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2023年3月

2023年3月26日 (日)

紫外線に注意する季節になっています

皆さん、こんにちは。3月も下旬になりました。1月往ぬる2月逃げる3月去るとはよく言ったもので、令和5年になったかと思うと、もう3ヶ月がたとうとしています。今年も1/4が済んだことになります。この時期はいろんな行事などがあり、忙しくあっという間にすぎていくことのたとえだと思いますが、本当にその通りですね。そしてこの時期は、学生さんなどは、卒業、そして入学、あるいは新社会人として働き始める方も多いかと思います。心機一転、人生を楽しんで欲しいと思います。

さて、3月の春分を過ぎましたので、昼の時間の方が夜の時間より長くなりました。そういえば仕事が終わった後の外の暗さが減って、なんとなく明るい感じです。そうなってくると気になるのが紫外線です。現在の気温は20度いくかいかないか位ですので、暑いと言うことはありません。日によっては少し肌寒さを感じることもあります。しかし紫外線はちゃんと降り注いでいます。秋で言うと秋分の日がちょうど同じ条件となりますが、その頃は気温30度以上ですので、とても暑いです。従って、外出も短くするとか、傘を差すとか、日陰にいるとか気を遣っています。ところが今は気温が高くないものだから、長時間外にいてもつらくありませんね。また日傘を差している人もほとんどいません。日焼け止めを塗っていない人も多いようです。すると紫外線浴びまくり、となり、シミ、しわ、皮膚の老化が進んでしまいます。この時期は皆さんが一番油断される時期ですので(もっと言うと、2月から気をつけて頂いた方が本当はいいのですが)、日焼け止めは少なくともしっかり使用して頂きたいと思っています。特にシミ、しわを気にされる方は本当に気をつけてください。

日焼け止めは、1回に2度塗りが必要です。7~8mm大の球形に出した日焼け止め、あるいは1円玉の大きさに出した液状の日焼け止めを顔全体に塗ったら、同じ量を出し、もう一度塗ります。1度しか塗っていないと、実際のSPFの表示の1/3以下の効果しか期待できないと言われています。紫外線ではなく、可視光線にも弱い人は、日焼け止めが無効ですので、ファンデーションが大切になります。厚めに塗ることで、ある程度は可視光線がカットできますので、注意して塗ってください。

2023年3月23日 (木)

侍ジャパン、優勝おめでとう、そしてありがとう

皆さん、こんにちは。侍ジャパン、遂にやりました。2連覇を狙ったアメリカとの決勝での直接対決を制して、念願の世界一を獲得しました。僅差なら勝つチャンスがあると思っていましたが、今回は3-2での勝利でした。

2回、今回先発を任された今永投手が、ただいま絶好調のターナー選手にホームランを打たれて先制されましたが、昨日のさよなら2ベースを打った村”神”様が、その裏、初球をたたいてライトスタンド2階席に特大のホームランを放り込みました。打った直後から歩いていたという、完璧なホームランであっという間に同点となりました。その後も攻めて1アウト満塁になり、ヌートバー選手がボテボテの1塁ゴロを打ってその間に3塁から岡本選手がホームインしてあっという間に逆転です。そして4回、その岡本選手が、メキシコ戦ではレフトフライがギリギリの所をとられてしまいましたが、今回は十分な飛距離でレフトスタンドにホームランをうち、3-1とリードを広げました。その後はお互いにチャンスは作るものの、リリーフ投手の懸命な投球で追加点を許さず進みました。

日本は先発が今永投手でその後、戸郷投手→高橋宏斗投手→伊藤投手→大勢投手と世界一と称される豪華な継投で無失点でつないで8回からはダルビッシュ投手がリリーフとして登板しました。相手はMLBでダルビッシュ投手と対戦しているので、彼のには球には慣れているかも、と心配していましたが、不安が当たってしまいました。5番のシュワーバー選手に右中間にホームランを打たれて1点差となってしまいました。しかし、その後はなんとか抑えて、1点差で9回を迎えました。するとなんと大谷選手がクローザーとして登場するではないですか。ここまでDHで出場し、打って走って大活躍でしたが、疲れは大丈夫かなと多少心配になりました。ただ、大谷選手は28歳とまだ若いし、この戦いに向けて燃えたぎる魂が満ち満ちており、疲れなんて何のそのだったのでしょう。160kmを投げ込んでいきました。最初のバッターは四球で塁に出したものの、次の打者をゲッツーにうちとり、2アウトランナーなしでエンゼルスの同僚であり、アメリカのキャプテンでもあり、過去にメジャーリーグでMVPを3回も獲得したトラウト選手と対戦となりました。そしてフルカウントから伝家の宝刀のスライダーで三振に切って取りました。

本当にしびれる試合でした。その中で、世界一と称される相手に臆することなく自分たちの実力を出し切った選手たちは本当にすごいと思いました。お疲れ様、そしてありがとう、と伝えたいです。

来週から日本ではペナントレースが始まります。特にWBCに参加した選手たちは一回りも二回りも成長している可能性もあり、カープの相手になるので、その点は心配ですが、新井監督のもとで成長してきたカープの選手もきっとやってくれると思っています。

2023年3月22日 (水)

さあ決勝だ

皆さん、こんにちは。21日は朝からWBCの放映がありましたが、ご覧になられましたか。私は少し寝坊をしてしまって、おきてみたらなんと3-0で負けていました。先発の佐々木投手が、順調に投げていたのですが、1球だけスライダーが高めに入ってホームランにされてしまったのでした。しかし、日本は0点とはいえ、結構ランナーが出たりしていましたので、負けそう、とか言う感じは全くなく、一生懸命応援していました。すると、7回裏に2アウトからでしたが近藤選手のヒット、大谷選手の四球で1塁2塁のチャンスが訪れました。そして今大会ここまで打点王の吉田選手の打順でした。彼は本当に勝負強いので彼に回せばなんとかなるという感じで見ていたところ、初球はファール、その後チェンジアップを空振りしました。これはやばいか、と思いましたが、インコース高めから落ちるチェンジアップが来ました。それも頭にあったよとばかりに振り抜きました。沈む球ですので、すくい上げる感じで、しかも体勢を崩されていましたので、右手一本でポワンと上がっていきました。しかしこれが伸びる伸びる、そしてファールにならずになんと直接スタンドイン、すなわちホームランになっていました。応援団は大喜び、私たちもガッツポーズしまくりでした。

2番手の山本投手も立ち上がりはよかったのですが、途中で捕まり、3連打で1点を奪われ2人ランナーを残して交代となってしまいました。3番手は阪神の若手の湯浅投手でしたが、相手4番のテレス選手を三振にとり、やれやれと思っていたところ、5番のパレデス選手にレフト前にタイムリーを打たれてしまい、さらに1点を献上してしまうのでした。しかし、2塁から本塁を狙った選手を吉田選手の好返球でホームでタッチしてこの回1失点で済んだのも大きかったです。

8回裏は岡本選手がデッドボールで出塁し、山田選手のしぶとく三遊間を抜けるヒット、されに源田選手は3バントを決めて、1アウト2塁3塁で代打の山川選手。最低でも外野フライと思っていたら、きちんとレフトに犠牲フライを打ち上げ、日本に1点が入りました。

そして9回裏ですが、先頭大谷選手が初球から2塁打を打ち、ベース上でみんなを鼓舞しまくっていました。ついで前に3ランをうっている吉田選手でしたので、クローザーも警戒しすぎて四球を与えて1塁2塁の大チャンス。そこで今日も3三振の村上選手に打順が回ってきました。見逃し三振だけはすなよ、と思っていましたら、初球から振っていきました。そして運命の3球目、151kmのストレートを見事にはじき返し、センターオーバーのさよなら2塁打となったのでした。吉田選手の代走の周東選手は、俊足の大谷選手がホームに帰ったときに、すでの5m位後ろまで戻ってきて、相手の返球は全く間に合わず、悠々さよならのホームインをしました。劇的すぎて鳥肌ものでした。

22日はアメリカとの決勝戦です。とても強い相手ですが、ピッチャーが押え込めれば十分かつチャンスはあると思っています。頑張れ日本、頑張れ侍ジャパン!!

2023年3月12日 (日)

WBC順当がち

皆さん、こんにちは。ここ数日はぽかぽかというか、暑いほどの天気でした。今日は当番医でしたので、ずっとクリニックにいましたが、部屋の中は冷房をかけるほどの気温となっていました。私はずっと半袖の医療服でいましたが、全く寒くはなかったです。これでまだ3月上旬とはどうなっているのか。今後の暑さが心配になります。また、気温が上がるにつれて花粉飛散量も増えてきています。私は今年は目のかゆみがつらいです。鼻水は内服でまずまず抑えられていますが、目のかゆみがいけません。場合によってはステロイドの点眼も考えないといけないなと思っています。

今晩はWBCの最終戦、対オーストラリア戦でした。そこで遂に出ました、大谷選手の大ホームラン。打った瞬間にそれとわかる、飛距離も十分140mで自身の看板に直撃のすごいホームランでした。そのほか絶好調のヌートバー選手、近藤選手、吉田選手が大活躍。そんな中で、4番の村上選手の調子が上がってきません。一応今日はヒットを打ちましたが、私の目から見ると消極的に思われます。大谷選手も初対面のピッチャーはどんな球を投げるのかわからないので、球を見て選ぶというのではなく、来たストライクのボールを打つだけと言っていました。それくらいの思い切りが必要でしょう。

ピッチャーも圧巻でした。やるとは思っていましたが、さすが2連連続投手タイトルを総なめしただけのことはある山本由伸投手、危なげないピッチングで、1安打8奪三振の快投でした。リリーフ陣も危なげなく抑えて、最終回にホームランを打たれましたが、その1点で終了。今回の大会では日本の投手陣が世界一と言われているようですが、まさしくその通りだと思いました。後は油断しさえしなければ準決勝は堅いと思います。頑張れ日本!

2023年3月 9日 (木)

花粉症がつらい

皆さん、こんにちは。3月上旬に20数年ぶりの学会発表があり、その準備があったため、なかなかブログの方まで手が回りませんでした。発表はとりあえず無事に終わりましたが、スライドの操作など、以前とは違っておりまごまごしました。こんなところでも機器の進歩を感じました。

ここ数日、急に暖かくなり、春到来と思うほどです。まだ朝は寒いけれど日中はかなり暖かく、今日も上着1枚で過ごせそうな感じでした。それに伴って、花粉の量が急増しています。関東の方では昨年の10倍とか言われていますが、中国地方でも、3割増しとの報道もありました。中国地方は、杉より檜の植林が行われたので、檜の花粉が関東などよりも多いという特徴がありますが、それでも杉もそこそこありますので、油断は禁物です。私も花粉症があり、今日は特に目のかゆみがひどかったです。目のかゆみは内服薬は無効ですので、目薬で治療を行わないといけません。内服薬しかもっておられない方は、目薬も手に入れてください。当院でも目薬の処方量がとても多くなっています。

目薬には抗アレルギー薬とステロイドの大きく2種類(厳密にはまだもう少し種類がありますが)が使われています。前者のほうが目には安全性が高いですが、後者の方がよく効きます。ただ、使用により眼圧上昇といって目玉の中の圧が高まるという副作用があります。放置しておくと緑内障になり視神経が圧迫され失明につながることもありますので、強いステロイドを長期間使用する際には、眼科で眼圧測定をしながらの使用が大事です。また目薬をさすタイミングは、理想的にはコンタクトレンズを外しているときがよいのですが、最近はコンタクトレンズを入れたままでも使用可能な目薬もでていますので、欲しい方は医師に相談してみてください。その他、しみるタイプ、しみないタイプ、1日2回さすタイプ、4回さすタイプなどもありますので、併せて好みを伝えられるといいと思います。

すでにご存じの方もおられるかもしれませんが、花粉症には4つ症状があります。1)目のかゆみ、充血、涙 など目の症状、2)くしゃみ、鼻水、鼻づまり などの鼻の症状、ここまでが有名ですね。3)咳、呼吸困難 などの喉の症状、そして4)顔、首、頬、顎などが赤く痒くなる などの肌の症状 です。特に後の2つも馬鹿に出来ませんし、3)と同時に頭痛、発熱、倦怠感が出る人もいますので、花粉症も侮れません。花粉症持ちで、最近なんだか体調が悪いという方は、そのあたりも考えられて、その旨を医師に相談されてもいいかと思います。

あ~本当に目が痒い。今も目薬をさしながら書いています。やれやれ。明日からは、花粉様の眼鏡(縁に花粉が侵入しないように囲いがあるタイプ)で通勤しようと思います。鼻は内服で抑えられているのでいいのですが・・・。