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2021年11月11日

2021年11月11日 (木)

無添加化粧品の特徴

皆さん、こんにちは。今週から急に寒くなりましたね。朝夕はもちろん、日中もあまり気温が上がりません。11月になったので、当たり前ではありますが・・・。こうなると布団を入れ替えたり、コートを引っ張り出したりとなかなかあわただしいです。こんなに急激に気温が変わると、体調管理がむつかしくなり、のどが痛くなったり、鼻水が出たり熱が出たりという人も見られるようになりました。コロナウイルス感染症は下火になってきたとはいえ、まだ報告は出ています。引き続き生活上の注意(手洗い、マスクの着用、会食も気を付けて)の継続をお願いします。

 前回の無添加化粧品の話の続きです。前回は「表示指定成分」について説明しました。それをお読みになった方は、表示指定成分には、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、合成色素など102種類があり、それに香料を加えた103種類があることをご存じかと思います。多くの敏感肌用化粧品メーカーは、それらの入っていない無添加化粧品を作っていますが、その作り方として、化粧品原料から、防腐剤、香料、合成色素、界面活性剤、紫外線吸収剤や、上記表示指定成分などを取り除いていきます。その中で敏感肌の方にとってはかぶれを起こす可能性がある成分として知られているものを書いておきます。普通の肌の方にとっては、問題が少ないものですので、むやみに怖がる必要はありません。たとえば歯磨き粉の裏を見てください。いろいろ含まれていますが、口に入れるもののにも使用できるということはそれだけ安全性が高いと言えます。

 *防腐剤:パラベン類(メチルパラベン=パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル)、イソチアゾリノン類(主として外国製化粧品に含まれています)、サリチル酸、など

 *香料 :α-アミルシンナムアルデヒド、イソオイゲノール、ケイ皮アルデヒド、オイゲノール、ケイ皮アルコール、ヒドロキシシトロネラール、ゲラニオール、オークモスなど

 *感触改善、乳化補助、エモリエント効果(しっとりさせる):ラノリン、ラノリンアルコール

 *色素:タール色素

 *界面活性剤:ラウリル硫酸塩類(ラウリル硫酸~~~)、ポリエチレングリコール(PEGと書いてあることもあります)など

 *紫外線吸収剤:オキシベンゾン、サリチル酸フェニル、シノキサートなど


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メークアップベース

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保湿クリーム(敏感肌用とうたわれているものです)

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