「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の違いについて
皆さん、こんにちは。今日の文化の日も暖かかったですね。午前中に外出することがあったのですが、シャツ1枚でも問題ないほどでした。ただ、日がかげると急に寒くなります。一瞬の暖かさに油断してはダメでした(>_<)。皆さんはそんなことはされないかもしれませんが、羽織は必要ですね。
さて、今日はスキンケア製品の中にある「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の違いについて述べたいと思います。特に「医薬部外品」の立ち位置が少しわかりにくいと思いますので。
「医薬品」
病気を治すことを目的とした「薬」のことで、厚生労働省より配合されている有効成分の効果が認められたものです。病医院で処方されるものもあれば、ドラックストアなどで買うことができる市販薬(OTC医薬品)もあります。
例:医療用の白色ワセリン、高濃度の尿素、ヘパリン類似物質含有外用剤など
「医薬部外品」
厚生労働省が許可した、ある程度の効果・効能が期待できる成分(ニキビを防ぐ、殺菌作用、日光によるシミを防ぐ、など)が、一定の濃度で配合されています。しかし医薬品とは違い、治療というよりは症状の防止、健全な皮膚を保つのが目的となっています。また「薬用」とは「医薬部外品」で認められている表示ですので「薬用=医薬部外品」と考えていいと思います。
「化粧品」
医薬部外品と比較してもさらに効能・効果が穏やかで、清潔にする、美しく見せる、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用されるものです。医薬部外品に認められている「ニキビを防ぐ、殺菌作用、日光によるシミを防ぐ」などの効能・効果は認められていないので、パッケージなどに記載できません。逆に、「医薬品」「医薬部外品」はこれらの表示が必ずあると思いますので、購入の際、表示を参考に目的にあったものを選んでください。
ですから、効果・効能の強さは
医薬品 > 医薬部外品 > 化粧品 となります。