2022年11月24日 (木)

日本歴史的勝利!!

皆さん、こんにちは。23日のワールドカップドイツ戦、すごかったですね。下馬評では圧倒的不利であった日本代表ですが、前半にPKで相手に先制されました。過去のワールドカップの9試合で日本は、先制されると2分け7敗と一度も勝ったことがありません。しかも今回は優勝候補の一角であるドイツが相手でしたので、統計的には「終わった」というところでした。しかし、22日にはサウジアラビアが前半に1点先制されたアルゼンチンを、後半に2点入れて逆転勝利、歴史的勝利をあげていましたので、同じこととが起こるかもとはちょっとは思っていました。

森保監督は、0-1で後半になることも想定の一つだったようで、後半になると4バックを5バックに変更し、イギリスのプレミアリーグにいる三笘選手、冨安選手、そしてドイツのブンデスリーガでプレイしている堂安選手、浅野選手などをどんどん投入し、攻撃のリズムを作りました。すると後半30分、三笘選手が左サイドをロングドリブルで突破、中に切り込んだ後、縦にパスを出し、MF南野選手がが中央に折り返しました。ドイツの守護神ノイアー選手がパンチングではじいたところに、走り込んでいたMF堂安選手が見事に左足で押し込み、1-1と同点に追いつきました。そして圧巻は後半38分、自陣でのリスタートから板倉選手が縦にロングパス。裏へ動き出した浅野選手が見事にトラップし、シュロッターベック選手と競りながらペナルティーエリア内の右に持ち運ぶと、ラインギリギリの全く角度のない位置から右足でシュートを放ちました。GKノイアー選手の顔の上を通るような浮き球のシュートはゴールの上に突き刺さり、大逆転。

本当に興奮しました。世界でも大ニュースだったみたいですね。それでも選手たちはみんな冷静でした。次の相手はコスタリカですが、この試合で酒井選手や冨安選手が負傷?体調を崩したみたいです。早く回復して次の試合でも元気な姿を見せて欲しいです。

がんばれ日本!!

2022年11月20日 (日)

セラミドについて

皆さん、こんにちは。今日はとても暖かい日でしたね。今日は午前中、ひふの日皮膚科相談会が千田町の広島市総合健康センターで開催されていました。広島市とその近郊の総合病院の先生方が、皮膚病について相談に乗ってくれるというイベントでした。例年5~60人くらいが来場して下さっていましたが、過去2年はコロナ禍で中止となり、今年は3年ぶりの開催でした。コロナ8波ということもあり、久しぶりでしたので、数十人くらいだったらせっかく来て下さった先生方に申し訳ないなと、少し心配していたところ、なんと100人以上の方が来場されました。相談に乗って下さった先生方は大変だったと思いましたが、多くの方々に少しでも役に立つ情報をお伝えできたのであれば開催した側としてはとてもうれしいことでした。

セラミドについてもう少し説明しますと、

a)ヒト細胞間脂質と同じタイプのもの

b)構造が類似する疑似セラミド

c)植物由来のグルコシルセラミド

などがあります。

a)については、前回説明しましたので、今回はb)について説明したいと思います。

擬似セラミドは、セラミドの構造に似せて作られた成分で「合成セラミド」とも呼ばれ、花王などが製造し、キュレルなどに配合されています。

主な擬似セラミド

ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド

セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド

ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)

長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド  など

これらは化学合成が出来、安価ですので、いろんな化粧品に含まれています。ただ、人型に比べると保湿能力が落ちるので、濃度を上げる必要があります。それでも、入っていると保湿作用が期待できますので、乾燥肌の方は「セラミド〇〇」と記載のある物は人型であるため、とてもよいですし、上記、4つくらいの疑似セラミドが記載されている物も悪くないと思います。

c)植物由来セラミド

植物由来のセラミドの原料は、コンニャクやコメ、コーン、大豆など多くの植物から得られています。これらはすべて、グルコシルセラミド(糖セラミド)という成分であり、人の肌のセラミドとは構造が大きく異なります。ただ、それを改良して、人型に近いような構造にしたり、保湿能力を高めたりしている成分も出てきています。

2022年11月14日 (月)

乾燥肌の気になる季節になりました。

皆さん、こんにちは。今日は久しぶりに雨が降りました。まともに雨が降ったのは、いつだったか調べてみますと、10月17日の午後だったみたいで、かれこれ1か月近く雨が降らなかったことになります。肌が最近乾燥してきているのを実感していましたが、どうやらその理由は単に年齢だけではなかったようですね。自宅には湿度を表示する時計が5つありますが、今日、湿度60%を久しぶりに見ました。ただ、明日からまた晴れ~曇りが1週間くらい続きますので、暖房を入れる方は乾燥には要注意です。ぜひ加湿器も一緒に使用してください。

乾燥肌になると、皮膚が痛んでひりひりしたり、しわが増えたりしますので、そういう状態は避けたいものです。そうなると「保湿」が大切になりますが、クリニックで保湿剤として処方できるものはあまり種類がありません。有名なところでは①ヘパリン類似物質(ヒルドイドなど)、②尿素、③ワセリン(当院では純度が高く、目に入れてもいいプロペト🄬を処方するようにしています)、④オリーブ油くらいでしょうか。①のヘパリン類似物質が最強と思っておられる方も多いようですが、もっと保湿力の高いものは市販品の中にたくさんあります。以前保湿剤の説明をしましたが(2022年7月1114、18日)そこにも書いてありますように、本当にいろんな種類の保湿成分があります。その中で最強と言われているものは、角質細胞間脂質に含まれる「セラミド」です。これは油を含んでいるので、エモリエントに分類される場合と、水分を保持するのでヒューメクタントに分類される場合がありますが、いずれにしても、水分を挟み込み、逃げられなくすることで保湿作用を発揮します。

セラミドには

a)ヒト細胞間脂質と同じタイプのもの

b)構造が類似する疑似セラミド

c)植物由来のグルコシルセラミド

等がありますが、やはりおすすめは、a)の人型セラミドです。そしてここに分類されるものだけが、化粧品成分表示に、「セラミド」と書いていいという決まりになっています。この中にもいろんな種類があり、セラミド1~12までありますが、その中でも1~7までが化粧品に含まれているようです。

セラミド1(またはセラミドEOS、セラミドEOP)…セラミド同士をつなぎ留め、バリア機能を高める
セラミド2(またはセラミドNS、セラミドNG)…水分を保持する機能が高い
セラミド3(またはセラミドNP)…水分を保持する機能に加えて、シワを軽減する働きも
セラミド4(またはセラミドEOH)…角質をバリアする脂質の層を作り、保持する
セラミド5(またはセラミドAG)…角質をバリアする脂質の層を作り、保持する
セラミド6(またはセラミドAP)…水分を保持する機能に加え、シワの軽減、ターンオーバーを促進する機能
セラミド7(またはセラミドAH)…細胞の増殖や分化をコントロール、抗菌作用により常在菌のバランス調整機能

次回はセラミドについてもう少し説明をしていきたいと思います。

2022年11月13日 (日)

ご無沙汰しています。

皆さん、こんにちは。久しぶりのひとりごとです。実は、来月上旬にウエブでの講演を頼まれ、その準備でスライドづくりを行っていたので、時間が取れませんでした。私は開業して16年になりますが、総合病院の部長や、大学病院に勤務している著名な医師ならいざ知らず、普通の開業医ですと、よっぽど普段から「講演をしたい」という高いモチベーション、意識がないと、講演会で話す側に回ることはありません。今回は、いつも大変お世話になっている先輩に講演を頼まれたので、講演を引き受けたというのが真相です。その資料作りもほぼ終了したので、今回ブログへの書き込みがようやくできるようになりました。

この間、いろんなことがありました。一番はやはりコロナ第8波でしょうか。10月中旬を最低値として、以後広島県での感染者数は右肩上がりになっています。一時は福岡県を抜いていたこともありましたし、広島県を除く中四国8県の合計感染者数より、広島県一県の感染者数の方が多い日もありました。皆さん、ワクチン接種はどうしておられますか。私は最初に3回は打っていましたが、その後自分がコロナに感染してしまいましたので、しばらくワクチン接種は見送っていました。しかし徐々に感染者数が増えてきましたので、11月の初旬に新型コロナ対応のワクチンを済ませました。元々副反応は少ない方でしたが、今回は最もらくちんでした。ワクチン接種部位の筋肉痛が5日くらいありましたが、それだけでした。若い子で今までは39度とかが2日くらい出ていた子も、37度台1日で済んだ、と言っていましたので、オミクロン対応のワクチン(私もその子もファイザー社製でしたが)はそんなにしんどいものではないと思います(もちろん人によって違いはあるのですけど)。

これ以上感染者数が増えると、都道府県から対策強化宣言が出される感じになりそうですが、もし本当にそれを出す状況なら、外国人の受け入れを拒否するとか、go toトラベル、go to イートを中止するとかしてもらわないと、旅行に行け、食事をしろと言っているのか、やめろと言っているのかわからなくなりますよね。外国人は自由に入れ、行動OK、日本人は自粛しろ、では何のことやらわかりません。ただ、何でも対応が遅く、行動に一貫性が見えない今の内閣では、何を言い出すかわかりませんので、注意深く見守っていく必要がありそうです。

スポーツ界では、カープは新井監督になりましたが、いろんなテレビ解説などでお見掛けしますので、なかなか広島で選手と交流できていない感じです。ただ、新井監督と気心の知れたスタッフをたくさん入れたみたいですので、彼らがいろいろやってくれるのでしょう。3塁4番に入れそうな新外国人も獲得できたみたいですし、坂倉選手は捕手専念となるみたいですし、野間、西川両選手はFA宣言せずに広島に残ってくれましたし、と来年も楽しみが多いなと思います。

サッカーでは、サンフレッチェは本当に頑張りました。J1は3位になりましたし、ルヴァン杯は優勝、天皇杯は準優勝といずれも3位以内と過去初めての業績をあげ、すべてで賞金をゲットしました。今回のワールドカップではサンフレッチェからは誰も選ばれませんでしたが、それでもこの成績が取れたというのは、やはりチームワークがとても大切ということの証明になりました。今シーズンはドイツ人であるスキッベ監督が遅れて参加されたのですが、本当に人の心をつかむのが上手な方のようです。ミスがあっても選手は責めず、いいところを伸ばしていくというスタイルで、選手のモチベーションを維持してこの成績に繋げました。こんなに素晴らしい成績を残すと、お金持ちの他のチーム、他の国に引き抜かれることが多いので、来年は契約できましたが、それ以後が心配です。

バスケのドラゴンフライズも好調です。初戦の横浜ビー・コルセアーズを負けて今年はどうなるのかと思っていましたが、2戦目は勝ってお返し、3試合目の川崎ブレイブサンダース戦では、途中はだいぶリードしていたのに追いつかれ、何とか1点差で逃げ切り勝利、次の試合は負けで2勝2敗でスタートしましたが、その後は破竹の5連勝!滋賀レイクスとは途中は14点差で負けていたのを追いつき、最後に逆転を許すもまた点を取り返し、2点差で勝利。圧巻は去年1勝3敗と負け越し、去年の西地区ぶっちぎり優勝の沖縄ゴールデンキングスに勝ったことでしょう。そして現在7勝2敗でなんと西地区首位です。まだ長いシーズンが残っていますが、昨年よりいい成績を残してほしいなと思っています。

バレーのJTサンダーズも頑張っています。現在は5勝2敗で同率ながら3位につけています。下位のチームには3-0で4つも勝って体力を温存、上位の堺ブレイザーズには1勝1敗です。昨日(11月12日)のサントリー戦は0-3で負けてしまいましたが、今日(11月13日)はサントリーに仕返しができるでしょうか。

2022年10月22日 (土)

サンフレッチェJリーグYBCルヴァンカップ初優勝!

皆さん、こんにちは。今日は蒸し暑い日ですね。帰宅時でも24度くらいありました。朝晩の冷え込みが見られる日もあるし、今日のように暖かな日もあるし、本当に体調を整えるのが難しいです。重ね着を基本として、気温の変化に対応できるようにしてください。

さて、今日は本当にうれしいニュースが飛び込んできました。そうです、サンフレッチェがルヴァンカップ初優勝です。Jリーグでは2012,13,15年と総合優勝3回の実績のあるチームなのに、このルヴァンカップの決勝に2010年、2014年の2度出場していますが、いずれも敗退。天皇杯に至っては、過去に5回決勝に出てすべて負けています。この計7回いずれも無得点でしたので、まあ負けるしかないのですが・・・。それで先週の天皇杯では、相手はJ2の下位チームの甲府でしたので、圧倒的に有利なはずが、先制されてしまいました。それでも自力に勝るサンフレは追いつき、逆転のチャンスのPKを得たのに、それを決めきれず、結局PK戦の末負けてしまいました。これで6回目の決勝敗退です。それを聞いたときには本当にショックでした。ただ、唯一よかった点は、今回は過去と違って1点とったことでしょうか。

そして今日となります。相手は昨年もルヴァンカップ決勝に進んで負けてしまったセレッソ大阪、J1リーグ戦ではサンフレに次いで4位と強豪です。今年のセレッソとの3試合はいずれもサンフレが勝っているとはいえ、強い相手には間違いありません。試合の経過ですが、前半は0-0で折り返しましたが、後半8分、佐々木翔選手が不用意なバックパスを行ったところ、相手フォワードの加藤 陸次樹選手にパスカットされ、そのままゴールを喫してしまいました。なんたる油断か気の緩みか、佐々木選手はキャプテンとは思えないつまらんミスでした。このシュートを決めた加藤選手、かつてサンフレユースに所属していましたので、なんだか複雑な気持ちでした(その後、加藤選手は足を痛めて清武選手と交代してしまいました。たいした怪我でないことを祈ります)。サンフレも後半18分に松本選手に変えて、8月に広島に加入したキプロス出身、キプロス代表経験のあるピエロス・ソティリウ選手が入りました(彼はブルガリアの1部リーグのルドゴレツでプレーしており今年の契約がまだ残っていたようですが、移籍金200万ユーロ(約2億7000万円)を払っての完全移籍、ならびに3年総額270万ユーロ(約3億7000万円)の長期契約を結んだと報じられている、肝いりの外国人選手です)。そして試合が動いたのは後半32分でした。セレッソのマテイヨニッチとサンフレのNベンカリファが競り合った際に、マテイヨニッチ選手の手がNベンカリファ選手の顔に当たってしまい、このプレーに対してVARが入り、なんと一発退場となってしまいました。ビデオで見たら、確かに手が顔に当たっていますが、故意ではなかったようにも見えました。そこから一人少ないセレッソにサンフレが襲いかかります。それでもしたたかなセレッソはボールをゆっくり回したり、守備を固めたりして、サンフレにチャンスを作らせません。そして後半45分終わったところで出されたアディショナルタイムはなんと9分と結構長くありました。VARや倒れた選手の看病などがありなど、結構時間をロスをしたからなのですが、この9分がサンフレにとっては本日の大切なカギでありました。45分に塩谷選手を柴崎選手に交代、野上選手を茶島選手に交代と、元気印を2名同時にかえました。そしてアディショナルタイム3分、コーナーキックからのヘディングがC大阪の鳥海選手の腕にあたりハンドの判定で、PKを獲得しました。そしてそれをきちっと決めたのが、前述のソティリウ選手でした。右端に低い弾道で確実にゴールをきめ、1-1に戻しました。天皇杯でのPKの失敗がありましたので、心配された方も多かったのではないかと思いますが、さすがキプレス代表経験者、外しませんね。その後は人数が多い上に追いついたサンフレのほうがイケイケとなり、攻めまくります。そしてついに運命の時がやってきました。アディショナルタイム11分、満田選手がコーナーキックで鋭いクロスを入れると、荒木選手の後ろに入り込んだソティリウ選手がゴール前で右足でボールときちんと捉えてゴール左側にシュートを決め、ついに逆転に成功しました。その後、2分が経過し遂に終了の笛が鳴ったのでした。

長年の夢が叶えられて本当によかったです。ガッツポーズがでまくりでした。残りのJ1も2試合があるのかな、すべて勝って、花を添えて欲しいと思います。

その陰で悲しい出来事がありました。過去にサンフレで選手として活躍して日本代表にも選ばれたことがある、現J3宮崎のFW工藤壮人が水頭症で32歳の若さでお亡くなりになりました。DFの塩谷選手、荒木選手、MFの野津田選手、キーパーの大迫選手は一緒にプレーしたことがあったようで、今回の優勝は彼へのはなむけとも言っていました。工藤選手、安らかにお休みください。

2022年10月17日 (月)

サンフレッチェ残念!

皆さん、こんにちは。日中はまだ暑い日も続いていますが、朝夕は結構涼しくなってきました。県北では最低気温が1桁になっているところも増えてきています。朝夕が寒く、日中が暑い(暖かい)日は体調を崩しやすいので、睡眠、栄養と感染予防には気をつけてお過ごしください。

10月16日、サンフレッチェは天皇杯決勝に進みました。相手はJ2でも下位に低迷している18位のバンフォーレ甲府でした。J2で7連敗中なのに、天皇杯ではJ1の4チーム撃破して決勝にきていました。サンフレ選手の中には、柏選手、佐々木選手と甲府出身の選手もおり、凱旋試合となりました。普通は広島が圧倒的に優位でしょうが、勝負は水物とよく言います。J2といってもプロのチームです。違いは、選手層の厚さと90分を戦い抜く体力です。ですからお互い前半は元気ですので、互角に戦えますがサンフレの動きが悪い。そして前半26分、ショートコーナーからシュートを決められてしまいます。その後も0-1のまま、相手を攻めあぐねて時間が過ぎていきました。しかし、後半まで体力のあるJ1サンフレが後半39分、ついに追いつきます。天皇杯決勝進出立役者の川村選手が、相手の股下を通したエゼキエウ選手からのパスを角度のあまりないところから一閃、豪快に蹴り込みました。その後の延長戦では、相手に一本のシュートも打たせなかったものの、サンフレのほうもシュートがバーに当たったり、相手のハンドで得られたPKを入れられなかったりして、ついにPK戦へ。4人目のキッカーは先ほどの川村選手でしたが、彼のシュートが相手GKにはじかれてしまいました。一方、甲府は全員がPKを決めて4-5でサンフレは負けてしまい、天皇杯6連敗でシルバーコレクターの名前がますますとどろく結果となってしまいました。まさか負けるとは思っていなかったので、本当にショックでした。

残るルバンカップでも決勝に来ています。今度こそ優勝してほしいです。頑張れサンフレッチェ。

2022年10月10日 (月)

新井さん、監督就任

皆さん、こんにちは。朝夕が寒くなりました。今まで半袖を着ていたのに、セーターや上着が必要なほどです。こんな時は体調を崩しやすくなりますので、注意して下さい。近年、春秋が短くなり、「四季」というより「二季」という感じになっています。汗をかいて痒くなるアトピー性皮膚炎を持っているなど人は、重ね着をすることで暑くなったら脱ぐ、寒くなったら着るという感じで、体温の調節を上手にして下さい。

コロナウイルスは、全国的に減ってきています。一時1日で20万人以上が感染していましたが、今は13000人とピーク時の10分の1以下になっています。広島県においても一時8000人を超えた日もありましたが、現在は3桁になっています。このまま0にはなかなかならないと思いますが、急激に増えることのないよう対策をしていく必要があります。我々一人一人は、ワクチン接種、人混みでのマスクの着用、手洗いの励行をしっかりするしかないと思います。

カープは今年は結局5位で終わりました。最後の最後、連勝をしていれば3位に滑り込むことも出来ましたが、残念なことに、先発投手が早々と打ち込まれて失点したり、先手をとっても中継ぎ投手が失点したりと流れが悪かったです。佐々岡監督も頑張っておられたと思いますが、疑問を感じるような采配もあったり、チャンスを生かし切れなかったりと勝ち抜くような雰囲気に欠けていたように思います。そんな中で、次期監督が新井さんに決まったという報道がありました。阪神へFAで移籍した後、また戻ってきて、3連覇への布石を作ってくれました。その頃はカープは選手全体が家族みたいな雰囲気になっていましたので、来年もそうなってペナントレースを勝ち抜いていってほしいと思います。

サッカーの方は、サンフレがJ1は優勝は逃しましたが、未だ3位で頑張っています。さらに今までタイトルをとったことのない、ルヴァンカップと天皇杯はいずれも決勝に進みました。スキッペ監督は選手の実力を上手に出させることが出来る監督のようです。勝てば自信もつきますし、今はすごくうまくいっています。今シーズン大きなてこ入れが出来ていないサンフレがこれだけ勝ってきているのは、やはり監督の采配によるものだと思います。このまま突っ走って出来れば両方タイトルをとってほしいですが、少なくとも1つは優勝してほしいと願っています。サンフレの歴史に新たな一ページを書き加えてほしいです。

2022年10月 6日 (木)

両性界面活性剤について

皆さん、こんにちは。10月に入ってもしばらく暑かったですが、今日から涼しくなってきました。特に朝夕が急に涼しくというか、寒くなってきました。ただ、日中はまだ結構暑いので、着る服が困りますね。気温の変化が激しいときは、脱ぎ着が出来る服だと調節がしやすいので、適しているかなと思います。

今回は両性界面活性剤です。両性というのは、親水基の所がプラスにもマイナスにもチャージしうる性格を持っている界面活性剤ということですが、一般的には酸性溶液中で陽イオン界面活性剤として働き、アルカリ溶液中で陰イオン界面活性剤として働くもののことをいいます。中性溶液中では両性界面活性剤の性質を示しますが、化粧品成分としては、以下の表のようにまとめられています。

 
分類 分類(詳細) 化粧品成分名称
アミノ酸型 グリシン型 ココアンホ酢酸ナトリウム
ラウロアンホ酢酸ナトリウム
ベタイン型 アミノ酢酸ベタイン型 コカミドプロピルベタイン かぶれに注意
ラウラミドプロピルベタイン かぶれに注意
ラウリルベタイン
ココベタイン
スルホベタイン型 ラウリルヒドロキシスルタイン
ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン
天然系 レシチン レシチン
リゾレシチン
水添レシチン

作用としては、

陰イオン界面活性剤の洗浄力を増やす、泡立て力を高める、粘り気を増す、刺激を減らす

陽イオン界面活性剤または非イオン界面活性剤を溶けやすくする

など、基本的に主剤として使用されることはほとんどなく、陰イオン界面活性剤の機能向上や他の界面活性剤との相乗効果を目的とする補助剤としてよく用いられています。

**最近の話題として、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインのかぶれが増えているとのこと。コカミドプロピルベタインは、ヤシの油から得られる脂肪酸のうち複数種類(カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸など)の違ったものが混ざった状態で含まれているので、単一の物質ではありません。そのうち、ラウリン酸のものをラウラミドプロピルベタインと言います。配合量としてはこれが一番多いとは言われています。

2022年9月25日 (日)

ノンシリコンシャンプーについて-2-

皆さん、こんにちは。今回はシリコンについてです。シリコンってよく耳に入る言葉ですが、実際何、と言われるとよくわかりません。そこで調べてみますと、なんとケイ素のことでした。ケイ素とは Si という化学記号で示される元素で、地球の主要な構成元素のひとつです。地球の地殻の質量の3/4が”酸素(約半分)とケイ素(約1/4)”で占められているといわれており、本当に多く存在している物質です。普段は酸素とくっついて安定した二酸化ケイ素(SiO2)という形で多数存在していますが、そこからいろんな反応をさせて酸素を除去し、Si単体を生成していくようです。その純度にもランクがあり、スマホなどに使用される半導体にもシリコンは使用されていますし、最終的には太陽電池グレード(SOG)シリコンにまで生成すると、かなりの高純度になり、現在は最高99.9999999999999 %までの高純度化が可能になっているとのこと(以上、ウィキペディアからです)。

さて、それではシャンプーなどに入っているシリコンと、このシリコンSiはどう違うかということですが、シャンプーなどに入っているものは、実はシリコンではなくシリコーンと「-」と伸ばす音が入っているのが正式なようです。「シリコーン」は純粋な「シリコン」に有機物を結合させたもののことをいいます。「シリコーン」は、優れた耐熱性、耐薬品性、低い毒性などの日常に役に立つ性質を示すので、油状のものはワックス、熱媒体、消泡剤などに用いられますし、三次元シリコーンはゴムのような弾力を持っているので、ゴム状のものはホースやチューブ、樹脂状のものは塗料や絶縁材、接着剤など各種の用途に利用されています。柔らかく落としても割れないので、シリコン製の食器、ボウル、まな板などもありますよね。

堅いものとしては、ケイ素の酸化物(シリカ)を原料としてガラスがあります。そうです、窓などで使われるものです。さらに、それらを繊維状にしたグラスウールは断熱材や吸音材としても用いられています。また、乾燥剤として有名なシリカゲルもシリコンの仲間です。

ほかには「石綿」として有名な「アスベスト」があります。これは、繊維状のケイ酸塩鉱物であり、耐薬品性や耐火性から以前は建材などに広く用いられていましたが、肺に発生するガンの一つのである中皮腫の原因として問題になったため、使用量は激減し、現在は新規での製造は不可となっているようです。ただ、以前の建築物の中にアスベストは未だ多く残っており、その撤去が問題になっています。

面白いものとしては、シリコンをもとに作られるシリコーンの一種であるジメチコン(ジメチルポリシロキサン)は、おなかにたまったガスの泡表面を不安定化させることによって泡をぷちぷちと消していく作用をもっています。その性質を利用して、人の腸の中に溜まったガスを処理する薬として、「ガスコン」という名前で使用されています。ちなみにこの薬剤は口から飲んでも体内には吸収されないとされています。

2022年9月21日 (水)

カープ頑張った!

皆さん、こんにちは。台風14号は過去に類を見ないほどの大型で強いと言われていましたが、九州を縦断しているうちに少しずつ小さくなり、広島ではそこまで大きな被害は出なかったようで、本当によかったです。川内に在住の患者さんからの情報では太田川ではかなり水位が上がっていたが、土手を乗り越えるまでには少しは余裕が残っていたようでした。ただ、まだ台風が来てもおかしくない時期がもう少し続きますので、いざというときの備えはしっかり行ってください。

昨日は、カープは残念でした。先制されるもすぐマクグルーブ選手の3ランで逆転してよしよしと思っていたのですが、その後のチャンスが生かせず、追加点が取れない中、1点ずつ追いつかれ、延長に入って回またぎの栗林投手が打たれ、逆転負け、本当に堪えました。今日も初回1アウト1塁2塁で点が入らず、1回裏には森下投手が2アウトから3つの四球のあと佐藤選手に2点タイムリーヒットを打たれてしまいました。しかし、2回表には、坂倉、小園選手の2つのホームランで3点、その後2つの四球とヒットで満塁とし、昨日3ランを打ったマクブルーム選手が外野フライで4点を取り、一気に逆転です。しかしそこからがいけません。昨日と全く同じ展開で、チャンスは作るのに無得点を続けているうちに1点、また1点ととられ、4-4の同点でまたまた延長に入りました。10回には松本投手が1アウトから2本のヒットを打たれ、1塁2塁で迎えたバッターが初回にタイムリーを打った佐藤選手、大ピ~ンチ。そこをなんとかしのいで迎えた、延長11回。ようやくカープ打線が目を覚まします。というか、押さえの岩貞投手の独り相撲でした。四球、送りバントを悪送球、また四球で1アウト満塁として、上本選手、菊池選手の連続レフト前ヒットに、西川選手のセンターオーバーの2塁打、さらにマクブルーム選手のセンター前ヒットで6点を取り、試合を決定づけました。こういう試合は、エラーか四球が勝敗を分けるのですが、今日は四球でした。森下投手も四球で崩れましたし、四球はヒットを打たれるよりこわいです。

今日は巨人が勝ったため、現在カープは4位です。3位巨人とは1ゲーム差、5位阪神とも1ゲーム差です。パリーグは首位争いで激烈ですが、セリーグは3位争いが本当に面白いです。残り試合もわずかです。悔いのないように戦ってほしいです。

にいみ皮ふ科アレルギー科