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2024年1月14日 (日)

都道府県対抗女子駅伝

皆さん、こんにちは。今日も暖かい日でしたね。風は少し冷たかったけど、日差しがあり、日の差す室内にいるとポカポカしていました。いつまでもこんな日が続けばいいけれど、それはかないませんね。それより石川県の方では雪が降ったりしています。電気、水といった生活に必須な物が早く行き渡るよう、整備を急いでほしいです。もちろん担当部署では色々やっているとは思いますが、それぞれが縦割りで動くのではなく、より効率的に、総括的に考えてやって欲しいと思います。日本の力があれば、その辺りのマネージメントさえしっかりしていれば、早く解決していくことは間違いありません。

そんな中、本日京都で都道府県対抗女子駅伝が開催されました。42.195kmを9人でたすきをつないで走ります。1区はとても目立つところですが、なんと石川県代表の五島莉乃がトップでたすきを渡しました。ブダペスト世界選手権女子10000m日本代表の超有名な選手ですので、彼女が実力を出せば妥当な結果かも知れませんが、故郷の悲惨な状況を思うと平常心ではいられない中で、その思いを胸に走ったのだと思います。石川県の人々は、彼女の激走からすごく勇気をもらったのではないでしょうか。一方広島は沼田高校出身、京セラの兼友良夏選手が16位でまずまずのスタートでした。そして2区は東京五輪女子1500m8位入賞のあの有名な田中希実選手が20位の兵庫を異次元の走りで1位に押し上げました。たった4kmで2位とは20秒以上の差を付けるとはさすがです。広島はダイソーの竹原さくら選手が区間6位といい走りで8位に順位を上げました。そして3区は中学生区間ですが、東広島西条中の藤井柑奈選手が区間12位と頑張り、広島は6位まで順位を上げます。4区は八本松中出身、エディオンの江口美咲選手でした。今大会を最後に現役を退くとのことで、区間18位で9位にダウン。しかし今年はここからがすごかったです。5区の銀河学院高の森安桃風選手がなんと区間記録更新まであとわずかに迫る3位の激走で一気に3位まで順位を上げました。6区は世羅高の山田依茉選手、区間10位と粘り6位にまで落ちましたが、そこまでで耐えました。7区はこれまた銀河学院高の高橋美月が区間5位の激走でした。京都の太田選手が区間1位を取ったため、彼女に抜かれて順位を1つ下げ7位となってしまいましたが、大活躍でした。8区は中学生区間です。東広島西条中の三宅凜が区間7位のいい走りで、また京都をかわして6位といい位置に付けました。そしてアンカーですが、舟入高校から名城大に進んだ谷本七星選手が、区間6位の激走で順位を3つ上げ、3位でフィニッシュとなりました。私も舟入出身なので、彼女の活躍はとてもうれしかったです。広島県が3位になるのは過去最高タイで、それも31年ぶり。入賞するのも21年ぶりという大躍進でした。今回の躍進には、谷本選手の活躍もさることながら、銀河学園高校の二人の走りが大きく関わっています。広島チームの3位に貢献した銀河学院高校陸上部の指導者は、興譲館高校で2度の全国優勝を果たした森政芳寿監督で、教え子には、新谷仁美選手(全国高校駅伝1区で、3年連続区間賞)、高島由香選手(資生堂。リオデジャネイロオリンピック女子10000m日本代表)、重友梨佐選手(天満屋。ロンドンオリンピック女子マラソン日本代表)等がいて、高校女子駅伝で優勝もしています。4区の江口選手は興譲館高校出身で、そこで森政監督に習ったようです。銀河学院高校は、先日の高校駅伝で初出場ながら入賞を果たしましたので、この監督本当にすごい人ですね。銀河学園高校は今後も期待が持てます。

来年以降も安定して上位に入る条件として、広島県の岩本監督(ダイソー)は「中学生の強化」を挙げておられるようですが、今回の活躍で、陸上に興味を示す子が増えてくれるといいなと思っています。