棋士中2位、勝ち数1位、勝率も7割5部と勝ちまくっています。今回2回目のタイトル獲得です(以前、王位を1期獲得しています)。タイトルを一つでも持っていると、肩書が羽生竜王とか、羽生名人とか、羽生棋聖とか後ろにタイトル名が来るのですが、なくなると、段位を名乗るようになります。ですから今からは羽生9段となるのです。一方羽生さんが勝つと、通算100期のタイトルという、これも前代未聞の大記録到達だったのですが、それもお預けとなってしまいました。27年間、1つ以上のタイトルと持ち続けるなど、普通ありえないことです。しかもその間に、当時は7つのタイトルでしたが、そのすべてを持っている時期もありました。ほかの棋士は何しよるん、という感じすらしますが、すべての棋士をなぎ倒して、すべてのタイトルと独占するというこれまた前代未聞のことをやってのけています。これこそ天才と言わずしてなんと言いましょう。しかも羽生さんがすごいのは将棋が強いだけではなく、いろんなことに興味を持っていることです。その証拠に、対談の本の多いこと、また、NHKをはじめとするテレビ番組への特集も多数出演されています。タイトル戦の合間に海外への取材に行っていたこともありました。それも無理やり行かされたというのではなく、羽生さんの好奇心からの取材なので、それは楽しんでおられたようです。本当に懐が深いというか、いろんな経験を将棋に活かすという柔軟性を持ち合わせている棋士だなと思います。現在、順位戦では、A級2位ですが、1位の豊島2冠(今年、続けて羽生さんから棋聖位を、菅井さんから王位位を奪取した時の人です)とは1敗の差で、豊島2冠とは直接対決が残っているので、これに勝てば同率で並び、プレーオフになる可能性もあります。そしてそれに勝つと名人位をかけて、現名人の佐藤天彦さんとタイトル戦となります。あと1期タイトルを取ると通算100期となるので、この記録も見てみたいです。

それと、カープファンにとっては菊池選手の動向が気になる、そんな記事が出ました。来年、ポスティングで大リーグ挑戦したいとカープ球団に契約更新の話し合いで伝えたというのです。今年丸選手が読売に移りましたが、来年は菊池選手がいなくなるかもしれません。それでも大リーグならまだ許す!ほかのセリーグのチームに行くより、はるかにましです。しかもポスティングであれば、大リーグからカープにお金が結構入ります。それをもとに新たな選手を獲得すればいいのです。前田健太投手がドジャーズに移籍するときにも23億6000万円入ったという噂ですし、そのうち5億円を広島市に、1億円ずつをカープのキャンプ地である沖縄市や宮崎県日南市に寄付したという噂も聞きました。ほんとカープもすごいが、それだけのことを残してくれたマエケンもすごい。それに引き替え、丸選手は何も残してくれませんでした。今から巨人から人的補償か、お金かをもらうのですが、桁が違いますよね。さらに、こちらから戦力を削って、それを自分たちに加えるという、マイナスとプラスが同時におこるという、とんでもないことが起こっています。選手の権利とはいえ、結局金持ちが勝つんかい、ということに面白くないな、という気持ちがわいてきます。まあ、今年これだけ補強したからと言って、巨人が優勝するという保証はないわけで、ある巨人ファンには、金もっていて何が悪い、勝って何が悪い、という意見もあるようですが、逆にこれだけ補強して勝てなかったら、いったい何しよるんや、と大笑いしてやりたい気持ちでいっぱいです。とにかく、来年もカープには頑張ってもらいたい気持ちはとてもとても強いです。

今回、久しぶりのひとりごとの更新でしたが、実はホームページのマイナーチェンジを行っている最中です。以前よりは少しわかりやすくしたいと思っています。できれば年内にお見せできればと思っていますが、どうなるやら。とりあえず頑張りたいと思います。

今年も残すところ10日となりました。今年はいろんなことが起こりました。特に自然災害は甚大でした。被害にあわれた方々にはお悔やみを申し上げますと同時に、新たな生活が少しでも早く軌道に乗って、元の生活と変わりない状況になっておられることをお祈りしております。来年こそは平穏な一年でありますよう祈りつつ、今日のブログは終わりにしたいと思います。元気があれば年内に、もう一つくらいブログの更新を行うかもしれませんが、とりあえず来年は皆様にとって良い年でありますように、と願っております。

2018年11月30日 (金)

丸選手の移籍

皆さん、こんにちは。最近は朝晩は少し寒いですが、日中は暖かい日が続いていますね。比較的晴れの日が多く、うれしいです。そうは言っても、早いもので明日から12月。もう今年も終わりです。年々時の流れる速さが加速している感じです。今年は皆さんにとって、どんな年だったでしょうか。

今朝は、新聞からラジオから、地元のテレビ番組から、全てといっていいほど、丸選手の移籍の話ばかりでした。噂では、すでに巨人入りが決まっているような感じでしたが、広島への残留、あるいは生まれ故郷のロッテに行くかも、など色んな憶測がありました。広島ファンとしては、宿敵の巨人だけには行くなよ、という思いを抱いた方も多かったのではないでしょうか。かくゆう私もその一人です。このままずっとカープにいて、タナキクマルで4連覇、5連覇をして欲しいと願っていました。しかし、その淡い希望も破れてしまいました。残念!!

巨人としては、ここ数年コテンパンにやられたカープをなんとかしなければいけないということで、その中心人物を引っこ抜いて、自分のチームに入れれば、それは相手の戦力を削ぐことにもなり、一石二鳥です。過去にも巨人キラーの川口投手が巨人に行った例もありましたね。今回は結局、丸選手は巨人を選びました。3年連続優勝したチームから、昨年負け越したチームへの移籍は、優勝したいと思ってプレーするという思想があれば、普通はなかなか考えられません。弱小チームに行って俺が優勝させてやる、という気持ちで動くということはあるかもしれませんが、野球は個人プレーだけで勝てるほど甘いものではなく、チームでどれだけ力をあわせられるかが大切と思いますし、そんなことは丸選手ならずとも、野球選手は皆知っているでしょう。チームの中で、与えられた仕事をきちっとすることで、勝利に近づくのでしょうが、巨人はその点では、個人的には優秀な選手が多いですが、皆が自己主張が強く、寄り添う、力を合わせる、というのがあまりない印象で、そんな中で、今まで通りの力を発揮することができるのか、広島だからうまくいっていたのではないかと思ったりもしています。

優勝したチームから出ていくという観点からすると、今回の移籍のポイントはやはり金銭でしょう。奥様の体調が悪いので、実家のある関東に帰りたいという話は聞いたことがありますが、それならなおさら千葉ロッテですし、ロッテの評価もかなり高いものでした。プロ選手である以上、お金を多く稼げるチームに行くことはある意味当たり前のことですが、プロ野球選手として頑張るその目的は、金を稼ぐことなのか、あるいは優勝することなのか、そのあたりの考え方にもよって選ぶチームは変わると思います。極論すれば、金さえ稼げれば、最下位のチームでもよいのか、あるいは給料はまずまずでも皆で美酒を味わいたい、その可能性が高いチームにいたいと思うのか、どうなのでしょうね。巨人は、外から巨額の年棒で釣って有力な選手をとってきますが、それはそれ以下の賃金で頑張っている生え抜きの選手たちからすると、面白くないものでしょう。相手が外国人であれば、なんとなくそれこそ助っ人というくくりで、臨時採用的な感じに受け取り、それなりに割り切れなくもないですが、同じ日本人であれば、給与が自分の倍とかでこられると、それじゃあ自分の倍できるところを見せてもらおうかな〜、という感じになるのもある意味自然かと思います。私は大大大広島好き人間ですので、カープを離れた丸選手を応援することはないと思いますが、今回の移籍も丸選手の(苦渋の)選択であり、私がとやかくいうことでもないですね。愚痴でした。

この感じ、数年前のサンフレ優勝後に浦和にドッと選手を取られた状況と似ているようです。広島という土地柄、親会社を持たず給与がそれほど多く上げられないプロチームばかりですので、そういうチームの宿命なのでしょう。しかし、金満チームを貧乏チームが打ち負かすということほど痛快なものはありません(最近カープも強くなり、年棒もどんどん上がり、年棒総額では今は12球団中6位になったように思いますけど)。柔道一直線のように、小さい選手が大きい選手を倒す、あるいは相撲でも小兵の力士が大物を倒すというのに痛快さをおぼえる私は、野球では名まえのごとく”巨人”を倒してくれることに快感を覚えます。来年も巨人を打ち負かして4連覇、そして日本一を夢見ています。気分を入れ替えましょう。丸選手、新井選手がいなくなった来年は、若手の選手の大チャンス到来とも言えます。今年の野間選手のように一皮二皮剥けてブレークする選手、どんどん出てこい!!と切に願っています。

それとサンフレ、ここずっと負け続けです。あと1勝で2位が確定なのに、このまま全敗でいくと4位になってしまいます。前半戦と後半戦では一軍と三軍と思うくらい、別のチームのような変わりようです。もう一度褌を締め直して、最後は勝って、2位とACL参加をゲットして欲しいです。2位と4位では報奨金が億単位で変わりますので、必ず2位になって欲しいと思います。このまま負け犬で終わるなよ、サンフレ頑張れ!!

2018年11月 8日 (木)

予約システム変更しました

皆さん、こんにちは。最近は、11月になったというのに暖かな日が続いています。日中は特に暖かかったですので、長袖Tシャツ一枚で過ごせた人もいたのではないかと思います。明日から雨が降り、それにつれて寒くなっていくようです。広島市でもインフルエンザにより休校となったクラスも出てきています。体調管理、しっかりと行ってください。

10月中旬以降、新しい予約システムの導入のため、HPのそれに関する訂正箇所の改正に時間がかかり、その他の箇所の改変が出来なくなっておりました。ようやくブログも作成することができるようになりましたが、11月中には、HPも少しリニューアルしたいと考えています。少しでも皆さんにとってわかりやすい、使いやすいページにしたいと思っておりますので、何かご意見等ございましたら、来院時にお伝えいただければ幸いです。

変更できない間に、日本シリーズが終わってしまいました。初戦を惜しくも引き分け、2試合目を大勝したカープ、このままいくのかと思ったら、前回の日本シリーズと同じく4連敗で終了となってしまいました。前回の日本シリーズの時と比べ、決して強いとは言えないチームで、この投手力でよく優勝できたな、という感じでしたので、負けてしまっても、やっぱりね、という感じでした。しかし、勝つチャンスがなかったわけではありません。盗塁失敗が多かったし、投手起用も?がつく場面もありました。ソフトバンクが早め早めに投手交代をしていましたが、それにつられて、中継ぎ陣が弱いのに、早めに先発を下してしまったりしたのはどうだったのかと感じています。ただ、短期決戦では、何が正しかったのか、どうしたらよかったのか、なかなか分かりにくいですね。監督の短期決戦の経験値の差かもしれません。これを経験に更なる進歩を期待したいところです。

と言っても、来年は丸選手がいるかどうかは未確定です。FA宣言をしてしまいました。噂では巨人入りがほぼ決まっているという声も上がっています。奥様が関東に帰りたいと言ったとか言わなかったとか。巨人は、資金力にものを言わせてあちこちから選手をかき集めてきますが、少しダメになるとお払い箱にしています。今回は5年とか言われている複数年契約ですので、そういう点では生活の安定という意味では安心とはいえ、もし怪我などでもしてその間活躍できず、試合にも出られず、その反面給料が高いとなると、反感を買うのは必然でしょう。奥様の希望も大切とは思いますが、野球選手の寿命は短いので、このまま移籍して出番を失ってしまったら、つまらない野球人生活となってしまうのではないか、と少し心配になっています。最終的には家族を含めた相談の上決定されるのでしょう。悔いのない選択をしてほしいです。

愚痴ばかりになりました。最後ですが、新しい予約システムは、電話でも予約可能となっていますし、家族など診察券をお持ちの場合は、同時に5人まで予約可能ですので、以前より手間は省けると思います。また、予約の順番が近づくと、ライン登録しておけば、ラインにメッセージが来ますので、わかりやすいと思います。もちろん、電話予約された方には、その後の手続きをしてくだされば、順番が近づくと電話がかかりますので、それもまたご利用ください。

今度の日曜日は当番医に当たりました。また、その翌週の日曜日は皮膚の日といって、皮膚科無料検診んと蕁麻疹についての無料講演会が健康科学館で開催されます。お時間のある方、興味のある方はのぞいてみてください。

2018年10月 9日 (火)

ノーベル賞 おめでとうございます

皆さん、こんにちは。最近は台風が立て続けに来ていますが、お変わりないですか。25号は広島のほうでは、雨はそれほどでもなかったですが、風が結構強く、平和公園では木が折れていました。7月にも土砂災害があったばかりで、今年は本当に自然災害が多いです。ちっぽけな人間の力で立ち向かっても大したことにはなりませんので、いかに被害を少なくするかが大切になると思います。日頃からできることをちゃんとしておく、前もってできるのはこれくらいしかないですね。私はマンションに住んでいるので、浸水とかはおそらく大丈夫と思っていますが、停電、断水(マンションでは停電=断水です)に備えて、懐中電灯は5つくらい用意していますし、電池も単3、単4とも20本くらい買いました。水も2Lのが10本くらいあります。また、携帯ガスボンベも6本くらいあり、3~4日は耐えられるようにはしています。それでもやはり災害は怖いです。台風は進路がわかるので、来るぞ来るぞと思って準備もできますし、抜けた後は、とりあえず天気は回復に向かいます。しかし地震はいけません。いつ来るか、いつ余震が来るか全く読めませんし、直下型だと、ビルでも崩落の危険があります。まったく予測ができないところが本当に恐ろしいです。繰り返しますが、できることをしておく、これに尽きると思います。

少し前になりますが、ノーベル賞が発表になり、医学生理学賞に京大特別教授の本庶佑先生が受賞されました。本庶先生の授業(特別講義)は私の記憶が正しければ、学生時代に一度聞いたことがあるように思います。劣等生でしたので、内容は覚えていませんが、生理学の授業だったような気がします。今回受賞されたのは、当時の講義の内容とどれだけ関連があったかは不明ですが、免疫学の基礎に関わる重大な発見によるものです。免疫というのは、疫を免れるということからわかるように、もともと感染症に対する防御機構と考えられていました。もちろんそういう働きもありますが、それ以外に、がんに対する制御、もっというと、日々作られているおかしな細胞、物質を破壊、排除して健康な状況を維持していく働きも大切なものと思っています。それがうまくいかなくなったときに、がんが現れたり、皮膚科関連では円形脱毛症、白斑などの自己免疫疾患、あるいは、アレルギーなどが出てくると思われます。

今回のノーベル賞は、2人の教授が受賞されましたが、いずれも免疫を抑える異なる2つの物質をそれぞれが発見したことによるものです。そしていずれもがすでに抗がん剤として使用されています。その効果は、患者さんによっては絶大で、転移していた病変が消えた人もいます。ちょっと教授たちの仕事について、考えてみたいと思います。免疫の反応には2段階あります。皆さんも、蜂に刺されても1回目は問題なく、2回目にショックになるというのを聞いたことがあるのではないかと思います。生物は、1回目、すなわち、初めてのものに遭遇した時にはアレルギーをはじめ特殊な免疫反応は起こりません。ただ、初めて遭遇したときに、その物質を覚えていき、次にその物質が来たときには、以前のことを思い出して、素早く排除する反応が起こるのが、いわゆる獲得免疫と言われる、皆さんが思っておられる免疫です。話は戻りますが、初めて遭遇したときに覚える、その段階を誘導相といいます。また、2回目にその物質に遭遇したときに素早く反応する段階を効果相といいます。がん細胞はもともと自分の細胞ですが、がん細胞に変化したときに、抗原提示細胞という細胞ががん細胞を分解し、リンパ球という免疫を担当する細胞に、おかしいものがあるよ、これを覚えてねと情報を伝えます。そこで、リンパ球はおかしくなった細胞を覚えて、また次によそで遭遇したときに、素早くやっつけてくれるというのが普通の免疫反応なのです。ところが、がん細胞が抗原提示細胞に分解され、リンパ球に、おかしいものがあるので覚えてね、と情報を伝える際に、同時に抗原提示細胞はB7という合図を送ることがあります。その時には、リンパ球側はCTLA-4というものがB7からの合図を受け取るのですが、これがなんと、おかしなものを覚えてね、という情報を忘れさせる作用があるのです。このCTLA-4の働きを見つけたのが、同時受賞者の一人のアメリカのジェームズ・アリソン教授です。このCTLA-4の働きを抑えると、忘れさせることができなくなるので、免疫が正しく生ずるというわけです。

一方、本庶教授の仕事は、後の相、効果相での反応に関わる仕事です。誘導層で、ちゃんとがん細胞を覚えたリンパ球は、次にがん細胞に遭遇したときに、攻撃してくれるはずなのですが、その際、がん細胞側も壊されたくないので、PD-L1という物質をリンパ球に見せつけます。するとリンパ球がもっているPD-1という物質が反応して、がん細胞への攻撃をやめてしまうのです。まあ、水戸黄門の印籠みたいなものでしょうか。控え~控え~とPD-L1を見せられたリンパ球は、はい、攻撃やめますという感じです。本庶教授は、このPD-1という物質を見つけ、上記の反応を起こすのだ、と証明したのでした。ここまで理解されると、PD-L1かPD-1のどちらかを消すことができれば、水戸黄門の印籠の作用は消えてしまうのではないか、と想像できるかなと思います。オブジーボと言われる先生の仕事から作られたお薬は、このPD-1を働かなくしてしまいます。印籠を壊すのではなく、印籠を見つけるほうを目隠ししてしまう薬です。いずれにせよ、リンパ球は印籠が見えていないので、がん細胞が印籠を振りかざしても意味はなく、どんどんがん細胞を攻撃して破壊してしまうというわけです。文章にするとかなりわかりにくいですが、最近はネットでいい説明もあると思いますので、ご覧になってください。

最後はちょっと硬い話になりました。カープ最終戦、DeNAに負けてしまいました。大瀬良投手の16勝目はならず、最多勝利、最高勝率も微妙になっています。中崎投手は2試合連続負け投手になり、優勝時までの、不敗神話はとっくにどっかに行ってしまいました。あとは巨人が阪神に勝ってくれれば、巨人の3位が決まり、2位ヤクルトと3位巨人の勝者とCSを戦うことになります。いずれがでてきてもカープは圧倒的に勝っているので、これらならいいのですが、DeNAが上がってくると、なんだか嫌な雰囲気です。しかし、3位のチームは巨人、DeNAのどちらになったにせよ、負け越しのチームです。これらが短期決戦を勝ち上がったとして日本シリーズに出るっていうの、ありですか?負け越したチームの場合は、CSの決勝戦は、4連勝以外はダメで一敗した段階で終わりにするくらいのハンデはあってもしかるべきではないかと思います。いままで当然日本シリーズに出られなかったチームが、消化試合を減らす目的で作られたCSのおかげで出れるかも、というのですから、大きなハンデは当然だと思います。それで日本シリーズに出られたからといって、負け越しておいて本当に心から喜べるのでしょうか。私なら、申し訳ない、という感じです。リーグ優勝せずに、CSを勝ち上がって日本シリーズに出たどこかのチームは祝賀会をしなかったというのを聞いたことがあります。あっぱれと思いました。まあ、こんなことを考えなくてもいいくらい、カープにはさっさと勝ち上がってほしいです。

またサンフレは負けが混んできています。勝ち点で並ばれ、得失点差で2位に落ちてしまっていたサンフレは、柏に0-3で敗れ、勝ち点が伸ばせません。一方、首位の川崎は3位の鹿島と0-0で引き分け、勝ち点1をゲット、3位の鹿島とサンフレは勝ち点で10差ありますが、4連敗、4連勝で逆転されます。あと5試合、全勝すれば、川崎が1つでも負けるか、引き分ければ逆転できます。2つ勝てば2位は確定です。まあそんなちんけなことは考えず、カープとのアベック優勝を県民は待っています。がんばれ~がんばれ~。

2018年9月27日 (木)

カープ優勝だっ!!

皆さん、こんにちは。ここ数日は雨が降ったりやんだり、日中、夜も気温が高かったり低かったりと、一定せず変な天気でした。それに加え、珍しく連休が2週続けてあり、そこで夜更かししたりしたので、私は体調を崩してしまいました。最近は体調を気にして、節度ある生活を送っていたのですが、つい油断してしまいました。ただ、スタッフの中にも風邪をひいた子もいたので、季節替わりのこの時期はみんな、本当に体調を崩しやすい時期ですね。何年も生きてきて、同じことの繰り返しです。進歩ないな~~。ところで、皆さんはお変わりないですか。

さてさて、待ちに待ったカープの優勝がいつかいつかと望んでいました。マジック4でズースタに帰ってきたわれらのカープ、2~3日で優勝が決まると、のほほんと構えていたら、なんとなんとモタモタしまくりました。もちろんヤクルトがずっと勝っていたというのもありますが(今日はちょっと興奮気味なので、敬称は略)、20日の阪神戦はジョンソンが序盤に4点を取られ、中盤には誠也の30号2ランで追い上げを見せるも、結局4-5で負け。翌21日も野村が3点を先制され、どうなるかと思っていましたが、5回に2点を返して追い上げムードの中、7回に誠也のタイムリー、8回に新井と菊池のタイムリーで一気に逆転、投げては野村からつないだリリーフ陣が、無失点のリレーで勝ち、ようやくマジック3になりました。しかし、翌22日は岡田が3回9失点で試合を壊してしまいました。結局この試合は、阪神に18安打を打たれ、4-13とぼろ負けでした。ただ、その日は、CS進出がかかっている巨人も意地を見せ、ヤクルトを完封して5-0で勝利したため、マジック2となりました。あと1試合でカープが勝ち、同時にヤクルトが負けると優勝です。明日、明後日か、と思っていたら、23日は苦手DeNAとの戦いで、エース大瀬良が8回を1失点の好投を見せてくれました。ここ最近調子が悪く大量点を取られていた大瀬良でしたが、最終盤になってエースの意地で試合を作ってくれました。打線もなかなか援護ができませんでしたが、6回に西川のタイムリー、また9回には代打松山が、決勝タイムリーを打って、サヨナラ勝ち!!もう興奮しまくりです。この日はヤクルトも中日に2-0で勝ったためマジックは1つ減って、ついにM1となりました。この雰囲気ですので、もう明日優勝だ!と思ってました。案の定、24日は2回にカープが2点先制し、これでいただきと思っていたのですが、3回にサード西川の2つのまずい守備(記録はいずれもヒットでしたが)で、ほんとは2アウトランナーなしのところ、ノーアウト1,2塁となり、2番宮崎のタイムリー、3番ソトの3ランで、あっという間に4点を取られ逆転されてしまいました。しかしその裏、バティーがタイムリーを打ち1点を返し、野間も内野安打でいけいけ、のところ、石原がゲッツーであれ~~。そのまま1点ビハインドでいたところ、6回にまたまた西川の悪送球で、ランナー2塁、送りバント、犠牲フライと、ノーヒットで1点を取られてしまいました。7回にはまだ試合をあきらめないぞと、アドゥワが出たものの、1番大和にファーボール、その後またソトにこの日2本目のホームランを浴び、2点を失い流れは完全に向こうに。しかし粘るカープもその裏、丸がライトに打った瞬間わかる2ランをたたきこみ2点差まで追いつきました。ただ、そこからはノーヒットに抑え込まれ、5-7で負け。一方ヤクルトは中日に6-1と快勝でしたので、マジックは1のままでした。そして25日。今日こそ決まりだ(何回思ったフレーズだろうか)、と応援していたら、先発の中村祐は2回に1点、5回に1点と取られましたが、まあまあこんなもんでしょう。5回の裏に會澤のセンターへの二塁打を安部が右に進塁打を打って、代打新井がきちっと犠牲フライ。1点を返しました。6回からは一岡がリリーフに上がりましたが、ソトへの四球、筒香のヒット、ロペス、倉本を抑えるも、乙坂にタイムリーヒットを浴び、1点取られてしまいました。しかし粘るカープはその裏丸がこれまた打った瞬間にわかるホームランをたたきこみ1点差、誠也のヒット、松山のタイムリー3ベースで同点。もうイケイケです。ノーアウト3塁で、逆転すれば優勝が近づくところです。ところが、野間、會澤、安部いずれも内野ゴロで、松山を返すことができませんでした。こんな時に新井の打順なら最低でも外野フライは打ってくれたのではと思ったのでした。まだまだじゃのう。7回裏には2アウト満塁を逃して嫌な雰囲気のこの試合、8回に、回またぎで投げている信頼度抜群のフランスアが、筒香を歩かせた後、外角低めをロペスにレフトスタンドに持っていかれ、3-5と勝ち越しを許してしまいました。その後も打たれたため、今村が登板となりました。最近調子が悪かったのそわそわして見ていましたが、2人をぴしゃっと料理してくれました。ただ、この2点が大きくこのまま3-5で負けてしまいました。一方ヤクルトは中日に0-3で負けていたのに、1点ずつ返し、2点差で負けていた9回2点を挙げて同点とし、10回に3点を奪って逆転勝利。結局マジックは減らず1のまま。まあ、試合に負けて優勝よりはいいか、と思うしかないのでした。しかし、ここで心配が・・・。もし今日からのヤクルトとの3連戦で、全敗したら、次は東京ドームで巨人戦です。地元優勝がなくなる可能性もまったくないとは言えない状況になっていました。たら~~。

そして運命の今日がやってきました。夕方マックスバリューに行くと、赤い服を着たカープファンが食べ物などを買っていました。チケットのない私は自宅で、ドキドキしていたところ、6時半ころの地元のニュースで速報が。アナウンサーがにこにこしているので、妻に、これはいいかもよ、と言ったところ、なんと初回に田中のヒット、菊池の送りバント、丸のタイムリーとあっさり先制、誠也の四球を挟んで松山がショート前でイレギュラーにバウンドが変わり、二塁打になるラッキーなタイムリー安打、野間もピッチャー強襲安打で続き、會澤のレフト前タイムリーで4点目、最後は今日スタメンの安部がセンターに犠牲フライと、畳み掛ける攻撃で一挙5点。よし楽勝と思っていました。しかし先発の九里が、3回まではパーフェクトだったのに、打者1順した4回、2連打を浴び、3番山田哲に四球を与えノーアウト満塁、もう冷や冷やです。ここで大量点を取られると流れは一気にヤクルトに行きそうです。昨日も逆転で勝っているヤクルトですから、油断できません。さて九里はどうするのかと見ていたら、4番のバレンティンをファーストフライ、5番の雄平を6-3のダブルプレーに抑えました。すごいぞ今日の九里、とちょっと安心したのでした。5回裏には誠也がショートのゴロにヘッドスライディングで内野安打とし、野間がライトにタイムリー3塁打で1点追加、6回はヤクルトの1番からの好打順をさっさと3人で片づけた九里、リズムがいいので、打線も乗ってきました。その裏こちらも1番からの好打順、田中のヒット、菊池の投手前の送りバントが、暴投を誘い1,3塁へ。丸は1塁ゴロでしたが、俊足の田中が3塁からホームイン、誠也は四球、前のチャンスを凡退していた松山は今度は右中間にタイムリー2ベースでもう1点追加。そこで1アウト2,3塁となるわけですが、ここで野間が打てない。外野フライ、ぼてぼての内野ゴロすら打てない。ファールフライでチャンスを生かせず、次の會澤もいいあたりでしたが、ショートライナーでチェンジでした。7回表も3人でぴしゃりと抑えた九里、今日はさえています。その裏、安部が3塁打、田中がセンター前タイムリー、菊池もライト前ヒット、丸もライト前にタイムリーで続き、2点を追加、そこでみんなに愛されている新井が、松山の代打で登場しましたが、三塁ゴロでチェンジとなりました。新井は今年で引退を宣言していますので、あと何回試合に出られるのか、私たちが見られるのか、ほんのわずかです。しっかり見ておきたいと思いました。九里は8回も3人でぴしゃっと抑え、もうほれぼれするような素晴らしいピッチング。今年というか、過去1番の好投ではなかったかなと思いました。9回はお約束の中崎が登板し、これまた3人でピシッと締め、3年連続の胴上げ投手となりました。これは1971-73年の巨人の高橋一三以来の45年ぶり2人目の快挙となりました。確かに、3年連続胴上げ投手になるためには、少なくともチームも3年連続優勝しないといけないわけで、セリーグでは3年連続優勝は巨人以外には過去になく、今回カープが2球団目ですから、めったにない記録になるはずですね。そして今年は中崎は64試合に登板して一回も負けていないという、すごい記録も作っています。昨年までは出ると負けそうという雰囲気を持っていましたが、今年も、ちょっと冷や冷やするものの、結局負けないという神話を作りつつあります。

27年ぶりの地元での優勝、本当にうれしかった。ズースタ自体も喜んでくれていると思います。そして多くのファンの皆さんも大盛り上がりでした。1つの球団にこれだけのファンが一喜一憂するのは、カープ以外にはないと思います。お金がなくても、人を育てて勝てるチームを作る、本当に素敵な球団です。後は、CSを勝ち抜いて、34年ぶりの日本一をぜひ勝ち取ってほしいです。

選手の皆さん、本当にお疲れ様でした、そして、ファンのみんなに感動をありがとうございました。今日はビールかけ、TVへのマナ出演で大忙しでしょう。明日は寝不足で試合に臨むことになりそうですが、怪我だけはしないよう、くれぐれもご注意ください。

2018年9月12日 (水)

日本人初の4大大会制覇!

皆さん、こんにちは。暑かった夏が過ぎたかと思うと、急に朝晩が冷えてきました。今年は7月の土砂災害以後、急激に暑くなり、晴天が続いたように思います。その後、東から西に向かう変わった台風がやってきたときに、少し涼しくなったかと思うと、また猛暑に戻りました。連日の35度越えは本当につらかったですね。外に1分いるだけで汗がだらだらでましたし、クラクラしました。その中で復旧作業をされている方はもちろんのこと、日々の業務として外で作業されている方々も大変だったと思います。9月4日には近畿地方を抜け北海道を襲った台風21号が大きな被害を与えましたが、その後から涼しくなってきました。最近は時間帯によっては寒いくらいになりました。このような急激な気温の変化があると、体調を崩しやすくなりますが、皆さんお変わりないですか。当院でも、ここ数日、じんましんの患者さん、多形紅斑の患者さんが急増しています。いずれも赤く盛り上がったり、地図みたいに赤くなったりするのが特徴の皮膚病ですが、前者は、一つ一つの皮膚の病変が数時間で消えます。もちろん、ほかの部位に出たりすることもあるので、全身から赤みが完全に消えない場合もありますが、一つ一つの赤みは必ず数時間で消えます。一方後者は、一つ一つの赤みは数日から2週間くらいずっと続くという特徴があります。かゆみもあったりなかったりで、じんましんはほとんどがかゆみを伴っていますので、その点も違いになるかなと思います。治療は厳密には少し異なりますが、おおむね同じ方向性の治療ですので、かかりつけ医に行かれてもよろしいかと思います。もちろん、皮膚科にいらっしゃれば、きちんとした診断、治療は受けられると思います。

9月9日、日本人初の快挙を成し遂げた弱冠20歳の大坂なおみ選手に日本中が(?)沸きました。そうです、テニスの4大タイトルの一つの全米オープンで、日本人初の優勝を勝ち取ったのです。しかも決勝は4大大会を過去に23回も制したことのある、元世界女王のセリーナ・ウイリアムズ選手。そして彼女は、大坂選手のあこがれの人でもあったようです。大坂選手はその彼女を6-2、6-4のストレートで破ったのでした。ただこの試合、いちゃもんがつきました。試合中にコーチと話してはいけないのに、指示を仰いだとして、ウイリアムズ選手に一度目の注意が、また自分のプレイのふがいなさに腹が立ってしまい、ラケットを叩き壊してしまったことに対して、二度目の注意が与えられ、合わせ技で、ポイントが大坂選手に入りました。それにイラついたウイリアムズ選手は審判に食って掛かり、冷静さを失ってしまいました。また、この試合は全米オープンですから、ほとんどの観客は、アメリカ人であるウイリアムズ選手のファンといっていいほどで、完全アウェイの状況でした。しかしその中でも冷静さを失わず、大好きな相手に臆することもなくベストプレイを行った大坂選手のメンタルに拍手を送りたいと思います。まだ20歳です。信じられません。インタビューなどを聞いていると、本当に素直な子だと思いました。だからこそ、大好きなテニス、大好きな相手に純粋に向かっていけたのではないかな、と思います。優勝賞金はどうしようかな、優勝インタビューはなんと言おうかな、今後の待遇はどうなるのかな、などつい取らぬ狸の皮算用をしてしまったり、名誉欲が強すぎたりすると、変に意識して普段のパフォーマンスが出せなくなりますが、何も考えずに目の前の試合にのめりこむことが出来たということが、勝因だと思います。今後、経験を重ね、年齢も増えていくと、邪念が生まれる可能性もありますが、今まで通りにプレイできれば、世界一も夢ではないと思いました。今回の優勝で世界ランキングも自己最高の7位に躍進したようです。今後も要注目です。本当におめでとう、そして日本に幸せ、勇気を与えてくれてありがとう。

地元に目を向けてみると、カープ、いけません。7連勝後の6連敗です。しかも下位のチームである阪神に2連敗、中日に3連敗、そして今日のDeNAにも負けてしまいました。その6敗のうち、1点差負けが3つと、勝負弱さがでています。クライマックスシリーズに出てくる可能性が低いBクラスのチームにこの有り様、やれやれです。ただ、負け方がいけません。先発が試合を作れていないのです。あるいは、それなりの失点で前半を乗り切った時には、打線が不調で、いわゆる歯車がかみ合っていない状況です。でも、考え方を変えれば、これまでもそれほど圧倒的な力があって独走している感じではなく、好調な打線が逆転勝利を呼び込んで勝ち進んできたので、それがうまくいかなくなることがあるのも、ある意味当たり前ですよね。優勝前の生みの苦しみとも考えられますし、また、一度これまでの勝ち負けを意識せず0からのスタートと思い、これからの戦い方を再考するのにはいい機会になったのではないかとも考えられます。優勝はほぼ決まりと思っています。新井さんも今シーズン限りで引退との発表がありました。残りの試合、悔いのないように、チーム一丸となって戦ってほしいです。

にいみ皮ふ科アレルギー科