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2022年6月

2022年6月27日 (月)

カープ5連勝!

皆さん、こんにちは。昨日も蒸し暑かったですね。気温は30度になるかならないかですが、湿度が70%を超えており、不快指数は結構高いのではないかと思います。電気代も上がっており、快適に過ごすのも徐々に難しくなってきていますが、体調第一で行動をしてください。

交流戦最下位で、貯金を使い果たしたばかりか大借金を残していたカープですが、ペナントレースに戻ってきたら、お得意様の阪神、DeNAとの6連戦に入りました。そこでなんと怒涛の5連勝でした。阪神戦は1つ引き分けがありましたが、あれも勝てた試合ではないかと残念でなりません。今日にしても、先発の九里投手は1失点で降板したのに、森浦、栗林投手がそれぞれアップアップで打たれて追いつかれてしまいました。結局勝ったのでよかったものの、もう少しすんなりと行かないと、みんなばててしまうと心配するのでした。まあ、それでもあっという間に3位に返り咲き、2位の巨人とは1ゲーム差まで近づいてきました。首位のヤクルトとは12ゲーム差ありますので、ちょっとやそっとでは追いつきません。ただ、今の好調カープ打線が、次節のヤクルト戦で3たてを食らわしたら、ちょっと面白くなってくるかもしれません。

サンフレッチェもリーグ戦4連勝で4位浮上と波に乗ってきています。監督が代わって、攻撃の方針が明確になったのでしょう。意思疎通もうまくいっているようで、失点はリーグ最少、最近は5月18日に負けて以来、負け知らずです。Jリーグは4連勝、その間のJリーグ杯、天皇杯も勝ってきています。今までは、Jリーグに出た選手を休ませて天皇杯には別の選手を出していたようですが、ドイツ人のスキッベ監督は、選手を固定して使っているようです。それがより良い連携を生んでいるのでしょう。また、よいパフォーマンスをしないと使ってもらえないとなると、選手も全力を出さざるを得ないですからね。そうは言っても、J1も長いし、これから暑くなるし、リーグ戦以外の試合もあるので、上手に選手を休ませながら戦っていってほしいと思っています。

熱いぞ広島プロチーム!

2022年6月26日 (日)

7月1日より、予約システムを変更します

皆さん、こんにちは。梅雨に入っていますので、雨が降るのは当たり前ですが、しとしと長雨という感じではなく、土砂降り、一時やむ、また土砂降りなど雨量がすごく変化する妙な雨の降り方をしています。金曜日なども、帰宅しようとクリニックを出たとたん土砂降りに当たってしまい、数百メートル先の駐車場に移動する間にズボン、靴がずぶ濡れとなってしまいました。運転中も前が見えないほどの大雨になったり、一時小降りになったりしていましたが、結局自宅に帰る頃にはほとんど雨はなく、今のはいったい何だったのか、という感じでした。最近の気象の荒れ方は尋常ではないですね。関東では6月は初めての40度超えを観測したようですし、中東では50度を記録、ヨーロッパでもフランスやスペインで40度を超える猛暑となっており、地球を挙げての異常気象です。これには温暖化が関係していると専門家は言っていますが、私もその通りだと思います。全世界を挙げての温暖化阻止がとても大切に思います。

先日、ラインが届いた方はご存じかと思いますが、2022年7月1日より、当院は全日予約診療といたします。前もって予約をしておいていただかないと、朝並んでおられても、直接来院されても受付ができませんので、ご注意ください。原則インターネットを用いた予約をメインとしていますが、コンピュータやスマートフォンが苦手な方もいらっしゃるので、電話での予約も受け付けています。予約は6日前から可能ですので、金曜日の予約を取ろうと思ったら、最も早くて、前の週の土曜日からになります。もっと先の予約も取りたいという声もありますが、先であればあるほど変更が起こる確率が高くなります。変更があった際、きちんとキャンセルしていただけるといいのですが、無断キャンセルも少なくないのが現状です。結果として、そこの時間帯の枠が埋まっているので診療してほしい人の予約は入らないが、無断キャンセルの患者さんは来ないので、その枠が無駄になり、受診を希望される人には迷惑となります。そういう理由で、ずっと先の予約が取れるようにはしていません。その点はご了承ください。例えば広島には八丁座、サロンシネマという映画館がありますが、そこは3日先までの予約しか取れない仕組みになっています。おそらく私と同じ考えで、そうされているのだと思います。

予約がいっぱいになって、全然診てもらえないという状況を心配される方もおられるようですが、新型コロナが流行し始めて、多くのクリニックの患者数は減ってきています。当院も例外ではなく、最も多かった4~5年前より受診される方はかなり少なくなっています。この2年くらいの患者数の平均値より、予約の枠のほうが多いので、多少予約が取りにくい時期があるかもしれませんが、数日待てば予約できるのではないかなと思っています。ただ、時間指定予約を導入している皮膚科は広島市ではほとんどないので、待たずに診てもらえるのなら行ってみようという患者さんが急激に増えたら状況が変わるかもしれません。

患者さんをお待たせしないように、感染対策も兼ねて、混雑しないようにという観点で予約を始めますので、今までのように一人当たりの診療時間がいくらでも取れるということになりません。10か所診てもらいたいんだけど、とおっしゃっても残念ですがむつかしいです。予約診療を円滑に回すため、お一人当たりの診療内容は3か所以下とさせていただきます。診療希望箇所が複数ある方は、優先順位をつけておいてください。また、紹介状につきましても、その場ですぐ作成はできませんので、予約に必要な情報をあらかじめ聞いておいて、後日紹介状を取りに来ていただく(あるいは実費でご自宅まで郵送とする)ことになろうかと思います。

また、今年の4月には私が突然体調を崩して一時休診となり皆様にはご迷惑をおかけしました。ただ、今後もどのようなことが起こるかわかりません。最初に書きましたように、気候もおかしくなってきていますので、急な天候不順で特別警報が発令されることもありましょう。そういう時には突然の休診となることも十分想定されますが、そういう場合はラインやメールで皆さんに情報をお伝えしています。そこで、せっかく来られたのに休診だったということを防ぐため、ぜひライン、あるいはメールの登録をお願いします。当院では、急なお知らせ、重要なお知らせ以外の不要な案内は一切行いません。もちろん予約された方は、受診日前日と当日のラインがきますが、しょっちゅうラインがピンコン、と鳴ったりはしませんので、登録されてもうっとうしくはないかと思います。

今日は時間が空いたから病院に行こう、がむつかしくなりますが、それでも1日に5~10人くらいはキャンセルが出ていますので、時々予約画面を見ていただくと、空きが見つかるかもしれません。暑いさなか、大雨の中並んでいただく必要がなくなることや、クリニックで長時間待っていただく必要がなくなることは、患者さんのメリットも大きいかと思います。どんな物事、やり方でも良いこと、悪いことの両方があります。この予約システムが、皆さんのお役に立てればと思っています。

2022年6月20日 (月)

世界の化粧行動

皆さん、こんにちは。交流戦が終わり、再びセリーグでの試合が戻ってきました。首位ヤクルトとの試合はどうなるかと思っていましたが、案の定というか、とても残念というか、3連敗でした。しかも、大瀬良、森下、九里の3本柱で3連敗はきついです。いずれも大量得点を取られていました。交流戦首位のヤクルトがいくら好調とはいえ、もう少し粘ってほしかったです。交流戦2位だった阪神は好調を維持し、一時は借金が二桁あり、ぶっちぎりの最下位だったのに、今はカープを抜いて3位となっています。一方抜かれたカープは今は4位ですが、最下位のDeNAとはたったの1ゲーム差ですので、連敗すると最下位もありえるという状況になっています。若手にチャンスを、それしかないと思うのですが、いつまでもチャンスでの代打はベテランばかり使用しています。またチャンスに何度回ってきてもいつも凡打か三振して、それを生かせないバッターもいますので、打順をもっと考えたらいいのに、と思うこの頃です。

皆さんは、起床時に洗顔をされますか。また油性の化粧品を落とすときに、油脂を使って落として終了としておられますか。油がまだ顔に残っているのが気になり、洗顔しないと「落ちた感じがしない」という意識が強くないですか。日本ではメーク落とし後に、洗顔料を使って洗顔するという、いわゆる”ダブル洗顔”が標準とされていますが、世界で最も多い洗顔は、「化粧水は肌を潤すものではなく、汚れをふき取るもの」という思想の元、化粧の初めには洗顔はせず、メーク落としの後は洗顔ではなく化粧水でふき取って終わり、というもののようです。

清潔、という概念からは日本流は悪くはないのでしょうが、健康肌の維持や若返りにも洗浄が大切と考えて、朝晩の洗顔時に洗顔料を使っている方が多いようです。年齢とともに皮膚機能は変化していくのに気づかず、洗顔行為を続けていると、特に冬などの乾燥時期には皮膚の乾燥を感じるようになります。その結果、保湿のために過剰に化粧品を使って皮膚をこする回数が多くなります。さらに、たくさん化粧品をのせると、洗顔時に油溶性の製品を落とすのに洗顔料を使用するため、その使用量、使用回数が多くなり、結果的に皮膚炎を生じることにつながります。とにかく大切なことは、洗顔料は必要ではあるが、年齢、性別、季節条件に合わせて洗顔料を適切に選択するということです。特に皮膚の痛んでいる箇所では発汗の多い時期と乾燥時期では洗顔料を変える(使い分けをする)ことが大切です。目の周囲は皮膚が薄いので荒れやすく、洗顔料による刺激性接触皮膚炎が生じやすい部位ですので、特に気を付けてください。

2022年6月17日 (金)

日用品による接触皮膚炎の原因

皆さん、こんにちは。コロナウイルス感染患者数も徐々に減ってきています。ただ、外国人の入国も増えてきていますし、大きな会場でのイベントも通常通りになってきています。このまま減り続けていけばいいなと思いますが、実際はどうなるやらわかりません。人口密度の高い状況ではやはりマスクの着用は必要だろうと思います。一方外を一人で歩くときなどでは、熱中症予防の意味もありますのでマスクの着用は避けるのがいいでしょう。少しでも社会全体で、そのあたりに寛容になっていってほしいと思っています。

日用品による接触皮膚炎には

1)刺激性接触皮膚炎

2)アレルギー性接触皮膚炎

があります。刺激性のタイプは多少肌の強さで症状が出るまでの時間に差があるものの、誰でも一定以上の接触機会、頻度があればかぶれを生じるものです。アレルギー性の方は、その物質に対してアレルギーを持っている人だけが発症するものでです。

1)刺激性接触皮膚炎の原因

①界面活性剤 特にアニオン系(陰性)・・・これは簡単に言うと、洗剤などのことです。手を洗いすぎたりすると発症します。

 A)カルボン酸塩(石鹸など) 天然の牛脂、ヤシ油、パーム油など

 B)スルホン酸塩(家庭の合成洗剤の主力)

 C)硫酸エステル塩(家庭用や工業用の各種洗浄剤) 

 D)その他(洗浄剤、帯電防止剤、乳化剤、シャンプーの原料)

②ドライクリーニング液・・・衣類に残留してやけどのような症状を引き起こします。

 ・合成皮革、人工皮革などの皮革製品

 ・透湿防水加工布使用製品

 ・中綿入り製品

 ・ダウン製品

 ・肩バッド入り製品

 

2022年6月12日 (日)

下肢に見られる接触皮膚炎の原因

皆さん、こんにちは。今日をもって野球の交流戦が終わりました。開始前には5割を目標にしていたカープですが、終わってみれば5勝13敗とぶっちぎりの最下位でした。6つあった貯金はあっという間に底をつき、借金2となってしまいました。幸い、セリーグの下位球団もあまり勝てませんでしたので、3位は維持していますが、どん底阪神が交流戦では6つの勝ち越しで、4位に急上昇。カープと2ゲーム差まで近づいてきています。大瀬良投手、西川選手は調子を崩して2軍に行っています。こんな状況でこれからどう戦っていくか、どう立て直していくのか、注目しています。

下肢に見られるかぶれの原因としては

・切削油

・硬貨、鍵

・冷却ゲル寝具

・消毒薬、外用薬、湿布薬

・脛あて(レガース)

・弾性ストッキング、靴下のゴム

・ソックタッチ

・靴の内側の接着剤

などが挙げられます。直接当たっているものはわかりやすいですが、硬貨や鍵というのはポケットに入れていた金属物質が、汗で溶け出してかぶれるという仕組みです。ですから太ももの前外側に赤みなどが見られます。それと薬によるかぶれ、これもとても大切です。下肢のにできた傷は治りにくいという特徴がありますが、その傷に消毒や塗り薬を毎日使用していて最初は問題なかったのに、そのうちかぶれるようになることがあります。私も医師のなりたての頃、下腿の傷にポピドンヨードで毎日消毒をしてもらっていて潰瘍がどんどんひどくなり、消毒をやめたらあっという間に治ってしまったという経験があります。また水虫薬でかぶれる人も2~3%くらいいる感じですので、足の指の間がかゆくて水虫薬を塗っていてどんどん赤くなったり、ガサガサしてきたら塗るのをすぐやめて皮膚科を受診してください。

2022年6月 8日 (水)

腕に見られる接触皮膚炎の原因

皆さん、こんにちは。カープは予想通り、交流戦はズタボロです。なんでこんなに弱いのか、と思うほどです。打てないし、打っても全く点に結び付きません。勝つときは1-0とか、相手が四球、死球を出しまくって自滅してくれたときとかだけです。ピッチャーは少ない失点で頑張っていますが、打線がカスですね。パリーグの投手の多くはコントロールがいいとは決して思いません。思い切って真ん中に投げてパワーで抑えている感じです。それなのにど真ん中でもバッターが振らないから当たるわけがないです。振らないと始まらないのに・・・。投手を見殺しにしないようにはしてほしいものです。今日も遠藤投手、その後の投手も頑張って抑えていました。一方打線が打たないので、勝ち目がないですね。今日も0-1で負けか。ほんと残念です。

腕に見られるかぶれの原因としては、

・手袋でカバーできない部分についた物質(洗剤、油、有機溶剤など)

・ブレスレット

・湿布薬

・抗菌デスクマット

などが挙げられます。手袋でカバーできないものが付く、というのはわかりやすいですね。その他、手袋の手を入れるところの内側がざらざらしていて、それによって炎症が起こる場合もあります。湿布薬もわかりやすいですが、一つだけ特徴的なものとしては、ケトプロフェンテープがあります。これは貼っただけではかぶれを起こさないのですが、はがした後、2か月以内に紫外線を浴びた時に、貼ったところに赤み、盛り上がり、かゆみが生じるという特徴があります。この成分は痛み止めとして大変よいもので、とても売れています。ただ、ケトプロフェンが体質に合わない人が少数ですが、存在しています。ケトプロフェンは皮膚に貼って、はがした後も2か月くらい皮膚の中にずっととどまっているので、そこに紫外線が当たると、体質によってかぶれるというのが、この反応の仕組みです。長期間皮膚の中に残っているというのがミソです。気を付けてください。

抗菌デスクマットも重要なかぶれの原因の一つです。腕をマットにくっつけるので、腕の内側にかぶれがでます。腕の内側は基本的にはそんなに物が当たるところではないので、ここにかぶれのサインがでたら、腕が机についていないか、私は聞くようにしています。

2022年6月 2日 (木)

体幹部に見られる接触皮膚炎の原因

体幹部は広いのでかぶれを生じる原因は多数あります。

・下着

・ゴム

・ベルトのバックル

・洗濯洗剤、柔軟剤

・塗り薬

・消毒薬

・痛み止めのシップ

・冷却ゲル寝具

・入浴剤

・石鹸、シャンプー

などなど。

へその周りに500円玉くらいの、丸い、ガサガサした赤い病変が出たら、まずはベルトのバックにによるかぶれを考えます。その他、ブラジャーのホックやひもの調節用の金属でのかぶれも少なくありません。見落としやすいのは、石鹸、洗剤、柔軟剤などでしょうか。体を洗う石鹸ですが、一度使って真っ赤になればすぐわかりますが、ごく軽いかぶれのときは、数回使っても悪くならず、ちょっと悪くなった時にお薬をもらって塗るとすぐよくなるので、かぶれの原因とは気づきにくいです。その後薬を塗るのをやめるとまたかゆくなってきますので、慢性の湿疹性の病変、すなわちアトピーを心配する方も出てきます。私の経験では、乳幼児の肌荒れの3割くらいは石鹸のかぶれと感じています。そういう患者さんの多くは、上述したように、薬を塗ったら治るけど、やめるとすぐガサガサして掻き始めます、と言って来院されます。そして「1週間ほど石鹸をやめてみて」、というと次回来られた時に、「つるつるになりました」と言われるのが典型的な経過です。