2020年6月10日 (水)

梅雨入り

皆さん、こんにちは。今日は午前中はいい天気かと思っていたのですが、徐々に曇りはじめ、午後からは所によっては土砂降りになりました。その後、夕方には少し晴れ間も見えましたが、夜にはまた曇ってきました。九州南部は5月30日に、四国は5月31日に梅雨入りをしており、そろそろかなと思っていましたら、今日梅雨入り宣言がありました。最近夜が蒸し暑かったので、梅雨と言っても驚きませんが、正直のところやはりちょっとうっとうしい感じではあります。

コロナウイルス感染者は、依然国内では散発的にみられています。広島県では5月2日に5人が報告されてからは、新規感染者数は0か1(と言っても、ほとんど0)を続けています。人口280万人の県としては結構いいと思います。これも、皆さんの日々の努力のたまものです。私は今日は少し外出をしましたが、あちこちでアルコール消毒をしている人を見ましたし、マスクの着用率は90%以上はあるように思えました。ただ、だいぶ暑くなってきましたので、正直外でマスクをするのはつらいです。冬にマスクをすると、セーター1枚分くらいの暖かさを感じるので、夏にマスクをすると、1枚上着を着ている感じになるのでしょうか。そう考えると、夏はつらいのは当たり前ですね。

実際のところ、一人で外を歩くときには、マスクは不要と思います。声を出そうが、近くに人がいなければ、うつすこともないので。ただ、人が近くに多数いれば別です。やはりマスク着用は必要だと思います。一般的に人が多くいるところはエアコンが効いていることが多いので、着用は可能かなと思います。当院でも、待合室で患者さんどおしの距離を広めにとることや、換気をしっかりすること、マスク着用の依頼はしばらくの間続けようと思っています。面倒くさいと思われるかもしれませんが、自分が知らないうちにコロナウイルスをもっている可能性は否定できませんので、人にうつさないようにするため、ご協力いただければと思います。そうはいっても、暑くなってきますと熱中症のおそれがあるので、気分が悪くなったりされたら、決して無理はされませんように。

今日はテレビでカープと阪神の練習試合をやっているのを見ました。無観客でしたが、テレビをつけたときには8対0で勝っていました。嬉しかった!メヒア選手と堂林選手の2本の満塁ホームランで取ったようです。その後、田中広選手のタイムリー3ベース、高橋大選手の犠牲フライで2点、6回にも連打を浴びせ、堂林、田中広、高橋大、1番・ピレラの4連続適時打などで一気に5点を加えました。投げては先発の九里投手が、6回を無失点の好投で試合を締めてくれました。久しぶりにカープの試合を見ましたが、皆たくましくなっているようでした。練習試合とはいえかなり連敗していましたが、本番ではないので、気にしてはいませんでした。ただ、こういい感じになってくるとやはりうれしく、開幕が待ち遠しいですね。そして、はやく観客を入れた状態で試合ができるようになって、カープファンに夢と元気を与えてもらいたいと思います。

2020年5月21日 (木)

油断禁物

皆さん、こんにちは。5月も後半に入ってきました。朝晩は少し涼しいときもありますが、日中は結構暖かく、暑い日も出てきましたね。今日は一日中、気温が少し低めでしたが・・・。こういう時にはやはり体調が悪くなりやすいので、ご注意を、といつも言っていると思います。ところが、最近はコロナウイルスのため、外出自粛、手洗いやうがいの励行、マスク着用などが自然に行われています。そしてこれらは空気やつばなどを介してうつる感染症の対応策として最も有効とされることなのです。それが我々の社会で自然に行われているので、本当に一般感染症が減っています。安佐地区の感染症情報でも、過去最低の感染者数でした。これも皆さん一人一人の節制のたまものだと思います。そしてその結果というか、それと並行して、広島の、また全国のコロナ感染症が落ち着いてきています。先日、緊急事態宣言が解除されましたが、それでも広島はまだ元のような人込みにはなっていません。皆さんもまだ慎重に行動されているのだと思います。

本当に日本人はすごいなと思います。特に罰則があるわけでもないのに、国や地方自治体から頼まれただけで、外出も我慢し、飲食店や百貨店など、多くのお店が、収入がなくなるというマイナス面にも目をつむり、国民皆の平和、平安のため、閉店や時短に踏み切り、2か月くらい耐えています。本当に頭が下がります。しかし、それを続けていては本当にお店がなくなってしまいます。ですから、こういった状況は少しずつ変わっていくとは思いますが、これまでの全国民の努力を無にしないためにも、各自が手洗いうがい、そして夏はつらいと思いますがマスク着用などは最低でも行っていくことで、感染拡大を緩やかにし、感染者の爆発的増加を防ぐことができると思います。そしてそのうちコロナの医療の手順が整備され、医療崩壊を起こすことなく、今まで通りの医療がもどり、生活が戻ってくるのではと信じています。

2020年4月15日 (水)

再開の予定

4月17日金曜日午後からクリニックを再開します

皆さまには、ご心配、ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。先週は高熱が続いていたため、コロナの可能性も頭をよぎり、心配もありましたが、コロナのPCRの検査は陰性であり、ほっとしています。結果的に内科の先生が最初に診断された頸部リンパ節炎からの発熱の見立てどおりでした。

コロナを取り巻く状況が厳しさを増す中、当院でも、感染予防に対する取り組みを一層強化していきたいと考えています。皆さんにもご協力いただくこともあろうかと思いますが、よろしくお願いいたします。

2020年4月12日 (日)

突然の休診に関して

今回は突然の休診でご迷惑をおかけします。現在コロナウイルスの感染拡大が懸念されていますので、それかしらと心配されておられるかもしれませんが、頚部リンパ節炎による発熱で休診としました。

火曜日夜、頸部のリンパ節に違和感を感じ、夜中に痛みと熱が出てきたので、翌日内科を受診をしたところ、採血や喉の検査などの結果から頚部リンパ節炎と診断されました。熱が収まらないので、再度受診すると諸検査から細菌性のリンパ節炎がもっとも疑われるとのことでした。抗生物質の点滴と少し強めの抗生物質の内服で、熱は収まりつつあります。

若いころだと、解熱剤を使用しての診療もあったかもしませんが、年齢的に無理がきかなくなったのと、コロナウイルスを取り巻く今のご時世を考え、休診としています。

再開に際しては、HPや予約サイトでお知らせします。

2020年3月30日 (月)

2020年の往診日 

2018年より、原則第3金曜日を往診日として設定しております。また、2019年10月より、往診日の往診は午前のみとし、午後は普段の午後と同様の完全予約性の診療を行っています。時に間違って午前中に来院される患者さんもおられるようですが、その日はクリニックに原則おりませんし、おりましても往診カルテの整理、処方箋の作成、次に往診に行くための準備などを行なっており、一般診療は行っておりませんのでご了承ください。

2020年の後半の予定は以下の通りです。

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コロナウイルスー3-

皆さん、こんにちは。昨日は暖かでうららかな日でしたね。本当なら、行楽日和、花見日和というところでしたが、最近のコロナ騒ぎでそれどころではありません。人込みは避けろ、不要不急の外出も禁止と言われています。私も、昨日は日常品の買い出しにはでましたが、できるだけ人がすいている時間を狙って、15時頃にスーパーに行きました。もちろんマスクもしていました。また、スーパーに入るときと出るときにはアルコールをしゅっしゅと手に吹きかけて感染には注意をしていました。皆さんも注意をしておられますか。

今日は志村けんさんの訃報が流れました。コロナウイルスに感染し、人工呼吸器を使用していると言われていたので、結構重篤な状況だなとは思っていましたが、こうしてお亡くなりになると、本当にさみしくなりました。とてもやさしい方だとお聞きしていましたし、彼の人となりを知る多くの芸能人の方々も心からの追悼を述べられていましたので、本当に皆さんに愛されていた方だったんだなと改めて思いました。

その一方で、20代の若者たちが、コロナなんて関係ないねという感じで、街を練り歩いています。そして彼らが口々に言っているのが、うつらないように気を付けていますとか、うつっても自己責任なので、とかです。しかし彼らにしてほしいことは、うつらないことではなく、うつさないことです。うつらないように気を付けるべきなのは、高齢者や免疫の弱い人達であり、元気な彼らはたとえうつっても大してこたえないと思われますので、すぐ元気になるでしょう。だから怖くないと思っているのでしょうが、志村さんのような高齢者は、たとえ重篤な持病を持っていなくても、亡くなることがありうるのです。そこを理解してほしいと思います。

感染拡大を阻止しうるのは、2つの注意と思っています。一つは免疫弱者はうつらないように気を付ける。もう一つはふつうの免疫力の人は、うつさないように気を付ける。たったこれだけです。これだけが守られたら、パンデミックは避けられると思います。ただ、これは日本の皆が同じ思想を持っていないとうまくいきません。私も50代後半ですので、免疫弱者のほうに少し近づいていると思っています。ですから、うつらないように人込みはできるだけ避けるようにしていますし、手洗いうがいを励行しています。そして、人にうつす側になりたくないので、マスクもしています。マスクの品薄は解消されていませんが、もし手元にマスクのない若い人たちには、手作りのハンカチマスクをしてもらえばいいかなと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=TAzbdux4Fzc

https://www.youtube.com/watch?v=PGug3ZZPp_k

この難局をみんなで一致団結して乗り切っていきましょう。

2020年3月18日 (水)

コロナウイルス-2-

皆さん、こんにちは。今日はとても暖かかったですね。今週は、日曜日は暖か、月曜日、火曜日は特に朝方の冷え込みが半端なかったです。月曜日は、朝と昼にみぞれ交じりの雨が降りましたし、可部のあたりの山は真っ白になっていました。県北のほうでは大雪だったところもあったようです。火曜日は最低気温は広島市でも1.9度とこの時期にしてはかなり寒かったです。そして今日は、ポカポカ陽気。春物の綿のニットと薄いジャケットで外出できました。明日も日中は5月下旬並みの気温になりそうとのこと。本当に春が来たといっていいかもしれません。その反面、花粉が多くなると考えられますので、花粉症の方々は大変な時期がきました。私も花粉症ですので、結構つらいです。今年はスギ花粉の量は少ないと言われていたのに、あまりそんな気がしません。ただ、今年はいい点眼薬が発売され、それを使用すると調子がいいです。それはアレジオンLX🄬です。今までは1日4回の点眼が必要だったアレジオン点眼液🄬ですが、その濃度を2倍にすることで、1日2回の点眼で済むようになりました。また、この点眼液は防腐剤に工夫がされており、コンタクトをつけたまま使用しても、コンタクトが傷まないようです。ただ、だからと言ってコンタクトを入れたまま点眼するより、外した状態で点眼する方が良く効くので、その点はご注意を。一つの欠点?は金額が高いということです。3割負担の方は1本1000円になります。ほかのジェネリック品の場合、1日4回入れないといけませんが、同じように3割負担の方で、1本100円のもあります。効果は普通にありますので、きちんと点眼されれば全く問題はありません。ちなみに私の花粉症に対する薬は、アレグラ🄬のジェネリックのフェキソフェナジン🄬、小青竜湯🄬と、前述のアレジオンLX🄬です。内服薬にて眠気の起こりやすい体質の私は、ほかの抗ヒスタミン剤では眠気が来るので飲めないのでした。

コロナウイルスが相変わらず猛威を振るっています。中国ではピークを過ぎたと言っていますが、イタリアをはじめとするヨーロッパ各国で感染が拡大しています。更に感染はアメリカ、アフリカまで広がっています。一方日本はそれほど患者数が多くない状況で頑張っています。確かに検査をする実数が少ないから患者数が少ないのだという意見もあります。しかし、検査をして陽性であったらすぐ入院隔離という体制で管理しようとしている現在、検査で疑陽性も多いと言われていますし、検査をむやみに増やすと軽症の人(もしかしたら疑陽性の人)が病室を占拠してしまい、本当に入院が必要な重症者が入院できなくなる恐れがあります。さらに、ちょっと熱が出るだけで皆が不安になり、こぞって検査をしてほしさに病院に押し掛けると、例えば普通の肺炎の治療(それでも十分命に影響があります。細菌性の肺炎でしたら、きちんと抗生物質を使用したら助かったのに、入院できる部屋がないから点滴されず、それで命を落としたとなったら、悔やみきれません)やがんの治療ができなくなってしまうなど、通常の医療が行えなくなってしまい、医療が滞ってしまうこともあり得ますし、実際そうなっている国も多数あります。そういう観点からは、日本の姿勢は間違っていないと思っています。検査が陽性となって入院している人の治療は、特効薬がないのですから、おとなしく寝ていて熱が高くなった時に解熱剤を飲むだけ、と言われています。それなら自宅で寝ていても一緒です。特に熱が高くなく、食欲もあり比較的元気で、呼吸困難がなければ自宅での安静で十分対応できるものだと思います。2月1日のブログに書いたように、治療薬がまだ見つかっていない現在、新型コロナには、各自の持つ自然免疫の力で打ち勝つことでしか対抗できないのです。安静、栄養、免疫の落ちないような生活(ストレス、アルコールを避けるなど)を行い、ウイルスが通り過ぎるのを耐えるしかありません。正しいたとえかどうかはわかりませんが、台風がやってきた時に過ぎ去るのをじっと耐えて待つのと似ているかもしれません。

いろんな国では外出禁止令などが発令されています。そのため、市民はスーパーに買い出しに出かけていますが、そこで品薄になったり、物の取り合いでけんかになったりと一種のパニック状態に近い状況にも思えます。その点、日本では、先日はトイレットペーパーが品薄になりましたが、それも解消されてきていますし、普通にスーパーでは買い物ができます。しいて言えば除菌クリーナーや消毒用のアルコール類とマスクがないくらいでしょうか。あまりパニックになった感じがありません。手洗いうがいの励行や、マスク着用も普通に行われているし、みんな冷静に過ごしているように思います。その理由については文化人類学者ではない私にははっきりわかりませんが、阪神淡路大震災や東日本大震災のときにも強奪、略奪やパニックがほとんど見られなかったことから、国民性なのかなと思っています。あるいは、自然災害が世界一多い国(と自分では思っています。冬の大雪、寒冷があるかと思えば、夏の猛暑、ひでりもあります。梅雨の頃には水害があり、台風もたくさん来るし、地震も多い)に数千年生きてきた国民として、今回のウイルスの発生も自然が作り給うたものと考えれば、自然災害の一つともいえます(今回の場合、遺伝子改ざんといううわさもありますが、あくまでうわさです)ので、そういう意味では自然災害には慣れっこになっている、あるいは達観しているのかなと感じています。”人間は自然をコントロールすることはできない、過ぎ去るのを待つしかない”、当たり前のことだけど、それを心の底からわかっているのが昔からの日本人なのかも、だからいざというときに強いのかも、と思っています。

この状況では、たとえ日本の感染がコントロールできたとしても、海外でまだ多数の患者が発生していら、東京オリンピックは中止になるかもしれません。その時には、これまでかけてきた努力、費用、時間などがすべて無駄になってしまうけれど、”自然の前では人間はちっぽけで無力な存在なのだ”、とわかっている我々日本人はその状態を乗り越えていけると信じています。そしてもし本当にそうなって、来年か再来年に開催されたとしたら、それを大成功に導き、オリンピック史上初の快挙として歴史に刻まれることになろうと妄想しています。大好きですニッポン。

2020年2月29日 (土)

休校の依頼

皆さん、こんにちは。今週の前半はとても暖かく、春が来たと思っていたら、昨日からまた寒くなりました。今朝などは2.5度まで下がって、まだ冬なんだと思わざるを得ない寒さでしたが、よく考えてみると当たり前、まだ2月ですから。ただ、体はもう春と思いこもうとしているのか、ちょっとした寒さがこたえますね。私は先週はちょっと風邪気味でしたが、ようやく治りました!花粉症もあるので、鼻水や咳が出るとどっちの症状かがわかりにくいですが、喉の痛みや粘っこい痰、黄色い鼻水がでると風邪かな、と思うのでした。朝は小青竜湯、昼夜は柴胡桂枝湯か小柴胡湯を飲んで、その他咳がひどいときには咳止めで何とか落ち着きました。風邪には明らかな細菌感染徴候がなければ、やはり漢方がいいと思っています。風邪のほとんどはウイルス感染ですから、それを殺す薬はないのです。自分の免疫力がウイルスを殺してくれるのを待つだけです。なので、免疫力にマイナスになる行為はやめないといけません。寝不足、ストレス、疲れ、大量のアルコールなどは避けるようにしています。おそらく、コロナウイルス対策にも同じことが言えると思っています。

コロナウイルスと言えば、北海道では学校の一斉休校が決まりました。それに後追いするように政府も全国の小中高校、特別支援学校に対して、休校を依頼しています。ただ、強制力はないようですので、地方自治体の中には、休校にしないところもあるようです。この措置に対しては賛否両論ありますが、人が多く集まり、長時間過ごす学校での生活を回避することで新たな感染者を減らすというのは意味があるように思いました。ただ、今回のコロナウイルスは、インフルエンザのように、学校で感染した生徒から家族にうつり拡大していくというパターンとは違うことから、休校はあまり意味がないのではという意見もあります。そうはいっても、皆が意識して手洗いうがいをするというのが大切であることは間違いありません。その証拠に、この2月はインフルエンザの患者さんが、例年の半分くらいしか来ないという小児科の先生の話があります。皆さん、意識して手洗いうがいを継続していきましょう。また、急ぎでない外出は控えられるのが賢明かと思います。

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当院としても、拡大に関わらないように注意をしたいと思っています。手洗いうがいの励行もありますし、手すりなど、多くの人が触る場所の除菌も大切です。それと、昨日よりジアイーノを導入しました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この機械は食塩水を電気分解して、次亜塩素酸水を発生する機械です。インフルエンザはウイルス粒子の外に膜(エンベロープ)を持つウイルスであり、次亜塩素酸水はその膜にダメージを与える作用があるため、次亜塩素酸水はインフルエンザへの予防効果が認められています。コロナウイルスもインフルエンザと同じエンベロープを持つウイルスのですので、ジアイーノで作られた次亜塩素酸水が効いてくれるのではと思っています。ただ、この点についてはまだ研究がされていないようですので、誰かが早くしてくれることを祈っています。次亜塩素酸水は少しプールのようなにおいがしますので、鼻のよく効く方はにおいが気になることがあるかもしれませんが、感染予防で使用しているため、ご理解いただきますようお願いいたします。

2020年2月16日 (日)

体調管理

皆さん、こんにちは。ここ数日、2月とは思えないような暖かい日が続いています。一昨日、昨日と夜に会合がありましたが、コートがいらないほどの暖かさでした。ただ、中国地方でも明日から大雪になる可能性があると天気予報で言っていましたので、注意が必要です。私は、11月にスタッドレスタイヤにしていましたので、少々の雪が降ってもまあ大丈夫とは思っていますが、いままでタイヤ交換をしていない人は、いまさら変えようとは思わないでしょうし、雪が降ったら運転にはくれぐれも注意をしてください。ノーマルタイヤの人は乗らないのが一番だとは思いますが・・・。

最近、結構体調がいいと思っていましたら、この前の連休で連日遅くまで起きていたのが悪かったのでしょう、鼻水、咳が出るようになってしまいました。私はスギ花粉症でもありますし、最近鼻炎の症状で来院される患者さんも多いので、鼻水はスギ花粉のせいかなとも思ったのですが、咳やのどの痛みがみられるため、やはり風邪をひいてしまったかなと感じています(グスン)。幸いに熱や関節の痛みはなく、食欲も旺盛ですので、大した風邪ではないようです。また、3日間、漢方薬(私の体質からは、桂枝湯をベースにしたものです)を飲んだら、今日はほぼ咳も止まりました。最近はコロナウイルスで日本中がおどおどしていますので、あまりゴホゴホやっていると、皆さんにも不安を与えることになり、よくないな、と感じています。一刻も早く治るよう努力したいと思います。皆さんも、体調管理にはくれぐれもご注意ください。

最近は健康をどうやって維持するかをよく考えています。男性型脱毛の薬を10年以上飲んでいて、髪の毛の量はそんなに減ってきておらず、以前は自分より多かったであろう同僚達の毛量が自分以下になっていたりするのを見ると、努力は報われるのだなと感じているこの頃です。今年の1月に人間ドックを受けた際、特に異常は指摘されなかったので、その点は安心していますが、還暦が少しずつ近づくにつれ、何もせずに健康でいられるのかなと考えたりします。そこでいろんな本を読んで自分に合った運動などをするようにしています。元々走るのも飛ぶのもうまくはなく、球技などで楽しめるのはまだしも、単調な運動は好きではないので、きつくないけど健康にいい運動はないかと日々探しています。ちょっと前はゼロトレという、寝ておくだけの運動をしていましたが、退屈になってしまったのでやめてしまいました。その後もいろいろやってはやめを繰り返していましたが、最近行っているのが、「1分間だけ伸ばせばいい」というものです。著者が元ラグビー日本代表のトレーナーだった人なので、ちょっといいかなと思ったのでした。また、私が普段通っているストレッチ、整体をしてくれる先生が、私の体を見て、腰痛の原因は、お尻の凝り、腸腰筋の凝りだと言っていたのですが、この本にはお尻や太ももの前(腸腰筋にも関わるようです)のストレッチをするように書いてあったので、そのことからも、私にあっているのではないかと思ったのでした。始めて3週間くらいですが腰だけでなく、肩の調子などもよくなってきていますので、もうしばらく続けようかなと思っています。

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先日はバレンタインデーでしたね。スタッフや普段からお付き合い(変な意味ではないです)のある女性の皆さんから、チョコレートなどをいただきました。本当にありがたいことです。ふつうはこんなチョコレートを自分で買うこともないので、しっかり味わって日に1~2個ずつ食べています。皆さんありがとうございました!

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2020年2月 1日 (土)

コロナウイルス

皆さん、こんにちは。1月の間もしばらく暖かい日が続いており、このまま春になってしまうのか、と錯覚しそうな感じでしたが、最近は朝夕が結構寒くなってきました。さすがまだ冬だなと思っているこの頃ですが、お変わりないですか。巷では、インフルエンザもまだ結構流行っており、市内でも学級閉鎖になっているところもありましたが、それに加えて中国発祥とされるコロナウイルスが世間をにぎわしています。中国では感染者が1万人を突破したとの記事が出ましたし、別の解析では、武漢だけでも7万人を超えたという説もあるようです。日本でも15人の感染者が確認されたようですが、今はもっと増えているかもしれません。

コロナウイルス自体はありふれたウイルスで、普通の風邪を起こす4種類が知られています。それに加えて、過去には遺伝子変異をきたしたコロナウイルスが2種類存在していました。いわゆるSARS(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)と言われているものです。ウイルスに変異をきたすと、人間にとっては初めて遭遇する病原体ということになるため、全世界の人がそのウイルスには免疫を持っていないという状況になります。そうなると、それに感染すると免疫が働かないため、重症肺炎を起こしてしまうのです。

ご存じの方もおられるとは思いますが、免疫には大きく自然免疫と獲得免疫の2種類あります。自然免疫とは初めて遭遇する病原体に反応する免疫のことで、獲得免疫とは過去にかかったことのある病原体のことを覚えていて、次回以降に同じ病原体が来ると、思い出して動き出す免疫のことと考えていただくといいと思います。後者ですと、一度経験しているので、思い出すのは簡単で、あっという間に病原体をやっつけてくれる細胞を増やしてくれます。ワクチンを打つのはこの獲得免疫を作るためです。

一方、初めて遭遇する病原体では、体の免疫細胞がどう反応したらいいか手さぐりになりますので、病原体をやっつけるのに手間取るということになります。ですから、もともと免疫力の弱っている高齢者、糖尿病患者、がん患者などが悪化しやすいわけです。ただ、生物のもつ免疫システムはかなり優秀なので、何とか対応できると考えられていますので、とても衰弱している人や、免疫の低下が懸念される病気を思っている人でなければ、それほど恐れる必要はないと思われます。とにかく、人込みを避け、手洗いうがいをきちんとすればうつる可能性は極めて低くなりますので、その点を注意されるといいと思います。ウイルスは空気中で増殖できないので、人がいないところでは、うつることはないのです。その証拠に、北極圏単独横断とか、冬山単独登山とかを行う人は、感染症にはならないと言われています。周りに人がいませんからね。

また、以前はやった新型インフルエンザでも、実は1918年以前に生まれた高齢者にはそのウイルスに対する抗体が見つかっていますし、MERSでも、一般のサウジアラビア人の0.15%には抗体があったと言われています。今回の新型コロナウイルスは、抗体保有者がいるかはわかっていないと思いますが、それでも自然免疫の仕組みが直してくれるはずので、我々ができること(体力を保つようにし、人込みを避けるようにして、手洗いうがいをする)を行い、とにかくパニックにならないことが大切です。

さらに、ちょっとショッキングな内容のものとしては、マスクではコロナウイルスに限らずインフルエンザウイルス感染を予防することはできないということが挙げられます。マスクはウイルス疾患にかかっている人がほかの人にうつさないようにするという効果は確認されているのですが、マスクをしたらうつりにくくなるという効果は実は証明されていません。ただ、ゴホゴホと咳をしている人は、インフルでもコロナでもないとしても、ほかの人に不快感を与えますので、ぜひマスクの着用をお願いします。繰り返しになりますが、我々みんなにとっては、とにかく規則正しい生活をし、食事をしっかりとるなどして体力を保ち、手洗いうがい、人込みを避ける、が病気を発症しないようにするために最も大切なことと思います。

にいみ皮ふ科アレルギー科